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2022年7月

2022年7月31日 (日)

だるいな~。

やることは一杯あるのに、なんだか体が動かない。いや、頭が働かないというべきか。ぼちぼちとお手紙を書いたり、不要になった資料をぽいしたりと、目の前のことは少しずつ片付けているが、どうも進捗状況がよろしくない。こんなことをチンタラやっていると秋が来る。

この足が悪いというだけで、例え室内でも動くのがスムーズにいかない。お掃除にも目をつぶり、お料理も手抜きばかり。日々最低限のことしかやってない。このやってないという気持ちが憂鬱な気分を引きずる原因にもなっている。例えば入院でもしていたら、そんな気持ちにはならないんだろうが、一応娑婆にいて、日常生活が嫌でもマイニチ訪れる。

そういう自分をなんとか引っ張り出してくれるのは娘親子だ。郵便を出すついでにお昼をおうどん屋さんに行こうとなり、娘のお気に入りのお店に行くことになった。迎えに来てくれて、休日もやっている南郵便局へ行き、そのまま牟礼町へ。ところが、行列が出来ていてこれ以上は無理と言われる。最近場所が変わったこのお店は、うどんを打つ人が一人だし無理もない。で、そのまま久しぶりに山田うどんへ。こっちは広いので10分ほど待てば案内してくれた。あまりに空腹だったので、二種類も注文してしまった。が、思ったより量が多くて申し訳無いが残してしまった。しかも、食べた後苦しくて、晩ご飯は抜き。ビールとキューリの甘酢漬け少々で終り。夫には、赤魚の煮付け(冷凍)水餃子(冷凍)お赤飯(チンのみ)とキューリの甘酢漬け少々。てな具合。プールからご帰還の夫は、文句も言わずお食べになり、ごちそうさまの代わりに、「ああ、しんど」お互い、この暑さにやられてもいる。

我々がこんな状況だのに、本番の翌日沖縄旅行に行った豪傑がいる。彼女は精神的にも肉体的にも強い人。コロナの状況を物ともせず、、、、どうだったかはまだ聞いてないが。兎に角何事にも動じない人だ。それほど若くないが、厚生年金のことなど考えて仕事に就いているし、それもシフトは夕方から朝にかけてと聞いている。故に、本番に上がる直前でも楽屋で寝落ちしていることもあったらしい。彼女は声域が同じということで、Mさんという職場がサークル活動禁止ということで休会になった人の代打で入った人だ。従って、最初から練習に参加していた訳ではない。ということで、途中不安要素が出てきて、一時は出来ないかも知れないと口にするようになった。確かに難しい曲だった。が、生来の逞しい精神力で課外練習に頻繁に参加し、乗り切った。高知県出身でいわゆる「はちきん」だ。華奢な体のどこにそんな気力が隠されているのか。。。。今頃又元の生活に戻り、張り切って日々を過ごしていることだろう。

今日も今日とて。。。

「街角に音楽を」というイベントで沢山の音楽団体が様々な場所で30分ずつのミニコンサートを繰り広げた今日、わが娘もサンポートでシャンソンを歌った。全て屋外で、座っていても高松駅辺りからも派手な音楽が聞こえていたし、お城の石垣の前でもやっていた。自粛自粛でくすぶっていたエネルギーが一気に吹き出した感じだ。娘とピアニストは最初から観客が少ないことは想定していたが、それでも多くの人が駆けつけてくれた。その中の何人かは先日の我々のお客様でもあって、色々声をかけてくださる。お礼を言うしかないのだが、そのお返事に、「行きたいから行くだけよ。」と言ってくれた人がいた。有り難い事だ。

こうした外でのイベントはまだしも、室内の人が集まる空間はどうしてもこのコロナ禍が影響している。思えば、我々の公演も奇跡だった。舞台には50人以上の人が関わったのだが、誰一人感染者も出さず、お客様からも何も入ってこないのは一応大丈夫なんだろう。

確かに医療関係が逼迫するのは避けたいところだが、にしても多くの文化的行事などが減ってしまうのは悲しい。政府の、「経済を廻す。」というのには多少の抵抗を感じるが、人間の生きていく上で必要なことがどんどん削られるのはホントに悲しい。大学生や高校中学の生徒達は、その学生時代を全てマスクで過ごす子供達も多いのだ。何か将来の事が不安になる。人間性に影響は出ないのか?

