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2022年12月

2022年12月24日 (土)

イブ。

本日4回目の接種を県庁の集団接種会場へ出かけた。これまで病院でチャチャッとやってくれていたのが、ここではなにやら物々しい。車の誘導人員だけでも相当の数。めでたくエレベーターに乗せて貰って1階に着くと、そこでも別の誘導員がいて、あっちに座れ、あっちに移動しろと次々と指示してくれる。やがて21階に行くよう言われ、ようやく医師と名の付く人の問診にたどり着いたが、その医師が打ってくれるわけでは無い。次の間に移り、ようやくワクチン接種と相成る。そこを出ても書類をチェックする人の関所を越えて、最後の最後に15分の待機場所に誘導される。そして最終チェックの人にようやく一式の書類を受け取ってからエレベーターに案内される。約1時間程度だったが、まあ忙しかった。来ていた人も多かったが、関係者の数はもの凄い人数だった。兎に角ミスが起きないようにという配慮が隅々まで感じられた。これが、お役所ってところだなあ。

今日はクリスマスイブ、ってことで、多くの友人から色んな動画が送られてくる。殆どがロマンチックなもの。矢張りクリスマスは誰もがこういう気分になるのかもねえ。

らしいことをしたのは、孫べえに好物のショートケーキを買って届けたり、ケンタッキーに振られ、いつものお惣菜屋さんで鶏の足を購入。明日とある場所でピンチヒッターで歌うことになった娘に代わり孫べえを囲んでの夕飯。、、、大したことは無い一日が終わった。

二十数年前にパリへ行った時のメモ書きが出てきて、今日娘とその時のことを懐かしんだが、そのメモを見ても、よく思い出さない。どうやらコインランドリーで洗濯までしたらしいのだが。マリアカラスのお墓を訪ねて行き、結局国葬のような扱いになって教会に埋葬されたとか聞いたのは覚えていた。もう、行けないんだろうなあ~。

2022年12月22日 (木)

天の気持ちが荒れている?天気。

人間一人で生きてるわけではない、と本当に実感する毎日。今日も今日とてこのブログを読んで、入院に関するアドバイスを色々電話で教えて下さる方がいた。いつもながらの具体的で的確なご意見に、入院に関するモヤモヤの霧が少し晴れてきた。そして覚悟も出来た感がある。多くの人が通る道を自分もたどり、頑張るほか無いと思った次第。そして、こういう情報を多くの人と共有する為に、FBに入院の様子を発表しなさいと言ってくれる。FBはこれまで苦手でほぼほぼ読み手だったが、確かに、この経験は誰かの役に立つかも知れない。FB仲間のある男性が以前コロナにかかってそのいきさつを全て載せていて、こちらも色々参考になったことがある。やってみるか。

その方のお話の中に、「せん妄は心配無用。母は、花畑にお城が立って、鹿がいて、赤い雲ーと呑気なことでした。ミッチャンは世界的なオペラ歌手になってるでしょう。」とあった。いやはや、ありそうで怖いような嬉しいお話。どうなっても、自分には分かってないんだから、こうして夢見る夢子チャンでいられた方がどれだけ良いか。確かに。ハハハ。笑い飛ばそう。

 

実は今朝来店の方は、二年ほど前に同じ手術を経験されていた。お陰で、持っていて良かったものとか、便利グッズを教えて貰った。こういうのも情報のひとつだろう。

 

例年、家族でわが家にやってくる人達から電話があり、お孫さん共々やってくるというが、ちょうど此方が入院中。てことで、こちらの事情を聞いて急ぎみんなのスケジュールを調整してくれた。お孫さん二人とその両親とその母親の両親の6人だ。本当なら一緒にご飯でもとなるところだが、このご時世それは叶わず、お茶も怪しい。お互いマスクをしての面会となりそうだ。それでもこうして来てくれるんだから嬉しい。彼らとは半世紀近くの付き合いだ。

その前にはちょいと遠方の人のお宅を訪問する約束をしてしまった。急ぎ帰宅するつもりだが、、、いよいよ忙しくなってきた。

 

それはさておき。今日の荒れ模様は一体!?もの凄い雷の音。とどろく、という表現がぴったりな大音量。外に出てみると車の上は真っ白な雪が、盛り上がっていて、えっ?その前は雨が沢山降ったし、一時は晴れ間も見えた。ややこしい天気。夫に寄れば、雪雲の動きが丁度線状になっていて、わが家の上を通る感じだった、とのこと。すぐに撮った写真を高松市内の人に送ったらみんなが驚いてくれたそうな。変な天気。

 

 

2022年12月21日 (水)

せん妄?

今日も今日とて探し物に時間を取られ、疲れ切ったところにお嬢がやってきて、「私のサングラス知らない?」と言う。あっちゃあお前もかブルータス。で、こっちの探し物を言うと、そんなのああしてこうしてああすれば解決じゃん。と簡単に言う。そんなことより自分のサングラス。度付きだから無いと困るんだとか。知ったこっちゃ無い。、、、似たもの親子。

やがて一人になって又ゾロ探していると、おお~っ!出てきた。やっぱりねえ。在るはずだったんだ。と、そこまでの時間のロスをすっかり忘れて気分爽快。敵にラインして、「わたしゃ出てきたぜよ~」と言ってみる。

しかし最近色々とやばいと思い始めた。いや、確かに前からそういう傾向にはあったから、今に始まったことじゃないと言えなくも無い。が、先日のサッカーで日本が勝った相手がフランスだと思い込んでいたり、(実はドイツだったと馬鹿にされ、まあその程度の関心だたからと思ってみたり)なんだかスムーズに行かないことが増えた気がする。そこにもってきて、病院からの書類の中に、「せん妄」に気をつけよう、というパンフレットが見付かり、およよよ。これは認知症とは違い、手術後なんかに起こることがあるという特別な症状らしく、心配の種が又増えた。

大丈夫?わたし。

 

