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2024年3月24日 (日)

ナチと相撲と親のこと。

今朝の新聞はナチの特集記事で2ページも割かれ驚いた。読んで色々思うところはあったが、とにかくAmazonで戦後のナチを描いたものが配信中だと出ていたので、早速見てみることとした。

まだ二話しか見て無いが、恐ろしい内容だった。簡単に言うと、ナチの組織下にいた人物がまだ世界中に生き延びている。彼らはそれぞれその国の要職に就いていいて、過去は隠蔽して巧妙に追跡から逃れている。そのことが許せないと、ユダヤ系の人々が水面下で調査し、粛清し続けているというもの。全く過去の戦争を知らない世代の若者が、徐々にその連鎖に絡め取られていき、自らも復讐に燃える、というもの。

今の世界情勢に酷似しているでは無いか。奇しくも昨日ロシアでのテロがあり、真実がどこにあるか分からない報道が続いている。そこに横たわるのは醜悪な民族間の差別という名の戦争の連鎖。勝った方にも負けた方にもそれぞれの言い分がある。くすぶり続ける感情は、終わりを予感させるものが一つも無い。

やられたらやり返す。人間の知恵というものは一体どこへ?

その点、同じ戦いでも相撲は良い。特に今日の優勝を決めた尊富士の戦いは素晴らしかった。見ていて涙が出たが、TVの映像でも、背景に映った観客の多くが涙を拭っていたのはさもありなん。それほど相撲フアンでもない自分のような者でもこれほど感動するんだから、現場まで駆けつけている人々はどれほどか嬉しかった事だろう。

同じスポーツ選手の親でも、世間を賑わしているO選手の親御さんと専富士の親御さんでは、随分違ってしまったなあ~。

親、ねえ~。プーにも親がいるだろうに。

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