« 浮いたり沈んだり。 | トップページ | 地球温暖化。 »

2023年2月15日 (水)

いよいよ退院が具体的になってきた。

今日は何だか眠くて仕方が無い。そう思いつつ最後のリハビリに出向いたら、隣の理学療法士Aと患者の話し声が聞こえてきた。Aが、「僕真面目なんで、こうして仕事してるときに眠くなるのを避けたいンです。」だろうねえ。過去に何度か娑婆のマッサージ師に居眠りされた経験があるのでよく分かる。なるほどここではやたら施術者と患者が会話してると思ったら、居眠り防止もあるんだと分かった。Aが言う。「7時間は寝ないとねえ。そうすると、夜12時にはどうしても寝付かないと駄目なんで。」そうだろうねえ。とすると、自分の時間がかなり少ないなあ。この人も妻帯者で子持ちだと聞いた。今時にありがちなというか今は普通になった、「良く出来た亭主」をやってるらしいから、家事も大変だろう。週休二日で持ってる感じだろう。体を酷使する職業だ。

このリハビリルーム、多いときは30人前後をいっぺんにやっている。だから全員が喋っているとかなりうるさい。そういう自分も毎回結構色々話しながらやって貰っている。今日は昔に経験したオレオレ詐欺についてだった。これは受けたなあ。実際に経験した人の話はそうそう聞けるものではないだろうから、かなり面白かったみたい。M君も話し上手で聞き上手。彼自身の体験談や家庭の事情やもっと若い頃の思い出バナシや趣味の車の話しなど、次から次へと出てくる。子供の話しには目を細めて語り、奥さんのことものろけられている。良いなあ、若いって事は。

 

この所朝の連ドラを毎日見ているが、「若者に短歌を」という我が師の言葉を絵に描いたような内容になっている。自分の心を客観的に見て、どこまでも掘り下げてみるという行為は、確かに短歌や詩でも作らないとなかなか出来ないだろう。そしてその行為が在るときは自分を救い、在るときは励まし慰めてくれるということだろう。このドラマでは、平易な言葉を使った短歌が表に出ているが、その方が若い人に受けるということだろう。確かに日常で使う言葉の方が、身にしみるというか実感が湧くだろう。今日から「相聞歌」に入ったが、今後の展開に興味深いものがある。、、、このドラマを観ている若者がきっと沢山短歌に興味を持つのではないか。私が言うのもなんだけど、その芽を伸ばして欲しいなあ。

 

« 浮いたり沈んだり。 | トップページ | 地球温暖化。 »