べし、べし。
日本を代表するアングラ演劇つかこうへい作品を地方の劇団が取り上げてチャレンジしたものを、本日鑑賞。やはり予想通りあの人の作品は手強い。とにかく普通では無いあくの強い描き方は、普通の観客には難しい。以前同じ作者の、「蒲田行進曲」という映画を見たが、なぜそうなるの?的な場面が一杯あって、しかし見終わればなんとも摩訶不思議な感動が襲ってくる、というものだった。同じく赤テント?唐十郎の作品も通常とは全く違う演劇で、驚きの連続だったことを思うが、どちらも韓国出身であることを思えば、彼らは日本の社会で相当な葛藤を抱えて生きていただろうことは想像できる。そこから生まれた芸術には屈折したものを感じるのが当たり前。そこが魅力だろうが、本日の観客がどこまでついて行けてたのか、甚だ疑問。ま、こういうものにチャレンジすることで、何かが生まれるのかも知れない。一番は出演の役者達はどういう気持ちで取り組んだのかが知りたいと思った。この劇団はこちらでは長く続いている団体だが、ミュージカルにすることで、こういう難解な物もダンスで発散している部分があるのかも知れない。彼らは応援団も含め驚く程情熱的に演じている。このPASSIONに惹かれるフアンが多いのだろう。毎度の事ながら満席だ。
今日はアチコチでイベントが沢山あって、サンポート辺りは駐車場が満杯。これでアリーナが完成したら一体どんなことになるんだろう?間違ってもなんたらいう音楽フェスなんかには行かないが、心配になる。実はこうなることを予測して車は丸い亀さんに止めて、そこからタクシーで往復したのだが、帰りの運転手さんが言うことにゃ、「お客さん、そんなんゃったら初めからお家まで往復タクシーにしてくれたら良かったのに。運転手が喜びますよ。」そりゃそうでしょうが、本来車の移動になれてる我々に言われてもね~。と笑って流す。
で、手ぐすね引いて待っている夫とバタベタと作ったご飯を食べ、食後の癒やしは「光る君」。
明日は孫べえをバレーの試合に他校へ連れて行き、その後コンサートの打ち合わせにちょいと遠方まで。
毎日毎日、何かある。たっぷり寝て、明日に備えるべし。
べし。