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2024年4月13日 (土)

有り難い。まだ桜を楽しめる。

兼ねてから行く行くと空約束をいていたK画伯のアトリエにぽかぽか陽気に誘われて出かけてみた。外はクーラーが必要な程の気温。でおやつを買おうととあるケーキ屋さんに行く。お目当てのモノをゲットしてさあ帰ろうとしたとき車体に見覚えのあるロゴの入った車がやってくる。運転席から長身の男性が下りてきて、お互い顔を見合わせて「あっ」と声を上げる。彼は我が家のリフォームをやってくれた人で、この度転勤で外の町に行きますとわざわざ電話くれた人だった。しばし立ち話をして別れたが、ホント気持ちの良い人だった。彼がお休みの時店頭で名前を出すと、「ああ、彼は人間が良いんですよ。」とどんな人も好感を持って話してくれた。一セールスマンと客というだけの関係だが、我々夫婦も同じような感想を持っている。矢張り人間同士、物を介在しても最後は人間同士の心の交流だ。

本日アメリカから流れてきたニュースに多くの人が仰天したと思うが、あの大谷と通訳の関係は、少なくとも大谷を見る限り絶大な信頼関係にあったと見えた。それが、歴史に名が残るかも知れないほどの詐欺というか盗難事件になってしまったなんて、絶句する他ない。既に死語になっているだろうが、「袖擦れ合うも他生の縁。」と言うことがある。自分の人間関係は全てそれで成り立っている。ところがそれどころか親友関係にあったと思えるこの二人。ここまでの裏切りが存在するんだという、人間の怖さ。

目的地に着くまで桜並木に目を奪われながらも車中でこのことが去来し続けたのは、カーTVでもこれが取り上げられていたからでもあるが、流石にショックだった。

画伯ご夫妻は何時ものように明るく出迎えてくれて、久しぶりに楽しく歓談。約2時間のティータイムは濃い時間となった。画伯のパートナーJさんと話していると、話題が広く深くなる傾向があり、いつも感心してしまう。今日も年齢の話になって、お互い長い付き合いになるけど知らない間に年取ったわねえとなり、彼女曰く、「私ね、昨日までの自分の人生は今日のためのリハーサルだったと思ってるのよ。だって、毎日毎日新しいことばっかりだもの。」なるほど、これは行ける。確かに今日という日が一番新しい日だ。で、いくつか出た話題の中で、お互いに意見が一致したのは、次の天皇は愛子さんが相応しいというもの。どうやらアメリカ辺りでは男の子が生まれたことに陰謀説まで囁かれているらしい。流石にそれは信じたくないが、実際近頃の愛子さんは貫禄もあり、両親の美点を受け継いでドンドン成熟されているように見える。天皇制そのものに懐疑的な気持ちもあるが、継続するなら確かに愛子さんが適任の様な気がしている。

こうして尽きない話題に笑ったり憤慨したりしていて、ふと時計を見ると夫がプールから帰る時間になっている。それで慌てて腰を上げると、お二人が手を繋いでお見送りして下さる。桜の大木が門扉の側にあり、花びらがいっぱい降り注ぐ中、お二人が名残を惜しんでくれるのに手を振って再会を約し帰宅の途についた。が、もの凄い渋滞で、結局一駅だけど高速を使った。信号がないというだけでも随分時間が違う。

ま、こうして毎日毎日色々あって、飛ぶように月日が流れていく。

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