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2023年1月 2日 (月)

怒濤の一週間。

昨年27日入院。翌日手術。術後から自分の体が自分で無い状態というか、全てを管理され、自分の意志で動くにも動けない状況だった。それが徐々に人間らしい扱いに代わり、何事も自分でやれるようになってきた。こうしてパソコンも打てるようになり、シャワーも段々上手に浴びる事が出来るようになってきた。リハビリの担当理学療法士からはお褒めの言葉を頂いている。状況を訊いてきた息子には、「アルコールが無い以外はまあまあ快適。」と返信しておいた。そりゃあ欲を言えばきりが無い。まずは食事。年越し蕎麦やおせちが出て、病院の心遣いを感じたが、娑婆の味とは違う。全般的に量的には問題ないし味も悪くない。が、段々日が経つにつれ欲求不満になってくる。これは我が儘というものだと分かっていても、、、。

今回の手術で何が一番辛かったかというと、麻酔が切れた瞬間に襲われた患部の痛み。座薬を使ってくれたが、それが効き始める30分間の地獄のような痛みには正直参った。一生忘れないだろう。その痛みに耐えるために何を思ったかと言うに、「ウクライナの戦死たちは、爆撃で足を飛ばされても何の手当もないかも知れず、あったとしてもこんなに手厚いことはやってくれないに違いない。それを思えば贅沢!ガマン我慢!」とそればかり念仏のように唱えていた。そう自分に言い聞かせることでなんとかしのぐことが出来た。

以来、心配した「せん妄」も訪れること無く正常な快復。自分でチェックせずとも、イチイチ看護師が認知具合をチェックしてくれるし、基本、高齢者に施すべきことは全てきっちりやってくれる。

それにつけても思うのは、日本の医療体制の素晴らしさ。完全にシステム化された人員の配置により、ぬかりなく患者のケアが行われる。一人の患者に対して一体何人が配備されているのか?よく分からないほど多くの人員が、交代制で勤務に当たる。そしてそれぞれ完全な申し送りが成されている。これは素晴らしい。まあ、年末年始という特殊な時期で、やりくりが大変なようではあったが。

ただ今、ウイーンのニューイヤーコンサートをiPadで見ながらだが、自宅に居るときより自由な感じ。

家の方は娘が奮闘しているらしい。ま、それぞれのお正月だ。

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