今日の会議は、心配していたコロナの疑いが完全に晴れたという友人と共に出かけた。集まりが少なかったので、そのまま最後まで参加して、彼女も発言したりして1時間半はあっという間に過ぎた。で、愉快だったのは、彼女が表に出るやいなや、「楽しかった~。久しぶりに夢から覚めたような感じだったわ。」と言ったこと。そうか。彼女はこういうものには参加することが無い生活を送っていて、所謂茶話会てきなものや、カフェでのお喋りはあっても、真面目に議論したり感想を述べ合うといった時間は持つ事がない生活なんだと改めて思った。社会と繋がった感があった今日の会合は良かったんだ。誘うのを躊躇していたが、新発見だった。

で、久しぶりにひいきのパスタやさんにも誘うと、彼女も知っていて即決。およそ半年ぶりくらいに行ったのに、そこのママさんは覚えていてくれて、明るく迎えてくれる。ファッションセンスが抜群のシェフは相変わらずかっこよく、このご夫婦はとっても都会的。以前手ほどきを受けていたわが陶芸の師匠のコーヒーカップが並んでいて、こないだお訪ねしたKさんのおうちで見たような繊細な作品。こんなに頻繁に同じ作家の作品に出会うとは、世間は狭いなあ。いつか又、習いに行けると良いんだけど。。。

とても美味しく頂いて、まだこれから予定があるという彼女とそこで別れて帰宅したが、入院まであと一週間足らずになっていることに気づき、ちょいと気分がざわつく。娘と夫に色々と言い置く事があり、、、、。今日は旅行鞄を二階から持って降りて貰った。あれを持って旅行していた頃が懐かしい。又いつか行けるんだろうか?

落ち着かない日々。

なんかとても疲れる。そりゃあいつもより何かと忙しいからだろうが、それでも数える位の用件をこなしているだけだのに、この疲労感。だんだん入院が安らぎの時間に思えてきた。実際は知らないが、取りあえず上げ膳据え膳は間違いない。

朝の仕事のあと、お昼も食べる時間が無いまま短歌の会の会議に出かける。4時の来客を気にしながらなんとかそれに間に合うように終わって急ぎ帰宅。その方は既に表で、玄関のポーチに腰かけて待っておられるというハプニング。で、その方を送りがてら今宵はお惣菜やさんにヘルプミー。とてもじゃないがそれから料理する元気が無い。で、あれこれ購入して帰宅して先に帰っていた夫と食べ終えてからハタと気付いた。そういえば夕べ作ったおでんがあったのに~。それを忘れていたのは多分あれだ。夕べの食事におでんを出したら、「この頃おでんが多いなあ。」と夫が言う。確かに、先週大根他野菜を頂いたので手っ取り早くおでんを作り、確か三日食卓に出したけどねえ。でも、前のは和の味で、今日のは鶏肉の味にしてあったんだけど、おでんはおでんなのか。具材も変えてあったのに~、って、そこまでよく味わって食べてないんだなあ。今に始まったことでは無いが、、、、「男と女の間には~~~深くて暗い河がある~~」っていう歌が蘇る。それをネタにケンカする年代では無い。が、こちらの脳内にはその一件があり、おでんは出さないという気持ちが働いたんだろう。やれやれ。明日からまたこっちの胃袋に入るんだろう。

 

明日も会議に出る予定。が、入院前にあまり大勢の人と集まるなと言うお達しが病院から出ている。勿論入院当日はPCR検査もするらしいが。明日はちょいと顔出しして会議は免除して貰おうかと今から考えている。

今日ご来店の方は明日遠方からご子息が一時帰宅するので、およそ二ヶ月ぶりに入所中の旦那サマに面会するという。「会う度に弱っているのを実感するが、それよりもその夫の状況を見て自分の最後はどうなっていくのかということを考えてしまう。」とその方は言われる。よく解る。自分自身母を見ていて同じように思ったことが再々あった。

昨日今日と立て続けに自分より年下の俳優の死去が報じられて、、、、。一方で大雪のため、車内で暖を取っていた若い女性が一酸化中道のため亡くなったとかのニュース。色んな事を考えてしまう。

この大雪も温暖化のせいだとか。地球がまるごとおかしくなっていて、その不安感が、人間をおかしくしている?なんてことないのかなあ?アルゼンチンの狂喜乱舞も、中国のデモからの遺体焼却の車の列も、勿論プーの暴走も、、、、なんだか世の中全てに落ち着きが無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年12月19日 (月)

おおさぶっ!

寒さに慣れてないのもあるが、今日は殊の外寒いと思った。娘のマンションなんかは未だに男どもは半袖らしい。その点木造の家は隙間風がかなりあり、おまけにわが家は元々の部屋を広く使いたくて、あちこち扉を取っ払ってしまったので、熱効率の悪いこと甚だしい。こういう日はとっとと寝るに限る。

ゆうべはベッドに入っていたら、零時という時間に娘からの電話でサッカーの決勝があると知らされ、ちょいと迷ったが自室のテレビをつけてみた。めったにそういうことしないのだが、なんとなく見始めたらこれが面白い。どちらが勝っても別に良かったが、試合運びが兎に角面白かった。フランスは日本が勝ったと思うのでもしそこが優勝となれば、日本も箔が付くかもしれないと思ってはいた。最初勝ちそうになった時は眠くて眠くてこのまま寝てしまおうかと思ったほどだったが、そこがこのスポーツの面白いところだろう。逆転に次ぐ逆転で、、、、、と思いつつ遂に最後までは見られずダウン。眠りながらも勝敗が気になっていて、なんとなく浅い眠りになっていたような気がする。朝起きても睡眠不足が祟り行動が鈍い。それでもテレビで見なかった部分を見て、むしろ驚いたのはアルゼンチンの国を挙げての興奮具合だ。広場をびっちりと埋め尽くした群衆が誰もマスクもせず大声で歓喜を表している様は、とても現代の映像とは思えなかった。ついついあの中の何人が感染者になるんだろう?なんてこと考えてしまった。それくらい他人事だった。

ニュースの中で、アルゼンチンが元フランスの統治下にあったと言っていて、あの狂喜乱舞にはそういう事情もあったと知る。ま、スポーツでの戦いは大いに結構。そこで発散できるものなら世界は平和だ。

 

