友、音楽、、心も軽く。
昨日、今日と連ちゃんでコンサート。昨日はご夫妻が声楽家、ご子息がピアニストという音楽一家のもので、30人ほどの会場はまったりとした良い雰囲気の中で、オペラアリアから童謡唱歌まで幅広いジャンルのプログラム。歌いたいものだけでなく、来場者目線のお届けしたい曲の選曲はとても良かった。出演者側からいうと、客席が近くて、とてもやりにくい会場だったと思われる。どうしても緊張するだろうし、水鳥の如く顔で笑って心で足バタバタの部分もあったのではないだろうか?なんてこと想像してしまうが、慣れておられるのかも知れない。友人Kと帰る道々、やっぱり歌は良いわねえ、と話しながらであった。
今日も続いてそのKさんとお出かけ。ホールには近いが予約が取れないお店に電話してみると奇跡的にとれたが、道中もの凄く車が混んでいて案の定予約の時間に遅れてしまう。なので、店主が時間を気にせずにいられるお席に、と外のテーブルに案内してくれる。今日は珍しく日が差していて気持ちの良い展望で、この方が良かったねと話し合いながら、ゆっくりとランチ。店内はずっと満席で見渡せば男性は一人か二人。こういう部分を見ると世の中女性優位かと思うけど、、、。
このところ一緒にお出かけすることが増えているが、一つにはKさんがちょっと鬱ぎみになっていて、気分を上げるお手伝い。でも彼女の為だけでもない。他人にはあまり言えない家庭の愚痴や、口にするのが憚られる演奏の感想など、なんでも喋れるのは、やはり気心の知れたKさんのような人だから。しかも的確な感想が返ってくるのも有り難い。それと大事なことだが、お互いのドジを許し合えるって部分だ。加齢と共に色々起こすが、お互いに笑い飛ばして乗り切れるのは得がたい人物だ。その上、博学でいろいろなことを教えてもらえる。彼女は俳句、こっちは短歌と共通の日本文学をかじっているのもあり、多方面の話題もある。
彼女とのお付き合いも長くなった。故に想い出バナシも共通なものが多い。特に若い頃行った海外でのことなど、いつまでも新鮮だ。と言うわけで、道中全く飽きることなく喋り続けていられる。
で、今日のオペレッタも盛り上がった。彼女は自分が歌う人ではないので、あくまで観客としての感想が主となるが、「最初に歌が聞こえてきたときから、今日はイタリア語だと思って聴こうと決めた。」と言う。それは日本語が全く分からず、分かろうとするとフラストレーションが溜まるからだそうな。「大正解だったわー。とても良い音楽で楽しめたから。」なるほど。そういう楽しみ方もあるわなあ。
こっちは、過去に二回もちぇちで取り上げた演目だったのもあり、ほぼほぼ理解出来てるので、ただ懐かしかった。いろいろな場面が次々と思い出される。あの作品がI会長最後の
ものになった。遂に今日のようにオーケストラでは出来なかったが。
で、綾歌から屋島まで喋り通して彼女を送り届け、急ぎ帰宅。表で夫の帰宅と一緒になる。
流石にちょいと疲れたが、バタバタッと夕食を作り後始末をして、ほっと一息。丁度掛かってきたお嬢の電話で、今日バッタリお会いした人から、先日のシャンソンコンサートお褒めいただいたことを話したり、、、ま、忙しい一日ではあった。
いつまでこうして動けるのか分からないが、今の所日々忙しい。