なかなか手強い。
リハビリというものをある意味舐めていた。そろりそろりと約40分あれこれやるが、それほど凄いことをしているという実感は無い。こんなことをしていて、本当に良くなるんだろうか?という疑心暗鬼が頭をもたげてきた昨日。ハッキリとした実感を得たくて、リハビリ後に、歩行器でぐるっと病棟を回り、自販機でお茶やお水を購入し、部屋に帰ってからシャワー。たったそれだけのことをしただけで、この後悲惨な事になった。夕食後段々熱が上がりはじめ、悪寒がするまでになってしまう。氷枕を貰ったり、患部を冷やすものを借りたりと慌てて対処療法。が、これまでに無い患部の痛みに内心おののく。早く眠ってしまおうとベッドに潜りこんでも眠れない。いつもの入眠剤も全く効かず、永い夜の七転八倒となってしまった。ほぼほぼ眠れず、朝鏡を見るともの凄い目の下のクマ。途端に病人顔になってしまった。
やっぱり我流は良くない。理学療法士さんの言うことをよく聞いて!と経験者からアドバイスがあったのはこういうことか、と再認識。毎日顔を出してくれる執刀医のドクターは、「まま在ることですから、心配はありません。あせらずに、ゆっくりやりましょう。」と言ってくれる。
情けない。こんなことさえできなくなったか、と今日のリハビリで訴えてみたが、全て想定内のことで、個人差はあるにしても必ず良くなりますから、と慰めてくれる。ガマン我慢だなあ。