本日は健康診断。「80歳の壁」という本の作者に寄れば、この健康診断には意味が無いとか。むしろ日本のこのシステムは病人を増やす、とか。そういえば我が友人で、全くこの手の診断は受けないという人が少なくとも二人いる。市から来る書類は全て廃棄するらしい。そこまで自信が無いアチクシはそれ程の期待も無いまま、今日も今日とて出かけていった。この時期に対応してワンフロアに常に数人しか入れないシステム。すいすいと進み、、、若い女性が多かったなあ。ここは婦人科関係もやってくれるので利便性が高いのだろう。いつものようにマンモグラフィーは痛かったが、あとはスムーズ。来る度に医療機器が進化していて驚くが、血液を抜くのはやっぱり技術者まかせだ。上手な人に当たったのでこれは良し。にしても先日から沢山血を抜かれている。手術の際は輸血用の血液まで採っておくとか。一滴が卵一個に相当するとか聞いたことがあるが、、、、ムムム。

上京中の若い頃、経堂という小田急線の駅前で献血バスが止まっていて、何気なくその気になって先ずは検査。「あなたの血液はとても重くて質が良いので沢山頂きたいのですが、残念ながら量的に問題がありそうなので通常の量を頂きます。」と言われ、都会の女子と違って栄養があるんだろうか?と思ったことがある。終わってからすぐにやって来た電車に飛び乗ったは良いが、その電車は快速で15分間止まらない。段々気分が悪くなってきて立っていられなくなりへなへなとしゃがみ込んでしまった。ようやく着いた次の停車駅のベンチで2時間近く寝ていたら、何度も駅員さんが心配して声をかけてくれる。でも矢張り若かったのか、それで落ち着いて動けるようになったという記憶がある。重いのは体だけじゃあなかったんだ。以来、献血は止めてしまった。

明日も忙しいなあ。晴れるかなあ?

2022年12月18日 (日)

天気予報。プチ当たり~。

今日は雪という予報に朝からびびっていたが、ま、一瞬申し訳程度に降ったことは降った。それ以外はまるで晴れ。お陰で色々予定通り捗ったので、予報が当たらなくて良かったのだが、最近当たらないと思うことが多いような気がする。当たっても当たらなくてもそれほど大した影響が無い地方に住んでいるから、別に良いけど。。。なんて、予報士の方々に悪い感想かな?

朝の仕事のあと、昨日頂いたおうどんと、これまた頂いたキャベツたっぷりに豚肉を解凍したのを加えて焼きうどん(うどん焼き?)大量に出来たので娘のマンションにお届け。後から美味しかったよ、とは聞いたが、ホントに久しぶりに作ってみた。たまには良いなあ。そういえば、昔は生のうどんにマヨネーズをかけて、お醤油をたらし、鰹節を乗せて食べるのが好きだった。あれそういえば長くやってない。

午後はちょいと遠くまで車で出張。。。。年末の入院前に色々やっておくことがあり、毎日何かしらやっている。明日は健康診断。一仕事あるなあ。

 

急に冬になった感がある今日。夕食の後、大河ドラマの最終回を見てからお風呂に、といつになく熱心にテレビを見る。しかし予想通り最終回というのは面白くないものだ。ほとんど全てのドラマの最後が面白くないという偏見を持っているが、今日もそんな感じ。けれど、今回見る気になったのは、やっぱり三谷幸喜の作だからというのがあったし、一番は音楽だった。毎回見たわけでは無いが、流れる音楽にはいつも惹きつけられた。クラシックを上手く入れてあったし、創作の部分も画面に合ってるというだけでなく、全体の印象を盛り上げたと思っている。こういうものに携わる人達は相当力を込めて作っているんだろうと想像する。次の大河は家康だそうだが、タイトルが面白い。又見るかな?戦ものは嫌いだけど、現代の核戦争に比べたら幼稚故に多少罪が軽いのかも。、、、といってもやっぱり戦ものは男中心だ。どうも好きになれない。そういえば、昨日偶然見た「忠臣蔵狂詩曲」は男中心だったが面白かった。中村勘九郎が主演の歌舞伎役者の出世物語だったが、出演者が私でも知ってる達者な人ばかりで、どのシーンも楽しませた。今の歌舞伎の前身を描いていて、役作りの過程なんかは本当にあったエピソードなのか?と思ったが、それが創作でも史実でも関係ない。このドラマに感動したのは本当だから。

北の方から二発もミサイルが飛んできたと報じられた日、寒さいや増し心も凍る。楽しいドラマでも観なくっちゃ~。

2022年12月17日 (土)

洗車すれば雨が降る、、、。

先日の雨でわが愛車の外側がまるで模様のように雨の足跡で一杯だったので、ついつい洗車したら、危惧したとおり又雨。だからイヤだったんだよなあ~。明日も遠くへ行くつもりだが、予報では雪だとか。やれやれ。

今日は従兄弟のお嫁さんが来て、いつものようにカラリング。約二時間の滞在時間でいつもの如くあれやこれやの近況報告。60代だと思うが働き者で今は朝5時に出勤の仕事をしているという。「部活みたいなもんよ。」と言うが、資格があればこその仕事だ。乞われて行くことが出来るのは素晴らしい。家の近くが職場で何があっても歩いて行くという。お料理好きでマメ。お赤飯だお餅だおはぎだ、と季節ごとに色んなものを持ってきてくれる。社会と繋がっているから、情報も沢山持っていて、今日はランチの美味しい店とか、ファッションとかの話題が多かった。ランチは早速行ってみようとお嬢と約束。

もう一回り若い来客もあり、こちらは勿論現役で仕事をしている。が、職場の人間関係に悩むことが多いという。今日は有名店のおうどんと天ぷらを手土産に持ってきてくれた。今日はそれでお昼を済ませ、まだ余っているからそれは焼きうどんかな?彼女もかなりのグルメで、(類は類を以て集まる?)今日の情報は鳴門方面の道の駅と栗林駅近くのテイクアウト専門店。どちらも想像すると行きたくなるお店。いや~、よく知っている。

まあ、施術中はこうして話題に事欠かないし、あるときはそれぞれの人生の悩み相談みたいになることも多い。、、、この仕事、いつまで続けられるのか?ある人から、思い切ってサロンを開いたらどう?と言われたことがある。確かに女性が集える場所があれば良いかもしれない。な~んてね。ま、元気が残っていればの話。

 

それにこんなに平和なことばかり言ってるが、この先何が起こるか分かったモンじゃ無い。本日の朝日新聞の一面二面、、、「歴史的大転換」と恐ろしい活字が踊っていた。国民投票も無いまま、いきなり憲法に抵触するような事が実行に移されようとしている。なんだかおかしい。若者は命令されたらノーと言えば良いと思ってるらしいが、今のロシアを見ればそれが不可能なことがよく分かる。大きな権力の前に、個人の力は無いに等しくなることを、世界の情勢が教えてくれている。しっかり考えて欲しいものだ。

世界中が戦争をしたがっていると思える現代という時代。どうなっていくのか?誰か救世主のような人が現れないのか?ローマ教皇の力は?それぞれの宗教家の力は?、、、、望めない?

