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2022年7月28日 (木)

又病院。

それというのも、本番後数日前に朝起きたら首の付け根に激痛が走る。以来ず~っと首が回らない状況。思い出すのは母のこと。あの方はカラオケ大会に出場して壇上から降りたとき、同じように首に激痛が走り、それが実はくも膜下出血の前兆だったということがある。それを思い出して、マイニチ痛い痛いと暮らしていたが、今日は思い切って脳外科に行き診断を仰ぐことに。ドクターの目の前に松葉杖で腰かけるやいなや、「ああ、大丈夫でしょう。」と此方をチラ見しただけで結論を下す。「一応MRIは撮りますがね。」とそっけない。「松葉杖のせい、、、」と言い始めると、「そうそう。そのせいですよ。ほらこんなに堅い。」と右肩を押さえる。

あとで考えると、脳に何かが起きていると顔の表情に何かが表れているのだろうと思う。わが母もそうだった。何か言われるかと覚悟して行ったため、拍子抜けしてしまった。いや、勿論良かったんだが。。。

 

拍子抜けといえば本番の数日前、全員の衣装のチェックをしている中で、見る度にてんこ盛りの衣装プランの人が居たのを思い出す。彼Tさんはおそらく誰よりも熱心で、早くから自分の役を様々な小道具や衣装で創り上げようとしていた。器用なのもあり、毎回練習会場でぶっと吹き出すものを身につけるが、どう見てもやり過ぎで、着替えが大変なため自分で自分の首を絞める状態が続いていた。そのためたださえ汗っかきなのに、着替えのために毎回滝のように汗をかいている。なので、その日全ての準備していた物をわが家に持ち込んで貰い、初めのシーンから整理していった。すると次々と、「却下」と横に置く物が出てきて、最後は着替えのために用意したお相手のセリフも大幅にカット出来る事が判明。そのため、その日彼は大いに拍子抜けしたという次第。いや~、ホントにお疲れ様でした!高校の先生をしている彼は、元剣道をやっていて、登山が趣味という人。まさか自分が音楽をやるようになるとは思っても無かったという。以前彼が所属している朗読の会に私がチョイとお邪魔して指導させてもらった時のご縁で、ちぇちに入会。ずぶの素人を自認していて、すぐさま声楽のレッスンを受け始めたが、やれ破れ傘だの、割れ鐘だのと色んな人から色んな事を言われつつもめげることなく続けてきた。そして、公演ごとに兎に角立ち働いてくれた。見てくれ通り体力があり、頼もしい彼はホントちぇちには無くてはならない人だった。性格の良い人で何を振っても嫌な顔をしたことがない。

Tさんの赤いジャケットが今も脳裏に浮かぶと思わずニヤリとしてしまう。

実はちぇちはまだ残務処理が沢山あり、まだまだ彼の力が必要だ。よろしくね~Tさん!

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