お婆ちゃん。
高松市から高齢者の特別健康診断を受けよ、というお達しに漸く着手した。今月中にやらなくてはいけないものもあるからギリギリだった。忙しくてそんなこと考えてる暇はなかった。といって、ある友人のように一切健康診断は受けないという思い切りの良さもない。普段節制しているわけもないくせに、こういうとき妙に気になる。ま、なんとか滑り込みセーフとなり、トントンと全てやることになった。今時ネット予約が出来るからねえ。便利な時代になったもんだ。
先日読んだ内舘牧子作「エイジングハラスメント」はおもしろかった。単に面白いだけでなく、チャンと社会風刺が効いている。後書きで、テーマを思いついて10年経つのに、世の中全く変わってなかったので書いたとあったのは確かにその通りだろうと思った。特に男性の中に女性の年齢についての独特のランク付けがあるのは不思議だ。我が友人は82歳でも、「おばさんと呼ばれて頭にきた。」とのたまう。「おばあさんよりましやん?」と言うと、「そんなの当たり前。おばあさんなんか言われた日にゃあ、、、、」と怖い怖い。十分お婆ちゃんだけどねえ。私たち。
お婆ちゃんと呼ばれて素直に返事が出来るのはいつなのか?きっと彼女にはそういう日は死ぬまで訪れないだろう。