一応まだ動けている、なあ。
朝のプールから帰るやいなや友人を迎えに行って急ぎホールへ。本日は「人形の家」観劇。音楽劇とあり、どのようなものかと期待して出かけた。いきなり眼前=舞台のど真ん中に大きなクリムトの「接吻」の絵が置かれている。そしてそれは最後まで、あるときは壁として、在るときは幕間の幕として様々に使用された。これはとても圧巻で、出演者たちの素晴らしい時代考証が整った衣装といい、美術が本当に素晴らしいものだった。日本人が演じているのに西洋の物語が違和感なく入ってくる。声も素直な発声で、それぞれ美しい。演技も全員達者。惜しむらくは、セリフ部分の作曲が低すぎて、伝わりにくいと思えたこと。役者が歌いにくそうに声を出すのが気になった。音響の技術がこれまた素晴らしく、マイクを使用していると感じさせない使い方。ただ、これは演出の意図するところかも知れないが、非常に押さえていて、所謂激情が全く感じられなかった。幸せな結婚生活から一転、妻が家を出て行くという劇的な変化が、見ていてしらけるほどに普通だったのは、、、、違和感があったなあ。ま、好みかも知れないが。
一日中動き、流石に食後はしばらく寝てしまった。本格的に寝る前にまだまだやるべき事が残っている。さ、やっつけるとしよう。