日本人の楽しみ。
笑いに笑った今日の寄席。笑うのもエネルギーを使っているのか、友人お二人を送り届けたらどっと疲れが出て、夕飯後は思わず20分ほど仮眠。いや~、それにしても面白かった!毎年面白さを更新している感のあるこけ枝師匠。大分熟練の域に入ってきた。客席の空気を読んで、それに合わせて言葉を選んで居るのが分かり、余裕綽々。相変わらず携帯が鳴り始め、話しの中にそれを上手く織り込んで、「はよ~止めてくれな、こっからが大事なところなんで、、」と笑わせるあたり、すご~い。確かにその後すぐの語り場面が、幼い子供が母親に折檻される場面で、子供は別れた父親から貰ったお金を父親との約束でそうとは言えず、母親は余所様のお金をくすねたに相違ないと詰め寄るという切羽詰まった場面の描写。そりゃあ、形態の音がチンチラ鳴っていては進められない話しだった。お涙頂戴の場面、こうして観客の涙を絞るのに成功した。又在るときは、コマーシャルを上手く挿入して、「社長、有り難う~~~。」とくねくねくね。今の時代を揶揄する可笑しさ。同行の友人二人は頭の上で手を打って喜んだ。
たまにこうして心から笑うのは、健康に良い。と言いつつ日常生活でも結構笑ってはいるが、、、。
昨日はお嬢に誘われて昼は映画。「君たちはどう生きるか」に行く。あらかじめ本を読んでいたが、それとは全く違う物だった。監督がその本を読んだ感想をアニメにしたといった感じ。なので、一瞬その本らしき画像が出ては来たが、映画そのものは全く違っていた。もともとアニメが苦手というのもあり、感動からはほど遠いものだったが、みんなどう思ったんだろう?わが同窓生は見た後怒りのラインがはいってきて、「こんな意味の分からない物を高いお金払って見さされた若者達は可哀想。」とまで言ってきた。彼は元教育者だが、彼の心には届かなかったんだろう。多分世代間落差というものかも。相変わらずのアニメの技術の高さには感心したが、正直な話し確かにテーマがよく解らなかった。ま、こういうのででも、生と死、死後の世界、人の繋がり、、、、などを考える機会になればそれはそれで良いのかも。
で、夜は夜で、誕生会をと言われ、仕事の婿殿と、焼き肉は苦手という夫を入れず孫べえと三人でとある焼き肉屋さんへ。本当にあまり沢山食べられなくなってきた。特に美味しいとも思わず、これなら自宅で食べたかったというほどのもの。娘の方は、このリベンジに混んではいるがMという別なお店に今度は行こうと言う。やっぱり内臓が若いなあ。
てなことで、毎日が過ぎていく。
いつの間にか秋が来た。