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2023年9月

2023年9月27日 (水)

老後の今。

老後について話さない日が少なくなってきた。今日来店客のM女史も東京在住の娘さんや息子さんから上京して近くに住もうと言われているとちょっぴり悩んでいらっしゃると聞く。現在もデイサービスに週二日通い、再建してからそう日が経ってない理想的な住まいを離れたくないようだ。ご主人を亡くされて、その後始末にまだまだ時間が掛かりそうとも言われ、こういう雑務は哀しみから遠ざけてくれてむしろ有り難いとも。先人達は良く考えてきたのだわねえ、と。これについては多くの人が同意見。人が一人亡くなるとそりゃあ大変だという話し。

この方も送迎させて頂いたが、近頃多くなってきた。この自分自身がいつまで運転できるか分からないが、可能な限りやらせて頂こうとは思っている。

が、世の中色々と年齢による規制が進んでいる。スマホのアプリに銀行のものを入れると便利だと思い、ある銀行のものは既に入れてあり便利に使っている。が、とある銀行は何度トライしても駄目で、今日は窓口でやって貰おうとしたら、「大変失礼ですが、、、」と困惑した顔で年齢を聞いてくる。素直に答えるとこうなるのは年齢による制御が掛かっているので、書類を提出して頂いてこのシステムを解除しなくてはなりません、と言われる。やっぱりね。銀行によってセキュリティ対策が違うんだと分かる。それで言われたとおり書類を提出してから解除までかなり時間が掛かり、車内で待って貰っていた夫が様子を見に来る羽目に。とにかく待つのが大嫌いな夫は、かなり気分が悪そう。

それというのも、その前に、婿殿と三人で中華料理屋さんに行き、三人でランチしたあとだった。食べた冷麺の麺が固すぎたとか言ってたが、そもそも待つのが大嫌い。麺の堅さを理由に気分が悪いと言うが、若い頃ならストレートに待つのが嫌だと言ったところだ。行員をちょいとせかして急ぎ車に戻ったが、なんてことは無い。その後ちゃんとプールにもお行き遊ばした。

ま、色々ある。

でまあ、めでたく目的は果たせて、一先ず解決。ところが夜になって、近々行く予定のオペラのチケットをわざわざ持ってきて貰ったのに、メールの行き違いで日程が違う物が入っていて、これまた、確認したつもりが好い加減だったと分かる。ま、これは今に始まったことでは無いかも。そそっかしいとかうっかりとかは専売特許だったから。いまのところ全てはなんとかつじつま合わせは出来ているが、、、、。ムムム。

2023年9月25日 (月)

まだ暑い!夏服大活躍ちゅう。

昨日は寝不足のママ兼ねてからの約束通りコンサートへ友人を誘って出かけた。ちぇちのメンバーとして、長くソリストをこなしていた彼が、熱心に参加している合唱で、日本語に訳すと「時代に捕らわれない、普遍的な音楽を目指す。」という団体名だ。そこにも惹かれたが、おそらくはこれまでの合唱団とは一線を画す面白いものに違いない、と勝手に想像して出かけた。そしてその予想が命中したばかりで無く、期待以上に素晴らしいコンサートだった。指揮者はお懐かしい、以前ちぇちのオペラを振って貰ったM先生。チラシをよく見もせずに出かけたが、他にも此方で活躍中のバリトンも出ている。全体の構成も良かった。観客を飽きさせない工夫がそこかしこにしてあって、充実していた。「多分地味だから寝るかもね。」と友人と囁きながら見始めた?聴き始めたが、それどころでは無い。丁度座った席が、フラットな席から一段上がったところで、もし居眠ったら直ぐに出演者の目にとまるというデンジャラスな席。最後までしっかりとした姿勢で聴けたのもめでたい。だって、予想通り出口で待ち構えていた彼が満面の笑みで近づいてくる。「ソロがあったわねえ~。」「そうなんです。ソロ頂いちゃいました。」なんて会話も楽しく、此方も正直な感想が言える。「いやあ、予想以上に良い演奏会で、これからの楽しみが増えたわ!」「来年も是非どうぞ。」「勿論、来ますとも。」と言いつつお別れ。帰る道々良い時間だったわねえと話し合いながら、駐車場まで行ってビックリ。1800円ですと出る。どうやらその界隈で一番お高い場所に止めたらしい。道理で空いてたはずだ。やれやれ。