爽快、痛快、ちょっぴり寂しい。

先ほど婿殿ご推奨の映画、「老後の資金がありません」というタイトルのものを見終わった。 一人で見ながら大笑いしたのは久しぶり。最後のテロップで三谷幸喜の作と分かり、なるほどと納得。草笛光子という素晴らしい女優を酷い扱いしたので、さぞ名のある作者だろうと思ったらやっぱりねえ。彼女の美しさは十二分に見せながら、作品の一番面白い所に彼女の信じられない酷い変装を持ってくる辺り、さすが~であった。そして流石の女優魂。見事に要求されたことに応えていた。

簡単なあらすじはこうだ。天海祐希フンする普通の主婦が普通の生活の中で、10万円弱の赤いバッグを買いたいとウインドウを覗いては断念する場面から始まり、町中の大きな広告テレビ画面で有名な経済学者が、「老後は2千万、いや4千万ないと生きて行けません!」と連呼するのに絶望する。住宅ローンも払い、たださえ汲々とした生活の中、次々と親の葬儀費用やら、夫の失業やら、挙げ句の果ては姑を引き取り一緒に暮らし始めるというハプニング。散在癖のある姑がオレオレ詐欺に引っかかり、娘の結納金まで無くしてしまうというアクしデントに次々と見舞われるが、ついにはその姑が生前葬をやると言い出し、これ以上お金はありませんから、と参加もしないし一切関係ありませんからと宣言してパートに出る。が、帰ってみると姑の大切なニトロが洗面所に置きっぱなしになっていて大慌てで走って会場に届ける。着いてみるとその姑が自分への感謝の気持ちを参加者に披露している最中だった。。。。その後姑は夫の妹に引き取られることになったり色々あるが、まあ、ハッピーエンドで単純なコメディかと思わせるものの、この夫婦が二人きりになり、お金には無縁のシェアハウスに暮らし、そこのコミュニティの中で真の幸せを感じるという下りはなかなか考えさせられるものになっていた。政府がナント言おうとそんなものに惑わされないで自分の生き方は自分で決めるという、ある意味爽快な物語だった。

昨日届いたばかりの分厚い本を、やっぱり少しずつでも読み始めようと最初から数ページ読んでみた。これが予想外に面白い。って、失礼な言い方だが、想像とは違っていた。冒頭から彼の本領発揮の分野、絵画展に関するものからだったが、あっと驚く評論。我々にとっては美術界の大御所だとしか思ってない画家の作品を悉くバッサバッサと切り捨てている。それが専門知識の上になされているし、対象の絵画も掲載されているので、説得力抜群の面白さ。自分自身、丁度その同じ展覧会は見に行ってると記憶するから、彼の洞察力にも感嘆する。言われてみればその通り、という感想だ。これは痛快と言えるだろう。これから先を読み進めるのが楽しみだ。

 

日中暫くぶりに来店のお客様はOL時代の先輩の奥様。このカップルの若い頃は誰もが羨む美男美女カップル。おしどり夫婦で色んなことが在りながらも仲良く暮らしていた人達。一時期夫の方が病を得て、献身的な介護を奥様がされていたのを知っている。その後原因不明の食欲不振に悩まされた奥様の方は、それが原因で骨粗鬆症になったらしく圧迫骨折を繰り返したとか。今日来店時、急に腰が曲がり、別人の様になっていて驚いた。今は夫の方から介護して貰っている状態だとか。すべり症という言葉を聞いてぎくりとする。自分自身「将来はすべり症になりますよ」という烙印をある整形の医師から宣告されているから。全く他人事では無い。勿論、健康であるに越したことは無い。しかし、このようにそのように、いつどうなるかは誰にも分からない。そうなったとき、どう生きるか。どう助け合って生きて行けるか。それが大事だろう。

帰りは車でお送りしたが、丁度出てこられた彼と簡単なご挨拶を交わして失礼した。バックミラーに奥様の体を支える彼の姿が映り、、、時の流れをしみじみと感じた。

 

2022年12月15日 (木)

移ろう季節。

毎日毎日色んな事があり、人生はつくづく面白いと再認識中。今日は東京の友人というか以前はちぇちで歌っていたS氏から自作の分厚い本が送られてきた。彼はそもそも一級建築士であり、日展の審査員もしている彫刻家でもある。多彩な人生の中で思ったことをエッセーとして世に出したのだろうが、ネタに困ることは無かっただろう事が想像できる。彼との出会いも面白かった。とあるコンサートに行き、最後に客席から何人かが引っ張り出されて舞台に上がり横並びに歌っている中に、とても声の美しい男性がいる。チラ見していたが、終わると同時に側に行き声をかける。「あの~、これからも私たちと一緒に歌いませんか?」「良いですよ。」といとも簡単に商談成立した人だった。以来、長くと言っても高松に彼が滞在していた期間だけだが一緒に歌の勉強をしていた。基本芸術家の彼の心は純粋で、ひとたびはまると誰よりも熱心だった。やがて古巣の東京へと帰っていったが、仕事の傍ら歌の先生を探してレッスンを続けたようだ。

