雨にも負けず、今を楽しむ三婆。
オペラの次は小旅行、といっても隣の県にドライブしただけ。ただ目的は野外彫刻。運動するな~という覚悟で向かった。ところが、出発が予定よりも遅れて、高速にのったは良いがお昼時を過ぎている。「やっぱりこっちで食べて行こう。」となり、全員の意見が一致して引田の先のびんび屋へと車を回す。まあ確かにお魚好きでもなかなかここまでは足を伸ばせない。こういうついでの時が一番行きやすいわけだ。
1時半という時間なのに、結構な人。少し待って空いた席に陣取り早速定食。各人シェアしてそれほど魚好きでも無い自分も新鮮な厚切りの刺身やヒラメの唐揚げたこ酢など頂く。白味噌仕立てのお汁も出汁が良くきいて美味しい。タップリ頂いてそこからは下道を走りお目当ての徳島中央公園へ。
初めての公園だったが、玉藻城とか栗林公園の繊細さとは違う、ずしりと重厚感のある城跡。雨の後で、緑や木々たちがしっとりと美しい。大分最盛期を過ぎてはいたがバラ園があり、しばし写真を撮ったりして楽しむ。「あんた達ロマンチックねえ~、私はそんな時期を過ぎたバラには興味が無いから先に行くからね。」と最年長のYが言い捨てて姿が見えなくなった。ま、それぞれ気ままに散策したと言うことだが、驚いたのは、そのY女史が再び姿を現し、探したけど見る予定の彫刻が無いと戻ってきて、我々を案内して元来た道をお戻り遊ばすという元気。思ったより広い園内を彼女が通らなかった道を辿り、汗びっしょりになった頃漸く見つけた。彫刻はその作品以外も全てがシュールで、どうもピンとこない。お城の迫力の中、陳腐にさえ見えたが、あれが良い作品なんだろうねえ。リンダわかんな~い。今回は彫刻よりも、城跡に、特に石垣にとても惹かれた。こんな素敵な場所がこんな近くにあったとは!?
で、車に戻りお昼寝中のお嬢を起こし車を出す。但し、この日の運転はほぼアチクシ。岡山からずっと運転して帰ったお嬢を休ませるため。かなり岡山でのお仕事が大変だった上に、この三婆のお守りは過酷。但し、小さい頃から母親の友人と仲良くしてきた経緯があり、話題に入るのには全く抵抗がないばかりか、むしろ自分の未来に重ねてお勉強している感がある。抵抗はないようだ。美味しい物に有り付ければそれで満足度アップ。
てなわけで、高松まで無事帰還。丁度そのころ雨が降り出し、お嬢は一人帰宅し、こちらは最後に明日から旅行だという友人Kを送り届けて帰宅。すると、夫は留守。そうだった、今日は会議だと言ってたなあ、晩ご飯はご自分でなんとかしてちょ、と言い置いて出かけたなあと思い出す。で、お嬢に電話してみると案の定よれよれ。近くの居酒屋に誘ってみると即行くという返事。ところが行ってみるとこの日は本日休業。で、結局は焼き鳥屋さんへ。三人で入室したら既に満員状態の人気店。部屋が白い煙で一杯の中で、あれこれ食べて、美味しいんだけど沢山はねえ~と言いながら、全て控えめながら焼き鳥、野菜焼き、親子丼を網羅。こっちはこの時点でかなり疲労感が出てくる。で、二人を送って帰宅したら既に帰宅していた夫に流石にもう寝る宣言。お風呂は今朝になって入ったもんだ。
今日も仕事をして、プールがお休みで暇な夫が付いて来る買い物に出かけたりと一日多忙。ま、何とかなってるか?