雨が降っているな~。
本日のリモート歌会。段々集まるのが早くなってきて、担当者がオープンしてから数分で全員揃う。こういうことも含めてみんな慣れてきたのだろう。
今回も司会を担当させていただいたが、相変わらずの水鳥状態で、こちらはなかなか慣れない。やってはいけない作者名を時期より前に出してしまったり、進行に夢中になるとうっかりしてしまう。ま、皆さんの知らんぷり対応で救われたが。。。
そのようにこのように、参加者のフォロームードによって、会は順調に進行したが、中には沢山喋りたい人もいて、バランスを取るのが難しいと感じた。一首に関して長く取り過ぎるとそれを挽回するために他の歌を短く議論する事になる。こうして2時間を調整するというのは、長くFMのパーソナリティをやってきたのが多少の役に立っているようだ。
時間だけは上手く枠内に収まって、全員の声が聴けたのはまあ良かったか。
最初にリモート歌会と対面歌会についての考えを話し合ったが、殆どの人がリモート寄りになってきたと感じた。ナントいっても移動がないということで、参加はしやすい。会場探しなど手間が掛からない。他県の人も参加可能であるということ、等々。時代に即応したスタイルだと力説する人もいたほどだ。自分的には、リモートなら、もう少し音声や画像が鮮明だと有り難いが、どうも音声も小さいし、画面も各人マチマチで落ち着かない。多分対面歌会の時はホッとするんだろうと思う。ただ、これがもし県外の人が多くなったら、リモートオンリーでも良いと思える。年一回の総会のような形で記念歌会があればそれで良いかも。ただ、今の所県外からはお二人のみの参加。今後はどうなっていくのか?
今日の歌会で印象に残った歌は、「茶」という題詠から詠まれたもので、「茶色い戦争」という言葉が使用されていた。これが、中原中也の「サーカス」からの引用だとは気づかず深読みして勝手な解釈を繰り広げてしまったが、後でご本人からの説明で漸くそうだったかと分かったというお粗末。矢張りこういう先人の詩が直ぐに出てくるバックボーンがある作者に感嘆した。ただ、中也のいう「茶色い戦争」は、自分の思う茶色い戦争とそれほど違わないのでは?とちょっぴり思ったことだ。違いは、中也のそれは「寂寥感」の表現で、文学に昇華されているが、自分の思うそれは悲愴感。その思いで、数首作詠して提出したが、文学にはほど遠いしろもの。やれやれ。