サンポートからそのまま今度は1ヶ月後のコンサートの準備のため綾川まで。この会も何度も延期に次ぐ延期で、流石にもうやろう、となっている。これでは司会を頼まれているが、楽しんでやらせて頂こうと思っている。

ちぇちのメンバーM君とOさんとがゲスト出演するため、練習もしたが本当に日本歌曲は難しい。そう感じるのは、日本語の語彙は意味の深いところまで分かるため、音楽として表現するのが難しいということだ。まあ、今日の娘のシャンソンも半分はフランス語だったが、その方がのびのびと歌えているようだ。聴く人も原語は最初から分からないものとして音楽を聴いている。これが日本語だと、歌詞の「詩」を読み取ろうとするから、難しく感じるというのもある。

Oさんは今回のちぇちの公演時はアレルギーが勃発して大変だったようだ。咳が出ると今時疑われるし、実際体調も相当悪かったようだ。そんな中、いち早くセリフも入れ、メイドさんという自分の役どころも把握して、よく頑張ったと思う。公演後メンバー宛にラインが入り、「優しさに支えられての17年でした。17年の日々は自分の人生の宝物です。」とあったのは、これこそがちぇちぃりぁの目指してきたものだった。必ずしも歌が得意という訳でもなかったらしい彼女が、長い年月続けて来られたのは私から見れば、団体の中での存在感もあったのではないかと思う。社会で事務職を長くやって来た彼女が人の嫌がる月会費等の徴収係としてキッチリお仕事をしてくれたお陰で団体の運営がスムーズに行った。適任だったのだろう。どちらかというと最初は引っ込み思案に見えた彼女に在るとき長いセリフをやってもらった。すると埋もれていた才能が俄然輝き始めた。これは楽しい発見だった。「演じる人も見る人も共に楽しむ。」これを音楽という、との思いだ。オペラは確かに簡単ではない。楽しむという域まではかなり距離がある。が、それだけにやり甲斐もあるということだ。出演して、その域まで到達出来た本人が一番幸せだろう。

 

 

2022年7月30日 (土)

祭りのあと、のバタバタ。

昨日会計のM君と請求書の処理をして、ギリギリチョンだと不安そうに帰って行ったが、本日はアーツフェスタに提出するべき書類を届けてくれたTさん。爽やかに現れた。何か憑きものが落ちたかのようなスッキリした表情。相変わらず汗をかきかき次の舞台の案内をしてくれる。彼は朗読の団体にも所属しているので、その舞台が間もなく上演の運びとなる。次なるステージに又情熱を注ぐことになるというわけだ。どこにいようと重宝される人だ。

同じく次のステージが予定されているOさんとM君。H先生が立ち上げて、プログラムまで企画して逝かれたコンサートが、残された人達で実施される予定だ。今回ちぇちの公演でゲスト歌手として参加してくれたKさんとO・Mさんが中心だ。自分は司会を頼まれていて、取りあえず泣かずに遣り果せれば良いと思っている。この会も、一般の人と楽しく音楽をというコンセプトでミュージカルやオペラアリアなどを歌う会だ。このご時世、確か三回ほど延期になっている。今回予定通り実施出来るかしら?H先生もあちらの空からジリジリしておられることだろう。明日はその練習に参加する。