今日、あのホールに来られていた沢山の人々がおそらくは口々に良かったねと感想を言いながら帰られたのでは無いか?音楽は良い。ホールでの時間、無の境地で音楽の世界に遊べるのはナンという贅沢。人間の作り出した最も素晴らしい遺産だ。

帰宅してから夫と夕食を済ませ、次は孫べえの晩ご飯。煮物を作っていって、面倒だから肉と野菜を持って行きメインメニューは焼き肉。しっかり完食して尚も自分でうどんを作って食べる孫べえに呆れながら、そりゃ伸びるはずだとつくづく感心。でもって、こっちはわが家では見ないNetflixで、大泉洋主演の奇妙な「三国志」を見始めた。配役からしておかしいから、すぐにコメディだと分かる。渡辺直美が絶世の美女として登場してくるあたりからもう笑いが止まらない。深夜零時になって、映画はまだ半分だけどもう帰ろうと腰を上げて孫べえの部屋を覗くと爆睡中。そっとドアを閉めて出て行ったが、つくずく宵っ張り婆さんが居て娘は良かったなあと思う。父親は仕事で帰りは確か2時くらい。この日母親業を放棄して東京から来た親友を一泊でお接待の娘。ま、しゃあない。順繰りだ。

外は完全な秋の空だったのに、今日の日中の暑いこと!暑さ寒さも彼岸までじゃなかったの?

2023年9月23日 (土)

朝晩、ややすずしいかな?

毎日忙しくて、昨日何をしたか?何を見たか?一昨日は?その前は?と、スマホカレンダーを見返さないと思い出せないほどだ。ぼちぼち認知症も忍び寄ってきたのか?頑張って見ないでどこまで思い出せるかやってみようか。

まず昨日は夜のミュージカルに逝く前には、娘と遅いランチに蕎麦やさんまで。ここはわが家の近所の人が趣味で始めて随分になる場所で、過去にも行ったことは勿論あるが、大体いつも混んでいるときで、ゆっくりお店の人と話すことは無かった。ちょうど昨日は閉店間際で空いていて、奥方と久しぶりにゆっくり近況を話し合った。色々驚くことばかりで、店内の照明器具や飾ってある絵画。そもそもの建物もとても凝っているが、それらは全てご主人の趣味らしい。そして出てくる器類も素敵な物で飾り棚にもいくつか飾ってあるので、聞いてみると、それは全て娘さんの作品だそうだ。とある有名雑誌に○○が選ぶ作家百人と題した紹介記事に作品と名前が掲載されていた。この方の長男夫婦がうちのお嬢の吹奏楽部の先輩という関係でもあり、話しが弾む。

そこを出てからお嬢に付き合ってTUTAYAへ。そのあと近くのおしゃれマルシェに行って、夜の夫のお惣菜をゲット。珍しい蕗味噌なども購入して帰った。このマルシェのスペースはチョット面白い。最近オープンしたらしいカフェもあって、今度はここへ来てみようと話しが纏まる。矢張り娘とは気軽にお出かけできるのが良い。今度は友人を連れてこようと思いつつ。

で、夜のミュージカルは広くないホールで満席の盛況ぶり。この団体は随分長くやっているから、ファンも定着しているんだろう。此方のおめあては、ずっと以前、若い頃に一緒に舞台に立ったことのあるT君。そういえば彼も今や蕎麦打ち職人だ。ご夫妻でお嬢のコンサートに来てくれたのをきっかけに交流が再開している。あれからだと随分時間が経っていて、あんなハードなダンスパフォーマンスが出来るとは思って無くて、正直驚いた。お嬢より二つ年上だから体力的にこの手の舞台は相当キツイ筈。しかし、最後の口上で息が上がることも無くキッチリお仕事が出来ていたのは凄い。ねっから好きなんだろうなあ。ひいき目で無く、彼が一番輝いていたし、舞台の重心を担っていた。この芝居の制作者は昔から知っているU氏だが、生きてきた年代が同じで、何を見てもああ、なるほど、と彼の関心ごとが納得出来るので、若者向けのミュージカルだが、何度か観に行ってる。しかし、同行した友人共々瞬間寝落ち。彼女曰く、筋が丁寧すぎてくどいから寝ちゃったわ、となる。確かにそういう点は現代の芝居を見慣れているからあるかも知れない。

