友。
今日のリハビリはキツかった。初めて筋肉量を図り、その60パーセントの強さでの運動をマシンでやった。まずは筋肉量が、「れっきとした身障者です」の値。自分では、かなり快復したと思っていたが、矢張りそう甘いもんじゃなかった。しかも60パーセントに軽減してのマシン運動はヒーハー言うほどのもの。これは大変と思い知らされた。この可視化するというのは、自分のように何事も良い方に考えてしまう質の人間には効き目があるなあ。う~む。頑張らねば。
担当者は良く話しを聞いてくれて、アチコチ出歩くことは、ただ散歩するより効果が上がると言ってくれる。人間は目的があれば多少の無理もしてしまうからだそうだ。確かに。「美味しい店があるよ。」「良い景色を見に行こう。」なんてことで、気分が上がり、体も動くというわけだ。とにかく楽しい事をしながらだと、やる気も起きるし、きっとその分効果が出るんだろう。あと一月半が取りあえずの目標だ。
今、宮部みゆきの小説を読んでいるが、構成が面白いし、内容も大人の妖怪話で面白い。人間て、何故か怖いものに惹かれる。幼い頃、ひいお婆ちゃんと枕を並べて寝ながら、あるいは仏壇の前で、しょっちゅう怖い話しをして貰っていたのを思い出す。又そのお婆ちゃんは話しが上手かった。聞いている内にドンドン怖くなるのに、せがんでは何度も聞いていたものだ。そのお話の中には、知らず知らずに善悪の事があり、道徳があった。あれはお婆ちゃんの作り話だったのか?今読んでいる、分厚い本、「あやかし草紙」もそんな内容だ。
今、読書がマイブームになっているが、これも友人のお陰だ。
そういえば、今日リハビリでマッサージ中に、今日は友人から美味しいバリ料理のお店の話を聞いたと告げると、彼曰く、「そのお年でそういうお友達が沢山居るって良いですねえ。」と言われる。まあ確かにねえ。情報には事欠かない。
友人達。なんて有り難い存在か。必ずしも同窓生ばかりではないが、それぞれ色んな形で老いていく日々。別れの日までこの友情を持ち続けたいものだ。お互いどんな境遇になろうとも。。。。