M君は本番でも台本にエピソードを盛り込んで、落語家に間違われて拍手を貰って以来この道に迷いこんだと紹介した青年だ。わが親戚になるのだが、彼はどちらかというと内気で、人前で歌を歌うなんて事信じられない、と家族が全員口を揃えて言うほどの人物。いつだったかのコンサートで彼が本当に歌うのかどうかチェックしにやってきた妹たちが、彼の変貌ぶりにあっと驚いたという事件(?)もあった。それも平均点以上の歌唱力があり、磨かれてなかったお宝だったのだ。これも出会いというものだろう。彼の人生でもし歌に出会ってなかったら、家族も認める内気で真面目な人として人生を送っていただろうと思う。彼の生真面目さは、会計係という面倒なお仕事もキッチリやってくれて、多分メンバーの誰よりもドキドキハラハラ、お金のことを考えていたんだろうと思う。「演じる人も見る人も、なるだけお金を使わない」がモットーの団体だ。彼には重い荷物を背負わせてしまった。その上、数少ない男性とあって、力仕事もどんどんやらされる。彼は多少経験がある自分のおじいちゃんまで動員して、衣裳部屋のクローゼットや舞台のテーブルまで作ってもらった。今回は彼も薬棚らしき物を作ってくれたが、なんとも漫画チックなものが出来上がり、結果的には手作り感が良かったという事に。まだまだ残務処理の真っ最中だが、明日はコンサートの練習に参加だろう。右手と左手に違う物をもっているのは大変だろうが、それで思わぬ力が付くということも、、、、あると良いなあ。

 

2022年7月28日 (木)

又病院。

それというのも、本番後数日前に朝起きたら首の付け根に激痛が走る。以来ず~っと首が回らない状況。思い出すのは母のこと。あの方はカラオケ大会に出場して壇上から降りたとき、同じように首に激痛が走り、それが実はくも膜下出血の前兆だったということがある。それを思い出して、マイニチ痛い痛いと暮らしていたが、今日は思い切って脳外科に行き診断を仰ぐことに。ドクターの目の前に松葉杖で腰かけるやいなや、「ああ、大丈夫でしょう。」と此方をチラ見しただけで結論を下す。「一応MRIは撮りますがね。」とそっけない。「松葉杖のせい、、、」と言い始めると、「そうそう。そのせいですよ。ほらこんなに堅い。」と右肩を押さえる。

あとで考えると、脳に何かが起きていると顔の表情に何かが表れているのだろうと思う。わが母もそうだった。何か言われるかと覚悟して行ったため、拍子抜けしてしまった。いや、勿論良かったんだが。。。

 

拍子抜けといえば本番の数日前、全員の衣装のチェックをしている中で、見る度にてんこ盛りの衣装プランの人が居たのを思い出す。彼Tさんはおそらく誰よりも熱心で、早くから自分の役を様々な小道具や衣装で創り上げようとしていた。器用なのもあり、毎回練習会場でぶっと吹き出すものを身につけるが、どう見てもやり過ぎで、着替えが大変なため自分で自分の首を絞める状態が続いていた。そのためたださえ汗っかきなのに、着替えのために毎回滝のように汗をかいている。なので、その日全ての準備していた物をわが家に持ち込んで貰い、初めのシーンから整理していった。すると次々と、「却下」と横に置く物が出てきて、最後は着替えのために用意したお相手のセリフも大幅にカット出来る事が判明。そのため、その日彼は大いに拍子抜けしたという次第。いや~、ホントにお疲れ様でした!高校の先生をしている彼は、元剣道をやっていて、登山が趣味という人。まさか自分が音楽をやるようになるとは思っても無かったという。以前彼が所属している朗読の会に私がチョイとお邪魔して指導させてもらった時のご縁で、ちぇちに入会。ずぶの素人を自認していて、すぐさま声楽のレッスンを受け始めたが、やれ破れ傘だの、割れ鐘だのと色んな人から色んな事を言われつつもめげることなく続けてきた。そして、公演ごとに兎に角立ち働いてくれた。見てくれ通り体力があり、頼もしい彼はホントちぇちには無くてはならない人だった。性格の良い人で何を振っても嫌な顔をしたことがない。

Tさんの赤いジャケットが今も脳裏に浮かぶと思わずニヤリとしてしまう。

実はちぇちはまだ残務処理が沢山あり、まだまだ彼の力が必要だ。よろしくね~Tさん!