その彼が書いた本。大きな樹が書かれた装丁は美しく、勿論絵も描く彼の作だろうしとても興味が惹かれているが、入院中に読破しようと思い今はパラパラめくっている。

夕べは入院に関する書類を沢山書き、読むものも沢山あって疲れて寝てしまった。

明日は癌検診のため、今日の晩ご飯は8時までに済ませる必要があった。丁度孫べえを病院に連れて行くお仕事があり、そのまま連れ帰り、晩ご飯を食べさせる。仕事帰りのお嬢が迎えに来がてら自分もお食べあそばしたがまあ、わいわい食べるのは悪くない。毎日だと疲れるが、たまだから、、、。てことで、このまま起きていると何か食べそうになるので、もう寝てしまおうと思っている。

それにしても急に寒くなった。

2022年12月14日 (水)

今日は風が強い。

いよいよ入院が近づいてきて、それならばと来店客の予約が次々とあり、これは当分忙しくなりそう。入院は一月とふんでいるが、二ヶ月という人も居るからその場にならないとハッキリしない。今日知らずに来られた人がギリギリで再度来店の予約を入れて帰られる。そこまで頼りにされているかと思うと嬉しい。思えば長くやって来たもんだ。随分と我が儘な営業で、ちぇちの公演たんびに多大な迷惑をかけてきた。それでもある方が、「先生、オペラやった方が良いですよ。仕事だけなんてもったいない。やれることは全部やっとくべきですよ。」と言ってくれて励ましてくれたものだ。その方は一人暮らしだったので体調を崩し施設に入所されてしまい、全く会えないが、どうしておられることやら。今の私を見たらなんと言ってくれるかしら?、、、こうしてお客様というより人生の先輩達から沢山の応援やアドバイスを頂きながらのこれまでだった。有り難い事だ。

少し前に入院していた友人が言うには、「入院中はかなり忙しいわよ。毎日スケジュールが決まっていて、まあ、本は沢山読めるけど、それ以外はあまり出来ないかもね。」とのこと。こっちは既にノートパソコンを持ち込むつもりであれもこれもやろうと考えているが、無理かも知れないなあ。まあ、取りあえず娑婆と繋がってはいるだろうが。。。

夕方になって友人が食料を持ってきてくれて、予定より早く帰宅した夫にせかされること無く夕食完了。どうやらわが誕生日祝いも兼ねてのことらしい。12月12日という数字は記憶に残りやすいのか?干し柿を作ったとか柚子大根もあるよとか、色々置いていってくれた。彼女も私もまだスイスイと運転しているが、だから出来ているあれもこれも、免許返納したらどうなるんだろう?と話し合ったことだ。今は笑い飛ばしているが、同窓生の中にはチラホラ認知症の噂が飛びかっている。そうならないとの保証は誰にも無い。最近色々思い出せない人の名前とかあるもんねえ、と話が合うこと!自分自身最近では真子様のお相手の名前やジョニーデップを思い出すのに相当時間がかかったもんねえ。やばっ!

空いた時間で少しずつ家の中の整理整頓をやっているが、ホント体力の低下を感じる。娘がカーブスに入会すると言う。体験に行って見ると膝を使う運動が全く出来なくてショックだったとか。ま、ぼちぼち来る年齢だわねえ。確実に追っかけてきている。50だもんねえ。問題は継続だ。きっと無理だろう。我が道を辿るに違いないと、、、言わないが思っている。ハン。

 

 

 

2022年12月13日 (火)

オイチニイ、オイチニイ。

今日は一日中嬉しい時間を過ごした。朝一で同じ誕生日の後輩からお花が届き、今度一緒にご飯を、との約束成立。その後二日違いの誕生日の先輩と二人でぽかぽか陽気の外気を浴びつつ少しドライブ、少し買い物、少しお好み焼き。帰宅するとピンポ~ンで出てみると、ハムサムな青年がこれまたお花を抱えて立っている。彼はわが家のリフォームでお世話になった人。感じの良い人で、我々夫婦もお気に入り。個人的なことを話題にしたことがあり、彼の結婚記念日とわが誕生日が同じという話を、そういえばしたことがあったっけ。にしても、ご自宅に買って帰るだけでなく、わざわざ私のためにこんなことをしてくれるなんて、信じられない、と一瞬ぽかん状態。彼は人が良さそうな笑顔で、「スイマセン、突然あらわれまして。」なんてこと言う。いやいやそんな、嬉しいです~と頂いた。丁度娘から今宵はどっかに食べに行こうと言う電話があり、その彼の話をしたらやたら興奮して、「え~~っ、なんでお母さんがそんなん貰うの~?私じゃないの?」と意味不明なことを口走る。彼とは何度か会っていて、長身でかっこいい彼は印象に残っていたらしい。

でもって、プールから帰る夫にラインして、今日は晩ご飯予約したからと告げると、気乗りしないという電話。もし一緒に行かないならこの人の晩ご飯だけ用意していこうと準備。その様子を仕事帰りに寄って、見ていた娘がそのあまりの早さに驚いて、「私、お母さんみたいにそんなに早くは準備できないわ。」とこちらの入院中の父親のご飯の心配をしている。

しかし、帰ってきた夫は、やっぱり一緒に行くとのたまう。やっぱりね。とすぐさま予定通りお初のお店に娘の運転でお出かけ。今日は婿殿がお休みで孫べえの食事は既に済んでいたため、メンバーは三人。掘りごたつの小部屋に通されて、丁寧な対応の小料理屋さん。出てくるお料理は上品な味わいで和食と言いつつグラタンや柿の天ぷらチーズのせ、ステーキもあった。板前さんは若者で、物腰も柔らかく、好印象。刺身からカマ焼きなどの和物も取ってシェア。結構食べたけどソレホドお高くない。これはリピートありだね、と話しながら家の前に着いた途端、水戸の孫たちからテレビ電話。便利な世の中だ。既にお祝いの品やメッセージが届いていたが、バースディソングを歌いたいという。これは彼らが小さい頃からの毎年の習慣。車の中でそれを聞いてしばらく歓談してバイバイ。

家に入ると夫が、「ハイ、お誕生日のプレゼント。」と包みを持ってくる。帰る早々紫色の可愛いシクラメンの鉢を貰っていたのでオロロ木ももの木山椒の木。しかもこれが今までに無いヒット!明るめのネックレスで、見た途端お気に入り。娘も絶賛。思わず言ったもんだ。「わ~、私もう先が無いのかしら?」「こわい~」、、、勿論。有り難うも言ったけど。

