濃い一日。無事終了。
今日は予想通り密度の濃い一日となった。
まずは昼前にドライブを兼ねて、お初の農家のレストランを訪ねてのランチ。大変辺鄙な場所で、行く前にお店から相当道順を説かれたおかげで迷子にはならなかったが、用心しすぎて早く着きすぎた。なので、場所が分かったからと今度はその奥の山道に入り、藤尾神社まで行き終わりかけてはいたが藤の花を愛でる。丁度雨が降ったりやんだりの状態で、緑の美しさに何度も感嘆の声を上げる。
ほどよく時間調整できて少し早めに店内に入る。なんせこのお店はいつも一杯で、奇跡的に予約が取れたわけで、駐車場は一杯だった。ここの売りは、そこで収穫した野菜を使い、ほぼ野菜中心のお料理。決して高くはなく、品数の多いお料理。今日は筍を使ったパエリアメインで、美味しかった。どれも丁寧に作られたお料理ばかり。
ゆったりとした空間で、女三人喋りに喋って楽しい時間を過ごす。
で、只では帰らない。行く道中に見た芝桜のキレイな所にも寄りたいというので、そこもチラリと寄ってみる。ただ、もう終わりかけていた。
で、Y女子を送り届ける道筋に、先日急逝した同窓生の展覧会場があり、そこへ寄ってみる。聞けば今日が最終日だったとか。彼女が呼んでくれたのかも。これまでアート刺繍をしているとは聞いていたが、結局機会が無くて初めて観た事になる。これが想像以上にダイナミックな力作で、素晴らしいの一言。お姉さんが画家で、矢張り同じ血が流れているのだろうと思った。そのお姉さんは丁度ニューヨークから帰国していて、ここでうん十年ぶりにお会いした。そして驚いたことに、旧知の女性作家Tさんも来ていて、お互い不思議な縁を話し合った。外にも知り合いがいて、高松は狭いねえとなる。
しばしアートの面白さに触れてから、Y女子を送り届け、そこから町中の本屋兼カフェで時間を潰そうとなった。二人とも本が好きで、こういうとき困らない。美味しい紅茶を飲みながら数十分過ごしていると、今宵のお芝居に同行予定のKさんから今どこ?と電話が入る。彼女は「おるね」のツタヤで時間を潰しているといい、じゃあいっそサンポートで一緒に待とうか?となる。お互い考えることは一緒だねえと似たもの同士で笑い合う。
今宵のお芝居は7000円という高額ながら満席で全くチケットが取れなかったが、地元出身の高畑淳子女史は娘の先輩にも当たり、売り出し前から良い席を貰っていたので、まるで貴賓席の様な席に座ることが出来た。知事も市長も来られていたが、お二人より良い席。だった。
アングラ一筋の渡辺えりと新劇の高畑淳子のナンとも奇妙なお芝居が情熱的に繰り広げられて、最初から大笑い。爆笑に次ぐ爆笑で最後はキッチリ人生とはなんぞや、と終われるところが凄い。ま、二人ともそういう年齢でそういう境地に入ってきたと言うことだろうが、、、。観劇が終わり、渡辺えりのCDを購入。サインして貰うために行列に並んだが、彼女は口がきけないくらい疲れ果てていた。なので、「お疲れ様でした。大変なお芝居できっとお疲れでしようねええ。私たちはとっても楽しみましたが。これからも頑張って面白い舞台を見せて下さいね。」とサインの間に声をかけると、一言も喋らないで、(喋れない?)で強い握手を求めてきた。一緒にいたK女子も一緒に握手。ホントに大変だ~。本音は休みたいところだろうが、諸事情もありそうはいかないんだろう。ちょっとお気の毒だった。
で、今度は昼とは違う三人で、クレメントの料理屋さんで軽く夕飯。ここでも相変わらず口角泡を飛ばす勢いの話題で盛り上がる。
K女子とはそこで別れて友人ををお送りして帰宅したら時計は11時を回っていた。
流石に疲れた。
おお、ねむ~。