一昨日は仕事したりマッサージして貰ったり、、、、その前の日は、、、おぼろ。ま、いっか。私の過去には何も無い。私の前には道があるだけ。。。高村光太郎さま。ゴメンナサイ。ってね。

2023年9月19日 (火)

女子バレーが強いなあ。

女子バレーボールが面白い。大昔自分がやっていた頃より遙かに知能的。そして、受け身の技術も凄い。たった6人がそれぞれの役割を見事にこなして、一致団結しているさまは、本当に清々しい。日本女子チーム、凄い。今日のお相手はプエルトリコだったが、まあ巨大な女性が多くてビックリ。そして美人。そういう人達にチームワークで勝って行く姿は頼もしい。

最近スポーツ番組が多いような気がするが、他のニュースよりは遙かに楽しい。みんな色んな意味で求めているんだろう。こういう興奮。

今日は短歌の会誌が届く。長く会ってない人の歌や、遠くの人の歌は何やらはがきやツイッターを読むような感じもする。そんな中で、矢張り目に付くのがこのところの処理水、汚染水を詠んだものだ。30年後の地球は今と変わらないのか?というといかけのものもある。幼き頃にこの海で獲れた魚で育ったという人も。中国他の反応も嫌だが、さりとて、日本の処理はこれで良いのか?とも思う。ますます世の中が複雑になっていく中、結局スポーツ観戦中は忘れていられる。故の流行なのか?

なんだかねえ。

日中は未だ慣れないパソコンでの物作りに時間を取られた。こうしてあれこれ試行錯誤しながら物が出来上がっていくのは、これはこれで楽しいのだ。こういう母親の性格を知っているお嬢はむしろ恩着せがましく用事を言いつける。ハイハイやりますがな。ふ~っ。

2023年9月17日 (日)

不愉快な程に暑い。

異常な暑さ故か、午後お嬢と二人で行き先を5カ所ほど決めて出かけたにもかかわらず、段々気力が無くなってきて、3カ所行くには行ったが速攻で出てしまい、結局最後はいつものスーパーで必要な物だけ買って帰ろうとなる。日中は火傷するかと思う位の暑さ。例え木陰でも蒸されている感じで、外で長居が出来ない。一体全体どういうこと?のココロ。

この所、ジャニーズ問題で色々考えさせられているが、「人々」というのは何者だろうか?多くの人が色んな形で「意見」や「中傷」「誹謗」「困惑」を表現している。今回の一連の事が「真子様騒動」にも繋がっているような気がするのは変かな?

要するに、少数と多数の戦いが起きていると思うのだ。そしてどんなことも多数派の意見がさも正しいかのように流れていくのが現実。そこに、「真実」や「真意」は雲隠れしているように思えてならない。

こうした中で、ミッツ某と言う人が発表した意見は最もまともだったように思う。彼?彼女?が所謂マイノリティであるが故に分かることがあるんだろうと思った。一番鋭いと感じたのは、マスコミ批判が段々強くなり、ついにはNHKまでもが謝罪?番組のようなものを放送した。これには自分自身違和感を持ったのを思い出すが、結局私の違和感は、今マスコミを糾弾することは、この時代を生きてきた人々の過ちを裏に押し込めるのと同じではないのか?という点だ。ミッツが言うように、日本人の多くの意識が、「そんなことはあり得ない」と無視し続けた結果、生まれた事件であり、マスコミも多くの日本人も同罪だということ。その番組でも担当者達は一様に、「この一件を取り上げなくてはという気持ちにならなかった。」と言う。それが当時からの社会の考え方だったんだろう。週刊誌などにジャニーやマイケルジャクソンの記事が出ても、一瞬で忘れている社会。完全に異次元の出来事のように。ここに来てようやく被害者のことを痛ましいと思い、ナンとか救済して欲しいと願う人が多くなったのだ。だから、レインボーパレードのような活動をし始めた人達が少しずつ世の中を変えてきたんだろうと思う。

夫とこれについて色々話すが、最近は、CMなんかからタレントを外す事が起きて居るようで、これは逆に積極的に彼らを起用することで救済してますとアピールすべきではないのか?ということで互いに共感し合っている。その方が企業イメージも上がるように思うが?

