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2023年2月21日 (火)

みっちゃん、雲に乗る?

いよいよ今日と明日の二日間だけの病院生活となった。午前中のリハビリをみっちり終え、部屋に戻ると汗が噴き出る。丁度看護師さんが来たので頑丈な窓を開けて貰うと、外は快晴でそれ程寒くもない。一気に幸せ感が漲ってくる。とうとうあの世界に戻れるのだと外を眺めて感無量。そして、今日のリハビリは最終チェックみたいなもので、理学療法士Mくんからお褒めの言葉を貰う。いやあ、本当によくして貰った。術後間もない頃からでは人が変わったかと思うほど、自分の鏡の顔も違って見える。「こうでなくっちゃ!」と我と我が身に言い聞かせ、あとは二次災害に遭わないためにともかく慎重に生活していかなくては、と改めて思っている。

自分が退院するという目でリハビリルームの人々を見回すと、色んな過程の人がいることに気付く。術後間もない人もいれば、もうすっかり良くなって最後の仕上げ的な人もチラホラ。半分くらいの人は、きっと相当長くかかるんじゃない?と思うような人だ。そういう人々に一人一人丁寧に付き添って、言葉をかけ、手を取り足を取りリハビリに当たっている人達、理学療法士というお仕事はこれからの時代にとても重要な仕事だと思う。高齢化の世の中、元気で高齢という人ばかりではない。むしろそうではない人のほうが多いかも知れない。そうした世の中で彼らのお仕事はとても重要な役割を果たすだろう。見ていると体のリハビリにとどまらず、全員が心のリハビリに力を注いでいる。かくいう自分自身も、それで大いに元気づけられた。

看護師に関するアンケートというものが届いた。今後の病院をより良くするためのものだと書いてある。が、自分としては何も言うことがなく、オール5だった。むしろ手厚すぎて今世界で起こっている医療崩壊を思うとき、なんという贅沢なこと!と日々感心していたくらいだ。日本の医療体制はこの田舎においても素晴らしいと身をもって実感した。

今日は新人らしき見習いの様な若い人がメモ帳を手に先輩達の仕事ぶりを観察していたが、彼女も逞しくも優しい看護師として成長していくんだろうと眺めたものだ。

個室というのは必然的に誰かと喋る機会が少ないものだが、入れ替わり立ち替わり入室してくる看護師他、衛生士、ドクター、レンタルの人、お掃除の人達、時には看護師長の訪問もあり、結構色んな人と話す機会はあった。黙って処置して帰る人は殆ど居ない。ここにもこの病院の血の通ったシステムがある。

今回、二人ほどこの病院を紹介してくれての決断だったが、確かに経験者に聞くのは良い。おそらくは自分だって誰かに尋ねられたら同じように紹介するだろう。

 

とはいえ、

これ以上長居はしたくない、というのが本音だが、、、。ふ。

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