愉快な友人。
おお疲れた。又ちょいと無理をしたかも。大学の正門で待ち合わせてD氏を乗せ、孫共々屋島山上の展望台に出かけたのが朝。自分の足のことを すっかり忘れていて、駐車場から距離があったのだと行ってから後悔。それでもまあなんとか目的地に着き、確かにキレイに完成した流線型の美しい廊下を散策。フト見ると、目の前を知った顔がいきすぎる。彼女は此方には気付かず、隣の外人さんをガラス越しに物珍しそうにチラ見している。慌ててドアを開けて、声をかけるとビックリ。まさかや~の幼なじみ。ちぇちのメンバーの母でもある人がご夫婦で見学に来ている。今日は土曜日で結構な人が往来しているので、初対面のご主人様とも会釈程度でそそくさとお別れする。まあ高松は狭い。
美しい瀬戸内海に抱かれた高松サンポート辺りがくっきり。そこに腰かけていると時間を忘れそうになる。側のれいがん茶屋でお茶でも、と入ると孫べえはピザが良いとのたまう。すぐさまそれに乗っかって、「わた~しも」と妙な発音でD氏。だってこれからランチを食べに行くのよ、とチョイと抵抗したが、ま、この二人ならどってことなく両方いけるんだろうと諦める。
そこからとある駐車場で待っている友人Kをピックアップして、目的地の綾歌まで車を飛ばす。Dさんのお喋りはとどまるところを知らず、会ってからず~っと垂れ流しのラジオのように喋り通し。これは長年彼と付き合ってきて、彼の優しさから来る物だと解っている。自分の思いを母国語でない言葉で完全に伝える為には色んな角度から説明するのが一番ではある。だから一つの事を伝えるのに最低でも二つ三つの説明を繰り返すので、最初にあった人は驚く。が、必ず彼のサービス精神に感心する。そして初対面だったKさんもとても楽しそうにオシャベリのお相手をしている。あるときなどは辺りをはばからず大声で爆笑するので、レストランで注意されないかとヒヤヒヤした程だ。それほど彼の話は内容が面白いのではあるが。。。
彼とも40年以上のお付き合いになった。外人の、特に男性の年齢がさっぱり読めないが彼が68歳にもなっていたと聞いてびっくり。そりゃそうだわねえ、とそんな事でも互いに笑い合う。
ランチは夫と娘も合流して6人での会食となる。「和食」が良いと言われていたが、ここはフレンチ。でも和製フレンチとでも言えるようなお料理で、地産地消を謳っている。とても美味しいので、ひっきりなしに来店客が出入りしている。なおかつ、目の前を流れる川面に渡り鳥が群れを成して浮かび、その向こうには色づいた畑が拡がりその又向こうにはレオマの森が見えるという好ロケーション。のんびりと気の置けない人々との会食は心から楽しめるものとなった。
そもそも何故彼が和食を望んだかというに、彼はとても料理好きでしかも上手。イタリアンなんか自分で作った方が美味しく出来ると豪語する程だ。本日彼が持ってきたお土産の中には、彼の手作りの食パンがあったが、ピーナッツアレルギーの私に考慮して作ってくれている。驚くべき繊細さ。
そのレストランでお開きとなり、夫はプールへ、娘は電車で高松に戻り夜は飲み会だとか。孫べえはそのままわが家にお泊まり。てことで、Dさんの次なる目的地までお送りすることとなる。坂出のあとある病院。その後詫間まで。ドライブ気分でどんどん海岸線を走ったが、結構時間が掛かる。思いがけず長距離運転になり、段々お疲れモードになってくる。最後に元の駐車場にKさんをおろした時は外は真っ暗。わがアタマの中は、「昨日のうちに夜メニューを考えて買い物しておいて良かった。」というもの。老夫婦の倍は食べようかという孫べえの為、簡単で食べ応えのある物を用意して出かけたのだった。
今日はバッテリーが上がり、JAFを呼んで付け変えてもらったというおまけ付き。電話で力を込めて女性が対応してくれた。「お客様、本当に長年ご愛顧頂きまして誠に有り難うございます。」そりゃそうでしょう。免許取って以来だから、半世紀近くになるんじゃないかしら?てなわけで、非常に丁寧な対応をしてくれて、1時間もかけてやって来てくれたもんだ。ホント助かった~。
ちかれたび~~~。