数日前にTVで芥川賞作家、市川沙央氏が話した言葉が妙に心に残っている。「世の中は、障害者がいないかのように動いている。」確かに。その通り。この言葉には色んな事が込められている。

2023年9月16日 (土)

本日も倒れることなく無事終了。

本日は絵本の読み聞かせ練習日。ナント昔の団長さんがイメージ変わりすぎのお姿で現れた。昔はダンサーらしくキリッとした体型で、お顔も渋い感じだったが、まるで恵比寿さん。お腹はおちょこが乗るかと思うほどでっぷり。いや~ビックリ~。ん十年会ってないから幾分変貌はあると思ったが、これはありすぎ!ワイワイと笑いながら練習に入る。二時間近くやってちょいと慣れてきた感がある。楽しいと感じるからだ。今後は分からないが、ともかく始まった。

帰宅してからやって来たお嬢と再びチラシの作成に入る。こうやって作っていると、如何に印刷屋さんは凄いかが分かる。が、こんなド素人でもナンとか形に出来てしまう今の時代は、やりにくいんだろうなあ。手作りには手作りの醍醐味もある。

毎日何かしらあるので、覚えていられない。スマホ頼りで頭にはさっぱり入ってない。そのため近頃はスマホ依存症。今日も、夫に教えて見たが、多分絶対やらないだろう。処方箋にQRコードが掲載されていて、それをスキャンすればあっという間にお薬手帳に記載される。最近増えたのか、薬局でもイチイチ珍しがられることが無くなった。で、とても便利してる。

 昨日はもの凄く混んでいた病院。前も後ろも咳やくしゃみばかりでヒヤヒヤしたが、まあ今のところ大丈夫。ベトナムから帰国したばかりの息子とビデオ電話で話したが、やはり海外でもみんなマスクもせずワイワイやってるらしい。直ぐに沖縄行きが決まっているとか。どっかで貰わなきゃ良いけどねえ。一瞬だったが、死にかけた経験からするとやっぱりかからない方が良いに決まっている。

しかし、今日も日中は暑かったなあ~。

2023年9月15日 (金)

虫が鳴く、、、。

今日もマスサージ師による治療。可笑しな会話だとつくずく思うのだが、全部自分の症状に対する原因と対策を自分で喋っている。それが分かっていても出来ないことを訴えているつもりだが、客観的に見てかなり可笑しな会話だと思う。普通なら、ここがこうなんですが、どうすれば良いですか?と質問するのが当たり前。しかし、長く生きてきて、マッサージなんてのも結構な回数受けてきている。どう質問すればどう答えてくれるなんてことは、大体分かっている訳だ。じゃあ、自分でなんとかしたらどう?てなもんだが、やっぱり他人に指摘して欲しい症候群。で悪いことに、指摘されたからってそれをどうにか出来ないというジレンマもある。まあ黙って治療を受けてるの図、ってのもばつが悪いというか照れるわけだ。だから余分な会話をしようと努力している自分がいる。

今日はOさんのレッスン日。11曲覚える本人は勿論大変だが、こちらも構成やら声を聞いての持って生き方なんかを考えるのも大変ではある。ほぼ決まってきたし、今日なんか、約二時間歌い続けて、最初よりも段々声が出るようになってきて、終わる頃にはおお~っというような良い声になっていた。本番の日も、リハからすると34時間も声を出すわけだから長く歌って声がれするようではコンサートなんか出来ない。その点、訓練の効果が出てきて嬉しい。ナントいっても、ご本人の努力なんだけど。

そして、いよいよお嬢の12月のコンサートのチラシ作りにはいった。とにかくお金を使わずにチラシなど自力で作ろうとしているから、そのしわ寄せがこっちに来る。まあ大元は作ってくるから、それを印刷に回すところまで四苦八苦するわけだ。毎回新しいことをやれとのたまうので、毎度勉強しなくてはならない。確かに呆け防止にはなりそう。やれやれ。

2023年9月12日 (火)

夫と映画、何年ぶり?