わいわい言ってると息子からテレビ電話。ただ今彼は学生との飲み会に参加したかどで、家の中で隔離中の為、既にこっちが孫達と話したのを知らない。しばし送ってきた泡盛談義に花が咲き、お互いに泡盛で乾杯。

娘が帰り、夫が二階へ引き揚げ、FBに届いた誕生日お祝いメッセージに返信して、今見るといつの間にやら午前様。

いや~、濃い誕生日だった。

2022年12月11日 (日)

懐古するとき。

先日嬉しいプレゼントが届いた。漱石ゆかりのネーミング、紅まどんなという蜜柑。確かに蜜柑の中でもその名にふさわしい見た目の美しさ。それ以上に豊潤な果汁と香りに思わずニマニマしてしまう。フルーツはホントに良い。口の中が甘い果汁で満たされるときの快感は本当に幸せ。せめて食べてるときはマドンナの気分で。。。なんちゃって!

今日は息子家族から誕生日プレゼントと手紙が届く。姉孫の方は来年大学受験で、めでたく合格したら高松に帰りたいと書いてある。ホント、いつの間に大学受験?と驚くばかり。先日何かで(ラジオかテレビか?それもハッキリしないが)何故年取ると時間が経つのが早いと感じるのか?というのを解説していた学者がいた。結論から言うと、それは「感動」が薄れてきたからだという。何かが起きるとそれについて心が動き、微に入り細にわたりそのものを繰り返し繰り返し考えるのが若い人。年寄りは色々経験を積んできてわかりきっているとばかり、その反応を一瞬で終らせる為感動もないのが原因だとか。な~るほど。それは分かるなあ。例えば、わかりきった道を行く場合、脇目もふらずすぐに目的地に着く年寄り。その道を初めて通る若い人はキョロキョロ辺りを確認しながら、時には花が咲いていると感動したり、あそこにあんなお店が、、とか、珍しい建築だなあとか、、、。色んな思考が巡らされ距離も時間もそれ程変わらなくても長く感じるだろう。ってことかな?

そういうことさえどうでも良くなってきた感があるなあ。きっとこうしてあっという間に煙と化すのが人間の定めだ。

先日から夥しい数のCDやらDVDを整理しているが、全く終わらない。で、今日はちぇちの写真データのCDが出てきた。「こうもり」の時のもので、I先生もH先生も映っているしあの人もこの人も懐かしい顔ぶれを見ているとしばらく見入ってしまって何も捗らなくなってしまった。あの頃は本当に楽しかった。問題もあったが、全体として活気に溢れていた。今のコロナ禍を誰が想像しただろうか?、、、本当に遠い過去の話になってしまった。

 

2022年12月10日 (土)

何故か忙しい。

毎日毎日、どうしてか次々と用事が出来て、、、、これを落ち着かない状態というのだろう。入院するからと言って、特別なことは何もしてないはず。このままぽっかりと居ない状態になるのが信じられない。まあ、居なければいないでどうにか過ぎていくのだろうが、、、、。

昨日はせっかく行き始めたプールにしばらく行けないからと退会届を提出に。昼食時だったためかガラガラ。親子の教室もあり、母親に抱かれたちびっ子達が水に慣れるための指導を受けている他は、水中ウオークのレーンで年寄り組がチラホラ。約1時間ほど歩いて、シャワーを浴びてロッカーへ行くと見ず知らずのおばあさんから、「久しぶりやねえ~」と声をかけられる。多分人違いだな、と思いつつ相づちを打つも、それ以上の会話が成立しそうに無く、早々に着替えて外へ。前回来たときは、毎日来てるというおばあさんに捕まり、延々と身の上話を聞かされたり、、、と、まあ色々ある。自分から声をかけるということが苦手な為、全くの受け身。自分もれっきとしたおばあさんだが、この自分よりもお年寄りが大勢来てるのが現代のプール事情だ。

帰宅して一人昨夜の残り物おでんで昼ご飯。頂いた大根がわが御御足のごとき太さで、夫婦二人では処理できない位のもの。が、このおでんという食べ物は重宝だ。何度も火を入れて食材を足して三日は食べられる。今宵もその三日目のとろけるような大根を美味しく頂いた。で、空腹が満たされると眠くなるのが自然の成り行き。気になる家事の後しばしお昼寝。というのも前日余り眠れてなかったせいもある。近頃一日交替で寝不足。ま、これも歳だろう。

良い時間になって娘が買い物に誘ってくる。で、行きたいお店が同じで一緒にお出かけ。、、、どことなく入院前の母親を気遣ってくれているような気が、、、。夜は夜で、夫が寝たあと息子からビデオ電話。あちらもビール片手。ならばこちらもワインを手元にとやり始めると際限が無い。色んな馬鹿話をしつつ気が付けば11時。流石にもう寝ようとなり、そこから入浴。浴槽に浸かりながら映画を見るのが近頃の楽しみの一つだが、流石にこの時間からはやばいと断念。

でもって本日は娘家族が誕生日を祝ってくれて某ホテルでのランチ。見渡せば男性は内の婿殿と孫べえの他には二人?矢張りランチは何処も女性の花園。聞こえてくる会話は、ともにご亭主を亡くされ、一人は寂しく、一人は自由を謳歌しているとかとか、、、。コロナなんかどこ吹く風?ってなもんだ。

そこから婿殿と別れて我々三人はさぬき市の市役所へ。先日娘夫婦で撮影に参加した町おこし?映画20分というのを見に出かけた。短いPR映画だから全く期待してなかったが、見ている内に不覚にも涙が出た。テーマがなかなか良い。主役の中学生は「ちむどんどん」に出ていた名子役で、矢張り演技力があったし、同窓生として出ていた地元の中学生達も良かった。「背番号100の男」というタイトルでYouTubeでも観られるから、帰宅して夫にも見せて盛り上がったことだ。

。。。てなことで日々バタバタと過ぎていく。ま、師走だしねえ。

2022年12月 8日 (木)

落語。

今宵はちぇちでお世話になった落語家桂こけ枝師匠をはじめ、桂一門他、笑点でよく知られた落語家の高座であった。久しぶりに大いに笑い、楽しい二時間だった。だが、落語というのはただ面白いだけでは無く、噺家の技量や作品の面白さによって随分と評価が分かれると思う。今日はひいき目で無く、わがこけ枝師匠がダントツのうまさだった。古典落語というのは、語り手によって随分違った印象になるものだ。決まった形の中に語り手の持ち味を盛り込むという技は凄い。そして、メジャーかそうでないかは全く関係が無い世界だ。マスコミに露出が多いからといって、必ずしも上手いとは限らない。きっと今日の多くの観客が同じ思いを持ったのではないか?

