お金。
時間というものは否応なしに流れていく。ここで一服、とか無いもんねえ。こっちが休んでいるときもあれよあれよという間に先に進んで、いつの間に?と思うこともしばしば。特にTV番組なんかはそれを思い知らされる最たるもの。えっ?もう笑点?とか、もうチコちゃん?とか。とか。
離れている孫ももうすぐ成人式だって?信じられない。その意味では日々驚きがあり新鮮とも言える。が、何か大事なことを忘れてしまっているような、頼りない気分に襲われるのもしょっちゅう。こんな気分で暮らしていて良いのか?と不安になるくらいだ。
で、世の中はもちろん勝手に流れていて、日々おかしな事件も見聞きする。今日も頂きなんとかの女の子、と言っても25歳だそうだが、見た目まるで幼い、ただの小娘?にしか見えないのだが、大それたことをしでかして懲役9年の判決が下ったという。あの通訳Mと比較されて、刑が重すぎるという人もTVで喋っていたが、どうだろう?
シャンソンでは無いがシャンソンとして広まっている、「百万本のバラ」とう歌を思い出す。歌詞の内容はある貧しい絵描きが家も何もかも売ってそのお金で町中のバラを買い、好きになった女優のホテルの窓の下に全部並べて、彼女がそれを眺めるのを見て満足する。その後はうんと貧しい暮らしを送ったが、一生その想い出は消えなかった。というもの。これぞ究極の無償の愛。今回の頂ナンチャラという女の子に騙されて大金をつぎ込んだ男性も、こういうことだったかと思ってニュースを見た。まあ、常識ではあり得ない話しだが現実にこういう事件が起こることを考えると、あの歌詞はまんざら絵空事ではなかったのかも知れない。人の幸不幸は必ずしも金銭では計れない。世のなかにはずれた絵画に何億という大金をつぎ込む人も要る。
そういえば先日ある人と話していて、その人が友人にうん百万円を貸したが、一向に返してくれないと言い、この際もう返さなくても良いと言ったらしい。その使い道が回り回って世のため人のためになるという確信があったからで、自分はそのお金がなくても困らないし、生活に変化はない。それならと決めたんだという。聞いたときはなんと奇特なと感心した。こういう人がいるのは本当に救われる。世知辛い世の中で、なかなか無い話し。自分より大分お姉さんで、自由に生きている人ではあるが、ある意味羨ましい。無くても良いお金がある自体、ってことだ。は。
お金にまつわる話しも色々あるなあ。