高速大好き人間の一日。
今日は午後善通寺までコンサートに出かける。雨予報だったが、朝から好天気。ということは高速でルンルンと行こうと即決。これが大正解で、車窓から見える景色は最高の眺め。色とりどりの木々が山や丘を埋め尽くし、空の雲がとんがり山の帽子になっていて、被わず歌が口を突いて出る。こうして高速を使えば我が家からは30分ほどの場所で、それほど遠くもない。ホールは大正時代を思わせる瀟洒な作りで、以前ここで結婚式を挙げた人がいて、来賓で参加させて貰って以来。雰囲気のある素敵な建物だ。もう少し近いとなあ、と思いつつ。
W先生のご指導よろしきを得て出演者はレベルが高い人ばかり。元ちぇちのメンバーも複数いて、つい力が入る。中でも大分前から体調不良を訴えてSNSに書き込んでいたPちゃんが気がかりだった。でも、そんな心配を余所にしっかり歌ってくれてホッと一安心。長年大舞台で主役を張ってきた彼女だ。声も素晴らしいがその声の表現力が衰えてない。暗譜が間に合わず、楽譜をチラ見しつつそれを恥ずかしいという素振りが惜しかったが。見るときは堂々とみた方が良い。が、そこが彼女の優しさ繊細さでもある。
そして矢張りW先生の声は別格だった。先日のオペラでも円熟の声を披露されていたが、ホールの隅々に満ち満ちる声だった。はるばる行って良かった演奏会だった。
そして会場ではちぇちの舞台に上がって貰った人とか、懐かしい顔にも沢山お会いして、言葉を交わせたのも嬉しい事だった。音楽で繋がってる人達だ。特別感がある。
帰り道、偶然TVでは「光る君へ」の挿入曲のお披露目演奏会の模様が流れていて、主役も演出家も作曲家も出ていて、運転しながらで、途切れることもあったが道中も退屈しなかった。これはNHKプラスで見ようと思っている。やっぱり思った通り、今回の大河は何時もと断然違って、音楽が素晴らしいと思ってたが、同じように思う人が大勢居るらしかった。演出家が、「当て振り」はしない、という発言をしていたのもドラマを観ていて納得出来る。それでいて不自然で無いのが良い。
いや~音楽は良いなあ。
明日はわがお御足の病院だ。インフルエンザの予防接種もどっかでやるかなあ?夫のようにしても罹る人も居るからなあ。どうすんべ。
ついつい「フィガロに恋して」という映画を見てしまって、2時半だ。流石にもう寝よう。