チョーチョー多忙な一日。
一昨日のパバロッティの映画の中で、幼い子供を残して先立つなら、その子供に何か言葉を残してやって欲しいと妻に言われるが、「言葉を残すと、子供がその言葉に縛られるから、何も残さない。どこまでも自由に生きて欲しいのが願いだ。」と語ったという。
実は、自分も子供達にそろそろ何か残しておこうかと思っていたので、これはとても参考になった。そうだよね。それでいい。良くも悪くも子供達は自分の人生を自分流に切り開いて生きていけば良い。そこで出会う困難も幸せも、全て自分のもの。人間、ある意味一人で生まれ、一人で生き、一人で死んでいく。多くの人に関わるが、最終的には一人だ。
昨日は友人と娘の三人で、かねてから行きたかった中華のお店に出かけた。無駄のない瀟洒な建物に入ると、瀬戸内海に面したウッドデッキからは間近に八栗山が見え、削られた岩肌が水面に映り素晴らしいシチュエーション。席について店内を見渡すと壁面一杯にK画伯の春夏秋冬という名の現代アートが掛かっている。聞いてみると東京にこのお店があった頃、NYから取り寄せたそうな。思いがけず画伯に遭遇したようで嬉しかった。
お料理はフランス料理にも通じる美しい盛り付けで、器も西洋風のものが多い。全てが懲りに凝ったもので、時間をかけて作られたものばかり。コースが終わる頃には三人とも満腹感で一杯に。でも別腹のデザートも美味しく頂く。大満足で女子会は終わり、友人を送ってから同窓生K氏の選挙事務所に向かう。途中同じく同窓生Mに電話してみると、10時過ぎにならないと何も分からないから遅めに行くと言う。じゃあ、とばかり近くのスーパーに車を止めて1時間ばかり仮眠。結局事務所に着いたのは11時という時間。既にMは着いていて、他にも同窓生が何人か集まっている。勿論地域の住民の人達も含む応援者達で事務所は既に一杯の人。結局1時過ぎにほぼ当確だろうということになり、バンザイ三唱してお開きに。第一回目からこうして集まっているが、まるでミニ同窓会。それを見た県外出身の人が、「Kさんは凄いですねえ。同窓生の方がこんなに応援してくれるなんて。なかなか無い光景ですよ。ホントに羨ましい。」と言う。まあひとえにK氏の人柄に寄るところが大きいだろうが。
帰宅したのは深夜2時過ぎ。流石にバタンキュー。それというのも、昼間は落語寄席の日で、さん蕎師匠のいつに変わらぬ凄い話芸を堪能して、おまけに会場入りの前に中央公園でアスパラ大騒ぎとかいうイベントをやっていてそれをちらっと見にも行き、ちぇちの元メンバーともバッタリ会い、会場では元会長にもバッタリ会い、少し話したり、、。
一日一件しか出来なくなっているアチクシとしたことが、メチャクチャ動いた一日だった。疲れがなかなか抜けていかないな~。