そこにないものをあたかもアルかのように表現するのは凄い。これぞ日本の伝統芸能と呼べるものだ。

そして今日は珍しい余興も見せて貰った。映画でしか知らないものだが、昔の日本人はなかなか面白いことを考えてやっていたものだ。歌舞伎なんかでは今でもよくやられているようだが。。。いわゆる皿回しやそれに類した芸。玉を使った妙技も楽しかった。面白い事を言いながらあっと驚く芸を披露する。いやあ~、面白かった。

 

短歌の友人から今宵の月が今年最後の満月だという知らせが入る。帰宅してからゆっくり見ようとしたが、そもそも月の形がまん丸には見えないという残念。子供の頃に見上げた記憶に頼るほか無いという情けなさ。ただ、月光は楽しめた。それほど寒くも無い庭に出て、しばし空を見上げる。ここで一首出来れば言うこと無いんだが、、、そう上手くは行かない。ただ、月の光は楽しんだ。何故だろう。月の光が懐かしい。アチクシもしやかぐや姫だったか?な~んちゃって。酷い落ちだ!

2022年12月 6日 (火)

振り回される日々。

夕べはサーッカーを見ようと張り切っていたのに、そのキックオフの時間がメチャクチャ眠い。ガマンにガマンを重ねて一点入ったところで安心しそのまま爆睡。でも気になっていたので、暫くしてヨロヨロと起きてテレビをつけるとギョギョッ。いつの間にかPK戦になって居るではないか。これは心臓に悪いとすぐに切って又寝てしまう。。。。案の定起きてみると日本は失敗したと出る。やれやれ。そうそう簡単な事では無かったんだと思い知る。世界は強い。

こういうものは勝つところが出れば負けるところが出るのは当たり前。ま、あれだけ頑張ったんだから良いんじゃ無いの?と特別なフアンでもない自分は思ってしまう。選手達にねぎらいの言葉をかけたいし、背負うものが大きくて大変だったねと言いたい。と思う一方で、彼らは幸せだとも思う。色んな意味で。

 

病院から貰ってきた沢山の書類に全く目を通す気になれなくて、掃除洗濯、時々仕事に明け暮れた一日。夕方帰ってきた夫が外は寒いと言うのを不思議な気分で聞く。ガラス窓からは良い天気で暖かそうだったが、そうか、寒かったのかと思いつつ、口では、「そりゃあ、冬ですから。」と返事する。こうした何気ない会話さえ、無くなることを恐れているらしい夫は、食事中も何かと話題を振ってくる。ここ数日は柿を剥いて、パソコン前に持ってきてくれたり、、、とサービスが良い。正直、自分自身も色々道具の使い方など言っておく必要を感じてはいるが、まだその気にならない。こういうのをスイッチが入らない、と娘は表現するんだけど、近頃孫べえが同じようにスイッチが入らないという言葉を使い出したらしい。

車中で娘が育児についての回顧を話す中に面白いのがあった。兎に角しっかり食べさせようと、毎回の食事時に、「ハイ、チャンと食べて大きくなってね。ハイもっと食べようね。」と促すのが口癖だったようだ。あるとき、椅子の周りがテーブルになっている子供用の食卓に腰かけたまま持っていたスプーンだかお箸だかをバチャーンと置いて、「ママチャン、僕はね、大きくなる為に生まれてきたんじゃ無いのっ。」と叫んだらしい。おおお、これは凄い。以来、育児方針が180度変わったと言うから面白い。ま、こうやって親子はともに成長する。

2022年12月 5日 (月)

ああ、疲れた。

翌日術前検査があるというだけで、昨夜は全く眠れなかった。途中で睡眠導入剤まで飲んだが一向に効き目なし。朝7時までに朝食をと言われていたので、6時にアラームをセットしていたが、その時どうやら最も深く寝ていたらしく、全く気付かず起きたら8時。仕方なく朝食は抜きで娘に付き添われて病院へ。

ま、スムーズに検査は終わり、予定通り年末の手術が決まる。

今日はぼ~っとしていたので、全てが他人事みたいに聞こえている。この頃こうして翌日何かがあると眠れないという状況。そんなに神経細くない筈だのに。。。。でもって本日のサッカーは見ようと、夕食後の今から計画を立てている。取りあえずこれから2時間は眠れそう。

友人からランチをというメールが入り、彼女の息子が経営するパスタやさんへ。ここでのお目当てはスープスパゲッティ。クリーム味のもの。久しぶりに美味しかった。しばらくはこうしたものはお預けだから、今のうち~。

アルコールも今のうち、あれもこれも今のうちと言うものだから娘に呆れられている。「大げさな。たった1ヶ月じゃん!?すぐ終わるわ。」と手厳しい。

やれやれ。

2022年12月 3日 (土)

一つ一つ。。。

今日は歌会。今回は司会という大役を仰せつかって、この不勉強な自分が昨夜ベッドに入る前に全部の歌に目を通し(これは本来全員がやるべき事)それについての事前歌評も読む。(これも事前に全員がしていることの筈。)そして司会者にのみ与えられた特権、全部の歌が誰の作かをそれぞれの歌にメモるという作業までした。そして落ち着いて眠れた。

白状すると、多忙な時はこれらやるべき事の半分程度をやって、あとは本番ぶっつけの歌会だった次第。が、司会ともなるとそうはいかない。それぞれの歌評のポイントを押さえ、どこを問題視しているかなど、予めあぶりだしておかなくては話が進まない。

思うに、この好い加減なアチクシへのお灸のつもりだったか!師匠は。。。。いつまで経っても師匠は師匠だ。参りましたの巻き~。

 