Pさんのこと。

さあ、今日は誰のことを書こうかと思い、メンバーに事務処理的なメールを書きつつ、仕事のある人達はとっくに日常に戻っているから、それぞれ大変だろうと想像する。若めの人達(敢えて若いとは書かない。蓮井さん、私たちもう若くはないんですよ。と言われたことがあるからだ。)彼女達は練習日に必ずしも参加が出来ない中、本当に良く頑張ったと思う。結局そういう人達は自主練をやっていたわけだ。自分が何をすべきかを知っている人達。この人達のモチベーションの保ち方は素晴らしいものがあった。コロナ禍で、日常生活も危うい中、公演自体がどうなるかの保証もなかった。が、オペラという難題に取り組む限り、短時間では仕上がらないのも事実。絶対時間というものがどうしても必要だ。しかも、独唱ではない上に、お相手の演技と絡む場合、一人ではどうにもならない。なんとしてでもお互いに会う必要もあった。

彼女達の苦しんでいるらしい様子は勿論分かっていた。ガンバッテ練習会場に出てきているのを見るだけで、内心胸が一杯になって本当にご苦労様と声をかけていた。誰をも特別扱いはしないのが私の流儀だから、表向きはそれはしないが、それぞれ抱えているものの重さは理解していたつもりだ。

そういう中に、団長のpさんがいた。みんなをリードしなくていけないポジションにあって、大きな荷物をしょっているらしい彼女の闘いは、相当なプレッシャーだったに違いない。しかし、私の見るところ、その境地を救ってくれたのは、「歌が好き」という強い思いだったのではないか。結果、本番は見事にやってくれた。カーテンコールの幕の中で、思わず涙ながらに手を取り合ったのは、万感の思いがあったからだ。お客様からも多くの賛辞を頂いている。もったいない。が、きっと他の場所で力を発揮してくれるだろう。今後どんなことがあっても、今回の成功体験が彼女を救ってくれるだろうと信じている。やれば出来る。その力を持っている。

2022年7月26日 (火)

鐘。IL CAMPANELLO。

今日、迫力のある警鐘を鳴らしてくれたお人が現れた。股関節を甘く見てはいけない的な、兎に角寝てなさい的な鐘をしっかり叩いて帰られた。実はご自身の方が術後で、どう考えても私を気遣っている場合ではないと思うのに、ご親切にも体に良いものをチョイスして届けてくださる。こちらはアリガタヤの鐘が鳴る~~。丁度そこに夫がご帰還。良いところで出会ったと言わんばかりにそのお方は夫に、奥さんをこき使ってはダメよ。と釘を刺してくれる。これは有り難かったな~。しかし、どれほどの効果があったかは不明。昔昔、腎盂腎炎になったとき、主治医の先生が、「奥さんに台所仕事をさせてはいけないよ。ご主人が全部やりなさいよ。」と言ってくれたことがあったが、夫は半信半疑で、ヘラヘラ笑っていて、「笑い事ではありませんよ。」と注意されたことがあり、慌てて「ハイ」と返事をし直した事もあった。基本的にそういう人だ。五人兄弟の末っ子で、あの時代の男だ。

たった今、東京の友人からの電話を切ったところだが、約1時間ほども話したかも知れない。彼女の愚痴を聞いたのが主だが、未来のわが家かも、と思いつつであった。わが旦那より5歳くらいお年上の彼女のご主人。かなり大変になってきているようだ。リタイアされて長いし、ご本人も自分の体に起こる予期せぬ出来事にいらついていて、そのとばっちりを受けているらしい奥さんの彼女。共倒れを危惧している。いよいよ我々も次のステージに入るのだろうか。ムムム。

 