今日は珍しく夫が映画に行こうと言う。「こんにちは、母さん」というタイトル。そういう映画が上映されているのは知っていたが、誘われなかったらまず行かなかっただろうと思う。この所の夫の不調から、これは非常に珍しいことで、断るにはしのびないと直ぐに行くことに決めた。色んなことに関心が薄くなってきて、以前のようにアチコチと進んで出かけなくなっている夫。何故?とも聞かず出かける事に。でもって、その前にどっかでランチでも、と誘っても嫌がらずに付いてくる。いつもなら、うどんにしよう、とか、余り食べられないから家で食べて行こうとか言うのだが、ホントに今日は珍しい。

で、友人と行ったことのあるカフェに行くと丁度席が空いていて緑の見える席に陣取る。L字に隔離された空間で、周辺を気にすることなくゆっくりと食べられた。が、ほぼほぼ会話が無い。他の席の人達は友人同士か、談笑している気配。ま、こんなもんでしょ!

で、映画は、思いのほかグーであった。予め席をネットで予約していて、私は最後部の真ん中。夫は前から4段目。音声が聞き取りにくいとおっしゃるので。で、我々を入れて12名の観客。もういつからかこれが普通になってきてる。だからという訳でもないが、ゆったりと映画を楽しんだ。というのも山田洋次監督の全く難しくない映画だし、主演が大泉洋で、彼の顔は見てるだけで心が和む。わが家でTVを見る感覚で最後まで眠ること無く楽しめた。

吉永小百合が彼の母親役で、意外にも熟年の恋を扱っていた。いかにも実直そうな母親像を演じ、そういう母をこそ求める普通の息子。が、その娘は現代っ子でお婆ちゃんの新しい恋を諸手を挙げて応援するというもの。そのお相手が寺尾聰だったが、もの凄く老けていてビックリ。吉永は実年齢78歳の筈だから、かれは年下じゃないの?でも見た感じは逆。わざとそうしていたのかも。丁度自分たちのお年頃のお話で、想うところはあった。わが友人で、70代で再婚する人もいるし、先日来別の友人からも老いらくの恋バナを複数聞いた。人間が長生きになって、昔の様には枯れていかないのかも。少なくとも心だけは若い頃と変わらない部分が多いのかも知れない。

映像のカットが所々小津安二郎の映画を想起させておや?と想った。意識してたのか?東京の下町にありがちの風情を上手く表現していて、どこを見ても安らぐ。夫などは、終わって直ぐから、「良かった」を連発。今もお休みと言いながらやっぱり今日は良かったね、と言う。まあ、ほのぼの~ではあった。

普通ならこうして映画を見ただけで疲れ切って何も出来ない人の筈が、夜は会議があるとかで早めにご飯と言い、6時には出て行った。ご帰還は9時だから、今日は良く動いたが、いつもの「しんどい」は殆ど聞こえてこなかった。矢張りこうして何かするのが体にも良いことなんだろう。

昨日は娘に、今日は夫にお付き合い。今度は一人で何かするかな?

2023年9月11日 (月)

おお、疲れた!

全く名前も知らなかったアーティストの展覧会をやってるから一緒に行こう!と急遽高知までお嬢に引っ張られるかたちで出かけた。勿論それだけではなく、町中に新しく出来たショッピングスポットや温泉が付いていたので、軽くない腰を上げた次第。行くときは高松にパラパラと雨が。でも、段々高知に近くなると晴れてきて、ショッピングの間降った雨も上がり、移動には困らなかった。

が、温泉に入っていると露天風呂に大雨が降ってきて、やむなく浴場に。というハプニングはあったが、まあナンとか楽しくお風呂を楽しめた。ゆったりとした作りの新しい温泉。なかなか風情がある。

お風呂でほぐれ過ぎたのもあるが、半分運転したのも、美術館巡りも全部ない交ぜになってただ今疲労感満載。

お嬢のおめあては、「ひびの こづえ」という女性アーティストで、布を使って奇妙にも見える芸術作品を創作。ダンサーや宮本亜門のお芝居に起用されているらしい。子供がいたずらしたような、魔女が遊びに興じたような、、、簡単にいえばよく解らない芸術。突き抜けている感はあったが。。。