その後1時間仕事をすると、疲れてしまい、そこからの買い物はお嬢に乗せて行って貰う。たまたま買いたいと思っていたお醤油が、娘のお目当てのワインも売っていると言うので意見が一致したお陰。いただきさんの入っているお店で、魚も新鮮。お惣菜も野菜もオーガニックで安心なこのお店。全体に少々お高めだが、時々利用している。で、娑婆に居る間にと言って娘に笑われたが、自分用にワインも同じ物を買う。ただ今それを飲みながらこうしてパソコンだが、少々甘め。もっと辛いのが欲しかったなあとブツブツ独り言。

ま、こうして食べたいものが食べられることは有り難い事だ。食べられないという人がいると言うことがアチコチで話題に上る昨今。一体何故こんな格差が生まれたんだろうと思う。何かが間違っているとしか思えないが、、、。友人で一人親家庭に向けたボランティアをしている人がいるが、聞けば本当に貧しい人が沢山いるらしい。この日本で。なんとかならないものかと思う。

歌会の後にご来店の顧客は同じ年齢。脊椎間狭窄症だそうで、急に背が縮み、体を二つ折りにしながら乳母車。とてもおしゃれな人で、今日もセンスの良いお洋服で来られたが、、、、。なんとかならないのだろうか?こちらが手術をすると告げたが、ご自身はそんなつもりは無いようだ。背骨だからな~。難しいンだろうねえ。

 

こうして毎日過ぎていく。。

2022年12月 1日 (木)

今日は蕎麦や。

以前から蕎麦好きの人に聞いてはいたが、ようやく行くチャンスが来た。今時はナビでどこまでも行けるが、同行した友人が店の近くだったので口頭で指示されながらくねくね道を走り、幾つもたんぼ道を通りようやくたどり着いた。しかし、思いのほか駐車場は広く、30台止まるという。世の中には蕎麦好きがいるもんだ。

正直蕎麦の味は良く分からない。でも、確かに美味しいと思えたし、これは蕎麦好きの夫やあの人もこの人も連れてこようと思ったことだ。ごくごくシンプルなざる蕎麦にしたが、メニューは他にも色々ありそうだった。

結局わざわざそこへ行ったのは彼女とお喋りがしたいだけのこと。3週間会わないと久しぶり~となる。その間彼女には劇的な変化があり、83歳の自分が、病気で倒れた兄を自分ちで引き取り面倒を見ることにしたという。老々介護ここに極まれり、ってことだ。事情があって施設には入れられないと言うが、自分の体一つが大変になる時期によくぞ決心したものだと、感心するばかり。生涯独身だったというそのお兄さんに家庭の味を味わってもらいたいと言うが。。。

いや~、どっちもこっちも老後の世界にどっぷりになってきた。ハア。

七十七歳の冒険。

やっぱりというか遂にというか、股関節の手術が決まった。片足だけだったが、完全に変形性ということで一部壊れているようだ。聞くだに恐ろしい手術だが、担当医は事もなげに説明してくれる。この医師は専門医ということで、自信たっぷりで、まずはそれで安心する。そして同じ医師に執刀して貰った複数の人から絶賛されたのもある。だから問題はないんだろうが、昨日宣告を受けて帰宅してから全く食欲が無い。この私が!それにしても人気のドクター。年内は二日しか空きがなく、そのうちの一つをチョイス。てなことで、年末年始は病院ということに。お初~な体験。心細いらしい夫の生存確認は娘が請け合ってくれたが、さて。

 

一晩寝たらスッキリして、予定通り友人宅でのランチ会に出かける。彼女がキッチンの改装をしたので、キレイな内に来て、というのでもう一人の友人をひらって出かけた。似たような年齢の女三人。五時間近く喋り倒して解散。10分ほども帰ったときスマホが鳴る。助手席のYさんが対応しているのを聞くと、頂いたおでんを彼女が忘れてきたらしい。でもって、又逆戻りと相成る。そんなこんなもあって結局今宵のわが家の夕飯は、ランチのお惣菜のお裾分けとYさんの持たせてくれたスペアリブのスープで完璧。楽した~の一日。

今日の話題はかなり面白かった。三人の共通項はともに長年シェイクスピアの講座を受講した仲間だという点。似たような趣味嗜好を持ち、この年齢になっての自分の人生を振り返る作業はそれぞれではあるが、後悔あり、自画自賛あり、生きた時代の影響にも及び、残る人生をどう生きるかにも。。。音楽が特に好きな三人のそれぞれの経験を話すのだけでも本当に幅がある。過去の話だけで無く、現在進行形というのも嬉しい。Kさんはよく上京してコロナ禍の今も親子でコンサートに出かけるらしい。旅の話は日本だけで無く海外の話もそれぞれユニークな体験をしていて面白い。若かったとは言え子供や夫を置いて半年も外国に家出したという豪傑のKさんの話は特に面白かった。その頃は、「女は子育てや家事だけしてたら良いのか?」という反抗心が優先したらしいが、今になって思えばそれを許してくれた夫も大きい人だったという。

現在その旦那様も亡くなられて7年になり、落ち着いてマイペースで人生を謳歌できているとのこと。いつも感心するが、シンプルでありながらその広い空間をセンスの良いもので彩り、片足が不自由でも快適に過ごせる環境にしてある。今日のランチはウーロン茶から始まり、食事は全て彼女の手作りで、和の出汁で味を取った上品な味わいのおでんは味が良くしみて美味しかったし、畑で採れたというマンバのおひたし、毎日手を入れるというぬか漬けの野菜達も自分で育てた物。メインは海鮮丼で、おひつご飯で手際よくとろろや野菜のトッピング、特に拘りのわさびが良くきいて魚が苦手な自分も美味しくて完食。いやあ、外食よりも断然良い。それにこれだけお喋りしながらというのはこのご時世出来ないんだから。。。時々大きなガラス窓から見えるお庭の紅葉やサザンカなどを愛でながら、心地良い時間を過ごし、締めはお抹茶。なんという贅沢。しっとりと雨模様ではあったが、心は温かい。

 

年末の入院まで、毎日忙しくなりそうだ。

 

 

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