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2022年8月 4日 (木)

一難去って又一難、、、。

漸くちぇちの事務的な事が終わりに近づいたというのに、今度はお嬢のシャンソンリサイタルの裏方が差し迫ってきた。この個人情報保護法が盛んに取り沙汰される世の中で、わが住まいも電話も全てオープン。ちぇちの事務局であったし、シャンソン教室をやっていたときはこれの連絡先でもあった。夫も同じく、ボランティア活動関連は全て自宅の電話と住所を公開している。その上に、お嬢の活動全てを此方を事務局として登録するという。まあ、本人は日中留守が多いだろうし仕方が無いとも言えるが。

この事務局、ただの事務ではない。今日はチラシの作成に追いかけられる。本職に頼む方がチャンとしたのが出来ると思うが、あまりに細かい注文が多いので、流石に余所様には言いたくないのだろう。ってことで、こっちへの注文の多いこと!何度も試作品を作らされ、悉く却下される。ま、呆け防止と諦めて従ってはいるが、、、、。どうなることやら。

 

チラシといえば、ちぇちの公演のパンフレットに唯ひとり二枚の写真が掲載された人がいる。会長のT先生だ。そもそもちぇちの今回の解散の一番の要因はこの方の今後にあった。何故?というほどピアノもお上手で、練習時はよくみんなの伴奏を引き受けてくれた。一度は、「カルメン」のハバネラだったか?リクエストされて、「う~ん、弾けるかなあ?」と言いながら殆ど完璧に弾いてくれたこともある。勿論楽譜はない。往年の大学の先生とはこうした特技というか本業とは別の顔を持つ人が多かった。そういう時間があったとも言えるかも知れないが、T先生はその時代と現代のとてつもなく多忙な先生家業との狭間にいらした人だ。今はいつ聞いてもチョー多忙というお返事だが、、、。近々定年を迎えられるが、その後はご実家の方へ移り住むと聞いている。ということはあの、オペラにおける博学を提供してくださる機会もない。今回にしても、日本での上演は僅かの筈。西日本では初演らしいという作品。ドニゼッティは誰でも知っているが、このオペラを知る人は少ない。こういう種類の発掘的なものをオーケストラ譜から探してくる。そこから訳詞をして、曲想まで掴んで皆をリードして下さる。こういう人が居ないでは、この団体は継続が難しい。有名な作品ならそれ程の苦労はなく資料が集まるが、こういった類いの物は本当に無理。

こうして探し出してきた作品を私が料理して、色々妄想した挙げ句一つの物が完成する、という仕組み。なので、I先生やH先生亡き後、我々二人が揃わないと継続は難しいのだ。丁度この機会に合わせたかのようにわがおみ足の怪我。なんとしてでも継続するという気力も体力も無くしてしまった。早くから分かっていたことで、いずれこの日が来ると思っていたのだが、公演初日でお客様にご挨拶したように、目覚まし時計が鳴っているのに、グズグズと夢を見ていた。

そう言えば昔、油絵を描いた。「醒めない夢」というタイトルだ。絵の中に、弦の切れたヴァイオリンや壊れたピアノ、破れた楽譜を書き込んだ。もろもろが無くなっても、夢は覚め無かったという絵だ。哀しい目をした白い犬は、当時飼っていたワンちゃん。あの頃からだと随分長く夢を見ていたモノだ。

T先生は、歌も大好きな人で、良い声を持ち今回もしっかり歌われたと思う。長い長い歌詞を、よくぞ!確かにこれ以上年齢を重ねるとああいうのは難しいですわねえ。とはいえ、先生は古楽もやっている人だから、まだまだ音楽人生は終わっていない。でも、ちぇちでの活動は人生で特別なものになりましたよねえ。先生。

 

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