で、同じ建物の中に写真家が二人、それにシャガール展も同時開催されていて、折角だからと全部回った。途中から車椅子を押して貰ったが、それでなんとか全部見られた。

写真家は二人とも素晴らしい。一人は海外の砂漠やなんかを中心に撮影していて、その中にロシアの「収容所」の光景を撮ったのがあった。一人の少年の背中には、「メメント モリ」のローマ字が彫られている。この言葉の意味は、「死を想え」というラテン語らしいが、どっかで聞いたが二人とも全く思い出せず、ああでもないこうでもないと悩みに悩んだ。で、お嬢の方は、日曜美術館だったと思い出し、こっちはコマーシャルだったと思い出して二人ともすっとした。TV CMの方は多分ゲームソフトかなんかの物だろう。

 

チカレタ。

2023年9月10日 (日)

日本人の楽しみ。

笑いに笑った今日の寄席。笑うのもエネルギーを使っているのか、友人お二人を送り届けたらどっと疲れが出て、夕飯後は思わず20分ほど仮眠。いや~、それにしても面白かった!毎年面白さを更新している感のあるこけ枝師匠。大分熟練の域に入ってきた。客席の空気を読んで、それに合わせて言葉を選んで居るのが分かり、余裕綽々。相変わらず携帯が鳴り始め、話しの中にそれを上手く織り込んで、「はよ~止めてくれな、こっからが大事なところなんで、、」と笑わせるあたり、すご~い。確かにその後すぐの語り場面が、幼い子供が母親に折檻される場面で、子供は別れた父親から貰ったお金を父親との約束でそうとは言えず、母親は余所様のお金をくすねたに相違ないと詰め寄るという切羽詰まった場面の描写。そりゃあ、形態の音がチンチラ鳴っていては進められない話しだった。お涙頂戴の場面、こうして観客の涙を絞るのに成功した。又在るときは、コマーシャルを上手く挿入して、「社長、有り難う~~~。」とくねくねくね。今の時代を揶揄する可笑しさ。同行の友人二人は頭の上で手を打って喜んだ。

たまにこうして心から笑うのは、健康に良い。と言いつつ日常生活でも結構笑ってはいるが、、、。

昨日はお嬢に誘われて昼は映画。「君たちはどう生きるか」に行く。あらかじめ本を読んでいたが、それとは全く違う物だった。監督がその本を読んだ感想をアニメにしたといった感じ。なので、一瞬その本らしき画像が出ては来たが、映画そのものは全く違っていた。もともとアニメが苦手というのもあり、感動からはほど遠いものだったが、みんなどう思ったんだろう?わが同窓生は見た後怒りのラインがはいってきて、「こんな意味の分からない物を高いお金払って見さされた若者達は可哀想。」とまで言ってきた。彼は元教育者だが、彼の心には届かなかったんだろう。多分世代間落差というものかも。相変わらずのアニメの技術の高さには感心したが、正直な話し確かにテーマがよく解らなかった。ま、こういうのででも、生と死、死後の世界、人の繋がり、、、、などを考える機会になればそれはそれで良いのかも。

で、夜は夜で、誕生会をと言われ、仕事の婿殿と、焼き肉は苦手という夫を入れず孫べえと三人でとある焼き肉屋さんへ。本当にあまり沢山食べられなくなってきた。特に美味しいとも思わず、これなら自宅で食べたかったというほどのもの。娘の方は、このリベンジに混んではいるがMという別なお店に今度は行こうと言う。やっぱり内臓が若いなあ。

てなことで、毎日が過ぎていく。

いつの間にか秋が来た。

2023年9月 8日 (金)

温泉に行きました。の日。

明日はお嬢の誕生日。何かしらのサプライズを考えてはいるが、、、、孫べえや婿殿を巻き込むのはどうだろう?

