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2022年8月27日 (土)

読書の秋の夜だけど、、、。

今日手に取った本も面白い。笑いの琴線が同じ人からの紹介ものはきっと通じるものがあるんだろう。五木寛之「マサカの時代」というものだが、85歳の時に書かれた物らしい。トランプがマサカの大統領とか、アベノミクス、だとかが出てくる。まだウクライナは出てこない。だから今、という訳ではないが今非常に分かる内容。傑作なのは、「近頃10年位前の経済誌を読むのが楽しい。」というのだが、それは10年先のことを予想して書かれたものが、悉くそうはなってないからそこが面白いというのだ。なんとも皮肉やさんだ。

まあ、たしかにマサカや~という朝の連ドラのセリフのように、日々驚かされている。「人生は小説より奇なり」とは死語のようだが、実際現代を生きる人々はみんな波瀾万丈のドラマの主人公を生きている。

まだ少ししか読めてないが、既にこの方は先見の明があるように思う。「世間はなるべく耳をふさいで、雷が鳴っていても聞こえないかのように暮らしている。、、、、略。どんな時代にも国民感情というものはある。、、、略。無意識のストレスとして人々の心の裡に積み重なる物があるはずだ。それが理性をすり抜け、やがて膨れ上がった感情が全体意志となり、事態を大きく動かす。そういうことは今後、十分ありうるのではないだろうか。」と書いている。戦争体験者として、「現実感も切迫感もないまま、突然、いきなり戦争が始まる。その「マサカ」だってあり得るのではないだろうか。」と書いている。あなおそろしや。

そしてマスコミ批判も的を得ている。「マスコミはつくづく因果な職業だと思う。」とあり、「悲惨な事故や事件が起こるとたちまち水をえた魚のように生き生きしてくる種族である。」「マスコミは本能的に血に飢えている。」とはまさしく言い得て妙。

 

全部読んでると明日に響くから、本日はこれまで。最近翌日の予定が気になって眠れない、なんてことがたまに勃発する。

さあ、寝ましょ~。

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