運転免許。
本日は運転免許取得の為の認知症検査。最初に通った自動車教習所に出かけたが、昔教えて貰った教官は一覧には無かった。50年以上前の話だ無理も無い。当時との違いは教習用の車が多くなったのと、受付嬢が若い女性ばかりになっていたこと。電話応対も当時とは違う感じ。ただ、講習の担当教官がとっても愉快な人で助かった。真面目かと思えば冗談言ったり、大いに笑った。事実を言うだけでこんなに面白く言える人が居るんだ~と感心。受講者は高齢者ばかり。緊張をほぐそうとしてくれているんだろう。が、これも天分だ。誰もがこうとは限らない。このA氏がよく気が付く人でもあり、予想通り手がふるえて最初に名前を書くところから躓いている私に変わって、名前を書いてくれたり、後の設問に答えを書くのは別室で口答するのを控えてくれて、めでたく完了。正しく答えると凄い凄いを連発してくれて、何とも優しい対応。後の運転も彼の担当になってリラックス。やれやれ。一仕事終わった~。
行く前に友人が、「みっちゃんが認知症だったら誰もがそうよ。大丈夫だから。」と優しい言葉をかけてくれて意気揚々と出かけたもんだ。持つべきものは友だ。
しかし、講習は受ける方が良いと思ったなあ。特に法律の話しや、絶えず変化する社会情勢で法律も姿を変えていくという話しは納得出来た。夫にもさっき話したが、どうやら香川は特に一時停止の成績が悪いようだ。我が家の前でも学校が終わる頃よくパトカーに捕まっている。他人事では無い。高齢者が違反すると即免停になったりするらしい。くわばらくわばら。
A氏が力説していたのは、「高齢者に厳しくしても、実際車なしでは生活出来ませんよね。」という点。都会じゃ無いんだから。まったくその通り。体は弱っていく一方、特に足腰がダメで、荷物を持ってウロウロも出来ない。尚もA氏は言う。「無理矢理返納させても、逆に自信をなくして認知症が進み、自立から遠ざかるケースが多い。」
だよねえ。とはいえ、今後3年ごとのこのチェックにいつまで耐えられるか?これが出来なくなったら潮時ってことか。ふ~む。