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2024年4月19日 (金)

黄砂。ヒドイ。

ここ二三日黄砂が酷くて、外に洗濯物を干す気にならず、室内干し。室温は高く問題なく乾くのだが、キレイな空気に戻って欲しい。夫から花粉よりも黄砂の方が粒が小さいと聞き、二階のベランダで実験してみたら、本当に黄砂の粒は小さい。おかげで車も真っ白。山も朧で外出したくない。こんなこと言ってたら砂漠に住んでる人はどうなるの?と思うが、実際自分は無理だと思う。それだけ空気が良いところに住んでいるということだ。

恵まれた地域に住んでいるという認識はあったが、今日のニュースではこの近くにAIの大きな会社が出来るらしい。災害が比較的少ないという理由で選ばれたというから、個人的な感想ではなかったんだと改めて思う。有り難い事だ。

今日来店されたNさんは、いつも前向きな性格だが、ご主人の認知症からくる病魔と闘っていて、日々疲弊しているようだった。でも、お見送りの時、「ああ、今日はよく喋ったわー。ストレス解消出来たわ。又頑張るわ。」と言われたのは嬉しかった。基本的な美容という仕事以外にある意味こうした心の交流が大切だと長年思いつつやってきたことが間違いではなかったと思える瞬間だった。

今日は短歌の会誌が送られてきて、夕食後に読み始めた。編集委員のご苦労が偲ばれる誌面となっていて全体に充実している。一面の土屋文明を師と仰ぎ、その歌を長く解説してこられた人の最後の文章に感動した。十年もの長きにわたり文明氏の歌を書写し、その歌に向き合い寄り添い、文明その人を理解しようとする純粋な思い。余程尊敬する人で無ければこれほどのエネルギーを注ぐことは出来なかっただろう。正直苦手な文体の文明の短歌故に、斜め読みの事もままあったが、自分のような者にも唸るものがあった。ご苦労様と思う半面申し訳無い思いもある訳だ。もし文明が今四十代だったらどんな歌を詠まれるだろうと思う。時代のギャップは致し方無い面も多々あると思うからだ。

オペラもシャンソンも古い音楽だが、こちらはメロディが訴える力を持っているせいか現代人にも伝わる。

不思議なことだ。

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