今日はイブとかで、孫が塾に行ってる間の約3時間、二人で温泉に行こうとなり、駐車場で待ち合わせたらぴったりの時間に車を前後して止めることになった。皮膚に皺が寄るくらい浸かってから着換えて岩盤浴の部屋に移動。しかし、その前にノンアルで乾杯。本番は明日だから明日は飲ませてあげると約束して。

お風呂でもぐだぐだ、レストランでもぐだぐだ、休憩ルームでものんびりして、あっという間に時間が来る。そそくさと帰っていくお嬢を尻目にこっちはテレビの前に陣取ってたまたま掛かっていた高校生クイズを見るとも無く見てしまった。広く浅くの知識だけでは昇っていけない仕組み。ぼんやり見ながら自分には回答不可の問題ばかりで驚いた。仕事を終えた宇宙船が最後に帰ってくる場所?紀元前600年の地図?大谷が投げた球を大谷がホームラン打った場合の飛距離?何それ?的な問題ばかり。それらをドンドン回答していく高校生達に舌を巻く。優勝の二人は早くからこれに向かって努力し続けていたらしい。へえ~~。この子達の未来はどうなるんだろう?そういえば、回答が「みらい」というのがあった。未来ではない。味蕾のことだ。それも、蛇、ウサギ、ナマズの絵を見せて回答を導き出すなんて!問題を考える人も相当だ。ただ見るだけの一般ピープルは自分がどれだけ楽して生きてるかを思い知る時間だ~~。ぷぷっ。

今日が金曜日とあって、こっちが帰る頃にもドンドンはいってくる。時代だなああ。

お風呂と岩盤浴とマッサージ器で体がグニャグニャ。今夜はよく眠れそう。多分。

2023年9月 6日 (水)

演劇。

昨日のお芝居は予想通り寝た。前から3列目という寝るには難しい席だったにもかかわらず、、、、。隣の友人も盗み見るとやっぱり寝てる。これは話しの内容というより脚本のせいだ。あの内容を料理するならもっともっとやり方がああったように思う。

短歌をやっているときに思うのが、自分が短歌を詠むときの状況そのものを詠もうとすると面白くないものになる。他人の作品でも同じで、短歌を詠むときの苦労話なんかは良い歌に出会ったことが無い。

それと同じことが昨日のお芝居に感じられた、というわけだ。

実際に東京にあった移動演劇集団が終戦前にやむを得ず東京から広島に本拠地を移すことになり、当時危険だと言われていたにもかかわらず全員が移動。そこであの原爆で全滅する、という痛ましいお話。それをあまりにも真っ正面から取り上げていて、劇中劇の扱いまであったのは、個人的感想だが、余り効果的とは思えなかった。人の生き死にを扱う芝居。戦中の不自由さや、徐々に世の中が変化していく様。どこをとってもテーマに溢れている時代。それを描くのにしては、なんだか普通すぎて、まるで他人事みたいに感じた。もっと危機感が前面出でていてもおかしくなかったように思われる。そもそも私たちオバタリアンを眠らせてはいけないでしょうに!なんちゃって!!

にしても、役者さんたちは皆根っからお芝居が好きなんだろうと思わせてくれた。あの近い席からは彼らの汗までしっかり見えたし、一瞬も役からはみ出して自分に返ってるのは見せなかった。これぞプロ集団。

で、この日はお当番で色々お仕事があり、夕飯を食べずに出かけたので、Kさんを送った途端空腹を感じて、お嬢に電話してみる。すると同じ思いだったようで、どっかにいこう、となったが、9時半から行ける所が無い。散々迷った挙げ句10年以上行ってないDHというファミレスに。最後に行った時母と二人で45分待たされたのを今も覚えている。あの頃と内装が全く同じというのも意外だった。満席では無いが結構埋まっているし、まあ時代だなあ。食事の時間がマチマチ。そういう自分もだが、あのマッサージ師が言うような規則正しい食生活は、到底無理。

やれやれ。

お嬢はといえば、早くにインタビューの仕事を終えて、こっそり一人でエビスやのかき氷を食べていたらしい。すると悪いことは出来ない。隣の席にわが短歌の師匠のグループがおかけ遊ばしたらしい。告白のライン写真が送られてきてひと笑い。おもろいおもろい。

2023年9月 4日 (月)

コロナ恐怖。まだ。

友人の紹介で自宅にマッサージ師が来て施術をしてくれた。只のマッサージと聞いていたが実は鍼灸が+されていて、いきなり衣服をばっと剥がされたのには驚いたが、内容は想像以上に充実していて良かった。色々わが体について現状を指摘してくれたが、イチイチごもっとも。規則正しい生活が大切ですとしっかり言われたので、今日から早寝しようかと、今は思っている。