公演の好評がまだ届いているのは有り難いこと。みんなの努力が花開いたということだろう。自分の印象に残った場面を少しずつここに書いておこうと思う。

「実は舞台裏が面白い。」という内容の有名な戯曲があるが、まさにその通り。表舞台でシリアスなことが展開しているのに、その裏側では、色んな事件が勃発しているものだ。今回も知らないところで色んな事があったに違いない。昔の公演では打ち上げでそんな裏話が出て面白いものだが、コロナのお陰でそれは叶わず。。。いつか思い出話として語られる日がくるのかも知れない。

FBで「主役を食う演技や歌をやります。」と高らかに宣言していたA氏。確かに宣言通りの素晴らしい声と特異なキャラクターを見事に演じていた。なかなか誰にでも出来るという役ではない。歌唱力も暗記力も演技力も必要で、リハーサルでカンペを持つ彼に、「なんならどこかにお客様の目に付かない形でカンペを貼りますか?」と言うと、少し考えて、「いや、覚えます。」と言い切った。その言葉通り、しっかり本番には仕上げていたのは流石だ。薬の名前が嫌というほど出てきて、あれを覚えるのはホントに大変だっただろうと思う。その上、最後までああしろこうしろ、とこちらから演技の注文。絶対諦めない演出家は、ゲネでまで注文を付けていたが、彼はそれに抵抗することなくやってのけた。

長年やって来て思うのは、「素直な人ほど良く伸びる」ということ。ココロに抵抗という厚い壁を持っている人は結局持っている才能を出し切れない。これは、舞台上だけのことではない。舞台は人生の写し絵だ。

2022年7月25日 (月)

ある決心。

今日が何日かもぼ~っとしていて分からず、はっと気付けば病院で再診の日。まあ、遅い時間だったので、滞りなく車も動き、順調に予約時間に到着。レントゲンの結果、悪くなってはいないことが判明。そりゃそうだ。松葉杖を真面目に使い、ホールは車椅子を駆使して動き、それ以外でもなるべく車椅子を利用した。これだけ守っていた結果の判定だ。で、しばらくこれで様子を見ましょうとなる。4週間後に又診て貰うこととなった。

医師と話しながら、緊急性は薄れたと判断。自分流リハビリをやろうと決心。まずはプールだ。時期的にも行きやすい。そして何事も無理をしない。我と我が身をいたわりつつ暮らす。医師に奇跡ですねえ、と言われることを目標に頑張ってみよう。と、今は思っている。

娘は早くも体力が復活してきたらしいが、こっちは段々疲労感が増している。これが年齢というものの違いだなあとつくづく思う。

今日は病院帰りに駅まで行き、今回裏方を猛烈にやってくれたY女史とランチ。お仕事で徳島入りの予定と言い、JRの出発時間までだ。今回の公演についても沢山話したが昔話にも花が咲く。彼女の中では「ママゴンが行く」が強烈に印象に残っているようだ。そういえば、打楽器でご参加のM先生が過去のチラシを全部アップしてくれて、矢張りチラシも「ママゴン」が秀逸だったと書いておられた。確かにあの頃はパワーが半端なかった。あれも、日本では二番目の上演で、原題は、「劇場の好都合不都合」というものだ。ああいうマニアックな作品を探してくる名人が今のT会長だ。この方の博識もちぇちがあっての発表の場で、他ではなかなか紹介できなかったのではないか?

もろもろ考えると、メンバーが異色で、恐れを知らず、なんでもやってしまう迫力が満ち満ちていた。それこそが、継続できた要因だろう。

そしてもう一人裏に入ってくれた人とお茶をする。この人にも沢山お世話になった。こうしてお礼を兼ねて色々お話を聞くと知らなかった事が沢山聞ける。人海戦術ここに極まれり、、、ってところだ。有り難い事だ。

 

明日から、娘のシャンソンの練習に付き合わなくてはならない。次から次へと、やるべき事は現れる。この疲労感が消えるのはいつだろうか?

