考える葦。
月一回のミュージカル劇団のOB達の集まりが今日あって出かけた。昔舞台で切磋琢磨していた仲間達、懐かしいの一言。だが、今後何をどうするの話し合いとなり、なんとなくゆる~い集まりで進行しているこの会を、同窓会から少し進んだ集まりへと移行するかどうかがテーマとなった。
あのころはみんな若かったし、エネルギーもあったが、今はあるメンバーが言うように、「あとどれくらい活動出来るか?」を考える時期にさしかかっている。もちろん自分のことはその筆頭なのだが、「何かをやりたい」という気持ちだけは全員に残っている。この気持ちをどうするか?このままそこは見ないようにして、遊んで残りの人生をやり過ごすか?
日本のアチコチで高齢者の演劇集団が生まれている。世の中の高齢化がその主な原因だろうが、これは良いことではないだろうか?
ちぇちのメンバーで今度宝塚のOBを中心に繰り広げる舞台に参加する人がいて、厳しい訓練だが、とても楽しいらしい。本当に舞台というのは面白いもの。この味を一度知ったらなかなか捨てられないものだ。役者は三日やったら止められないとは昔から言われていること。その通りだ。
で、今朝はこの会の代表メンバーがわが夫の指導している朗読会で、発表してきたと言い、夜の食事時にそれがとても好評だったし、感動するほど上手だったと夫が言う。普通の朗読とはチト違うから、面白かったのだろうと思う。
「表現する」というのは、形はどうあれ、本当に面白いもの。
このグループが今年広島原爆手記朗読の会に参加することで話しが進んでいる。これはお嬢が引き継いだ活動だが、広く色んな人に関わって貰うことにも意義があることは間違いない。小さな試みも沢山集まれば大きな力となる。少なくとも考える葦でなくてはならないだろう。
無関心ではいられない世界情勢を前に、何か出来る人でありたいものだ。