夕べは寝不足。

というのも、夕食後夫が妙なことを言う。寒くて寒くて、、、だと?それは絶対おかしいから熱を測って!となり、385分在ることを発見。「わっ!コロナじゃないの?」で、直ぐに病院に電話してどうすれば良いかを指導して貰う。取り合えず急変しない限りそのま寝て、翌日の朝来院して下さい、となる。急ぎ二階に追いやって至る所を消毒。アルコール消毒液を二本使って、夫が触れたと思われる場所は全てシュッシュ。やりながら思ったことだ。「こんなことしても、きっともううつってしまっているに違いない。」今晩急変した場合のことを考えて音が聞こえる態勢でベッドイン。なので、自分が寝たのは午前3時。夜中にトイレに起きる音で目が覚め、咳でも起きてしまう。そんなことでうつらうつら、、、。が、朝になって熱は下がり、病院に行っての監査では、コロナもインフルエンザも陰性だったとか。やれやれ。その上、プールにもお行き遊ばした。とにかく無理しないようにと釘を刺しておいたが、、、。弱いのか強い人なのか分からない。

娘からの電話には、「お父さん、知恵熱だったって。」と言ってゲラゲラ。

ま、まだコロナ不安の後遺症はあるなあ。こっちもなんだか熱っぽくて、葛根湯のんで寝たのだが、そのお陰かスッキリ。水面下では増えていると言うしねえ。気持ちが罹患してる。

今日は中学の同窓生から電話で、来月5年ぶりの同窓会をやるという。そうなんだ。みんなもう大丈夫の気持ちなんだ。県外からも沢山帰省するという。へええ~。どうしようかなあ。の気分。仲良しの友人が亡くなったり認知症になったりしていないしな~。まあ、呼んで頂ける内が花かもねえ。しかも自分がお世話する会でもない。気楽と言えば気楽。

みんな人と繋がりたいんだよねえ。

2023年9月 2日 (土)

幸せな一日。

短歌の歌会が終わって、予定通り迎えに来た娘の車に乗り込んで急ぎコンサート会場へ。珍しく孫べえが付いて来て、彼には彼の目的があってのことだったが、まるで異星人のような動き方の彼とと少しばかり行動をともにした。コンサートの間中は母親と二人で別行動して、あとで合流したのだが、人通りのまばらな片原町通りを歩く彼の姿はホント、手長足長猿みたい。一体どこまで伸びるやら。まあ、荷物持ちにはうってつけなんだけど。

歌会はリモートだったが、対面とは又違う面白さがあり、色々と盛り上がった。中に一首「祭」の事を詠んだ人が居て、自分自身は苦手だけど、一生に一度くらいは体験してはじけてみたいという内容だった。で、自分自身の祭り体験というものを思い起こすこととなったが、幼い頃豊浜という地域に住んでいて、帳佐祭りという派手な祭りを幼児期に経験した。着物を着せて貰いお化粧までして貰って大人達がやたら興奮しているのを見た覚えがある。屋台の何かを買って貰ったり何だか知らないが笑い興じる大人達に自分も楽しかった記憶があり、今でも時折思い出す。

実はたった今バスケットのワールドカップを見終わった所だが、これも一種のお祭りだろう。人と人が同時に同じ物に感動するとこういう事になる。それにしても実際これには興奮した。香川出身の渡部某という選手が代表というのもあって興味があったが、こうして昇って行く姿を見るのも良いものだ。もし負けていても同じように感動したとは思うが。。。

コンサートは期待以上でとても楽しいものだった。ちぇちのメンバーも出演したし、昔ちぇちで歌った事のある人もいて、それも良かった。指導者のW先生のご自身の歌唱の素晴らしさも良かったが、指導者としての力も改めて思ったことだ。今日が第一回目で、今後継続して行かれると言うから楽しみなことだ。やっぱり歌は良い。観客の中に以前ピアノでお世話になっていたS嬢も、H先生の奥様も、昨年のオペラ公演に出捐して下さった人達もいて旧交を温めることになった。

結局なにをやるにしても、「人」なんだよねえ。人間は人間が好きなんだ。

改めて振り返ると今日はとても良い一日だった。短歌、コンサート、親子三代では食べた有名なかき氷も本当に美味。街角で買った店屋物で晩ご飯も簡単だったし、締めはバスケの試合。

生きてると楽しいことが一杯あるなあ。

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