2022年7月24日 (日)

片付け。

今日になって色々とメンバーの働きが目に見えてくる。昨日現場で解散後、軽トラで夥しい道具類を運び出し、衣裳部屋に持ち込んでくれたり、お借りしていた軽トラにガソリンを入れてくれたり、小道具で使った沢山の段ボールを後日廃棄してくれるため、自宅に持ち帰ってくれたり、、、、知らない間にもの凄い働きをしてくれていた。彼らには感謝しかない。で、本日は会計さんとお弁当係さんがやってきて、諸々会計上の整理を。ホールの使用料が予想外に高く、全体を圧迫しているが、沢山の方からお祝いを頂いたお陰でなんとか帳尻が合いそうだ。ようやく会計君は熟睡出来る事だろう。

知らなかったといえば、二階ロビーで全員でセレモニーをやっていたとき、わが娘が全ての部屋の片付けやら電気やら、をやってくれていたようだ。長く劇場で芝居をやって来たので、時間までに撤去するためにやることを知っているからだ。ま、影アナで入ってくれた以外にもなかなか役に立ってくれていたのだ。彼女も久しぶりに劇場の空気感を楽しんでいたのだろうとは思うが。

ま、使える駒は全部使ったというわけだ。孫べえも運搬を頑張ったようで、早速見返りを要求してくる。ハイハイ。ってところだ。この孫べえにどこが面白かった?又は良かった?と訊いてみた。すると、矢張りバレリーナが踊る最初の曲が良かったという。フラメンコもあり、バラエティに飛んでいた印象らしい。それから、無理矢理薬を取り上げたところが面白かったとか。。。ほう。見てるじゃん!?寝てたかと思ったが、、、。

 

こういうアマチュアの団体は全部自分たちでやらなくてはいけない。実際全員が自分の事だけ考えていると何も進んで行かない。そこは慣れてる人達が、走り回って、やるべき事を片付けてくれて、それでスムーズに進行する。中には、そんなことばかりやっていて、自分を守ることができなくて、声がガラガラになっちゃったという人も居る。自分を守りながら、協力し合うのが大切だ。が、お人良しの性格の人はつい自分の事を後回しにしがち。それも含めて慣れが大事。とかとか。。。もう終わったが。

アチコチにお電話する中で嬉しいコメントを頂く。「私の人生で蓮井さんに会えた事がホントに嬉しい。」娘の高校時代の先生でもあり、自分自身もレッスンを受けたこともある声楽家の先生だ。あまりに恐れ多くて、電話口で思わず頭を下げたことだ。そしてその娘のアナウンスが、「すっかり熟女で驚いた、」とも言われる。そりゃあ先生、もう五十ですから、とは私の言葉。ま、今回娘のアナウンスは評判が良くそれも有り難い事だった。ま、娘も駒の一つではあったが。

 

2022年7月23日 (土)

終わった。

実を言うとまだ実感はない。今あるのは、やるべき事を全て終えたと思うが、まだ何かやり残していることがアルのではないかというある種の不安。実際、会計的な後始末はこれからだし、今日予定していた諸々の事務処理は積み残してしまっている。明日から早速会計係と頭を付き合わせてやっつけなくてはならない。

ただ今頭がもうろうとしている。が、まあ少しは書いて置こうと思う。色々ありがたいコメントが届いているが、過去の公演で指導をして頂いた先生方からのお褒めの言葉は嬉しい。そして、ついもらい泣きして仕舞ったが、最後のセレモニーで長年我々に付き合ってくださって指導してくださったW先生が涙ながらに解散を惜しんでくれたことだ。こんなにも大切に思ってくださっていたかと思うと、なんとも言葉がない。

そして今、驚くメールを受け取った。とある高校にお勤めの方からのもので、何も知らずゆくゆくは団員に応募しようかと思っての観劇だったとか。今日の公演で初めて最後の公演だと知り、「衝撃を受けた」とある。そしてこの方のお嬢様が岡山でオペラ団体に所属していて、解散後もオペラをやりたい方をお誘いしたいとあった。勿論メンバーの中からそういう人が出るのは嬉しいが。文章の終わりに、「命の洗濯ができた素敵な一日でした。」とあった。なんと有り難く、嬉しいことか。最後の最後にこういう方にもちぇちぃりぁをご紹介できたのは本当に心底幸せだ。

みんなよく頑張った。色々ありながらもこうして喜んで頂ける方が出たということは、みんなの努力が報われたということだろう。

もうれつに眠い。

2022年7月21日 (木)

何でこうなるの?

