地球温暖化。
入院中に読んでしまおうと持ち込んだ本の中にはなかなか手が伸びないものもある。その一つ、「樹下聴風の記」という分厚い友人から贈られたものは、かなり読んだが、疲れてきた。どうしても作者を知っていると丁寧に読み進めようとし過ぎて疲れるようだ。校正を頼まれた訳でもないのに誤植が気になってみたり、内容に頷く事も多いが、突っ込みを入れたくもなり、、、疲れる。今日読んだ中に、「地球温暖化」に付いてのものがあり、彼の主張は看過できない内容だった。簡単に言うと彼は現在巷で信じられている大半の温暖化の元凶とされるCO2とかの情報は殆ど誤りであり、今更人間社会がCO2廃絶に力を入れたところでどうにかなるようなものではない、という主張なのだ。それを様々な専門家の主張を取り上げて説明していて、データーも半端なく引用している。この件に関しては、自分的には確かに正確な情報を持っているわけではなく、日々テレビなんかでたれ長されるものを鵜呑みにしていて、こういうことは専門家に任せた方が良いと最初からスルーしている。そのための研究をしっかりしている科学者と地球規模のリーダーたちが頭を寄せ合って解決策を打ち出し、流れてきたその情報を自分たちで可能な限り努力して行くもの、とばかり思っていて、「感想」は持っていても「考え」はあなた任せだった。
しかし、彼は違った。そこまで?と思う程のデーターを調べ、何故そう思うかの立証を試みている。その中に、ある反核、反原発の論客物理学者が同じ事を主張していることも挙げている。この項の締めとして、「そして我々が『地球温暖化CO2主因説』の呪縛から解放されたとき、科学燃料発電より原子力発電の方がまだましだなどという妄言は跡形もなく消え去るだろう」と書いてある。
彼の事をそれこそ全て鵜呑みにするわけでは無いが、矢張りこういうものの見方考え方もあると言うことを知りながら、様々なニュースや主張に接することが大切だと思った次第。。。疲れた。