予約していた整形外科に時間通りに到着。予定通りの手順で来週からのリハビリに関する手続き終了。そこから、お嬢にお願いされていた小道具の縫製を友人宅に依頼するため車を回す。三木町辺り桜の開花が進み、医大近くの桜はほぼ満開となっていて、田んぼには色とりどりの花が咲き、チュウーリップの黄色なども庭先に見えて、白山はピンク色がチラホラ。春だなあ、と、、、本当なら窓を開けたいところだが、空はあちらの国の黄砂の為だろう、ぼんやりとぼやけていて、窓を開ける気にはならない。それでも、一応春めいた風景を満喫しつつ目的地に着き、用事を済ませて帰る。その時点で午後の来客がお待ち遊ばしていて、急ぎ仕事に掛かる。この人は乳がん全摘しているが、殊の外明るい。きっとそのせいで、抗がん剤の使用後に毛髪が抜け落ちても直ぐに生えてきて、医師も驚いたという。彼女曰く、「私、別に長生きしたくないんで。」なるほどねえ。そういうものかも知れないなあ。「死にたくない」と苦しむことで、寿命がかえって縮んでしまうってこと、有るかも知れない。
今、面白い本を「聴いている」が、神様とのおしゃべりというその本は、なかなか面白い。難しい哲学を笑わせながら解説して、例えば、「金持ちになりたい」という願望を叶えたいのは、「何もしなくても良い状況に憧れる。楽したい。」ということなら、金持ちになるためにあくせくせず、今すぐに楽すれば良い、と言う。まあ、そういったことを非常に分かりやすく教えてくれる。要するに「老子」の言うところの「足るを知る」ということだが、確かにこれは時々と言わず、常に思っていなければいけないことだろう。今に満足することで人は豊かになれるものだ。
この寝る前の30分、朗読を聴くというのは自分的には結構気に入っている。子供達に寝る前に本の読み聞かせを毎日していたのが蘇る。が、実はいつ眠りについたかは定かではない、という難点がある。大事そうな部分は再度かけてはいるが、やっぱり字で読む程には完全には聞けてない。これは作者には大変失礼なことだろうが、ま、お許し頂こう。
そういえば、先日短歌の会に遂にAIが登場してきた。20年以上に及ぶ歴史がある為、過去のデーターから何かを探し出したりするのには、人の手ではなし得ないことを短時間でやってのけるから、メチャクチャ便利になったという次第。そこで、実験的に、「このお題で短歌を詠んで」と命令した人がいて、それがそこそこのものを答えとして出してきたのに驚いたり笑ったり。もっと細かく指示すれば、もっと良い歌が出てくるかも知れないと思わせた。自分も何かやってみようかと思ってはいるが、まだ実験してない。なんとなく、まだ大人のおもちゃ的な感じが抜けきれないためだ。こういうものに、磁石に吸い寄せられるように反応するのは矢張り若い人だろう。
ま、そのうち。。。。
俵万智の作品を読み進めているが、石垣島に子供と共に原発の影響から逃れて住んでからの生活が、つぶさに分かる歌となっている。
沖に出て小さきカヌーとなりながら手を振るものを若者と呼ぶ
マングローブの家族寄り添う 海辺でも生きていこうと決めたものたち
地図に見る沖縄県は右端に落ち葉のように囲われており