今日は覚悟の上ではあったが、朝から猛烈な時間との闘い。約束の時間に衣裳部屋に娘の車で着いたとき、結構な疲労モード。その30分前には自分で運転してメンバーと買い物に行く約束をしていたのに、考え事をしていてその店の前を素通りしてしまう。はっと気付いたと同時にそのNさんから電話。彼女もビックリしたことだろう。その時点で怪しかった。

で、男性顔負けの働きをするNさん。そこから軽トラを借りに行き、車を乗り換えて颯爽と衣裳部屋に現れた。そこに助っ人のOさんとYさんが加わり、スムーズに荷上げが終わる。そしていよいよ搬入。次々と荷下ろし作業が進み、照明さんも加わり、ヘアーメイクさんたちも加わり、構想の下準備が全て終わる。

そうした中に元メンバーが差し入れを持ってやって来てくれる。彼女は今や売れっ子のアルト歌手だ。それに相応しい体格に育ち!なんていうと叱られそうだが、かつての華奢な女の子ではなくなっている。これからは彼女の声を聞かせて貰うことも多くなりそうだ。

自分はというと館内をズッと車椅子で押して貰ったが、なかなかガマンがいる。自分が思ったときに思った所に移動できないもどかしさ。。。。ま、明日の方がこういう思いが強くなるだろうが、仕方が無い。出来る事をやるっきゃない。

諸々を終わらせて解散したのが 10時前。みんな良く頑張った。かなりきつ~い明日明後日が待ち受けている。

 

で、娘の車で帰る途中のことだった。

フェリー通りの角手前にパトカーが暗闇にライトを消して止まっている。我々の会話。

「あら、あんなところにパトカーが。」「え?あ、ほんとだ。何を見てるんだろう?」「あそこに踏切があるから多分あれかなあ?一時停止とか?」「そうなん?」「多分。」「気をつけようね。」「ホントホント。」角を曲がる。後ろからサイレンの音。「え?私じゃないよね?何もしてないモンね?」「違うでしょう?」「でも、なんかこっちを追っかけてきてるような気がするけど?」「まさか」「だって!」「えええ???」、、、「そこの車止まりなさい。」「ぎゃっ!やっぱり私?」「ええ?そんなばかな。なんで?」「なになに?私何したの?」

で、まさかや~の信号無視。そこは確かに勘違いしやすい場所ではある。踏切があり、横断歩道があり、日中でも、あらっとギリでその押しボタン信号に気付くこともあった。おまわりさんの言うことにゃ、その歩行者用の信号が赤だったし、自転車が渡ろうとしていた、そうだ。こっちは疲れていて、任せっきりの感覚。でも、ぼおっとでも見ることは見ていたが、、、。ムムム。

娘は私の介護で運転しているという気持ちだから、全く支払う気はなく、ケラケラ笑っておまわりさんとも軽いのりで喋っている。こっちは勘弁してよのココロ。

やれやれ。

帰宅してやってらんないと、新しい冷酒の瓶を取り出しグビリ。すると、次々と明日は行きますというお知らせが入る。以前はよくご指導頂いた音楽業界の重鎮T先生ご夫妻や某合唱団の人など、、、、なんという嬉しい事。このような時期に来て頂くことの有り難さが身にしみる。実は、行きたかったが、夫婦とも感染して残念です、というお知らせもあるにはある。一体どうなるのか、蓋を開けてみないとさっぱり分からない。

が、どうあれ、我々は全力投球しかない。

寝よう。

 

2022年7月20日 (水)

練習は全て終わった。

今日は主に、みんなの意識を揃えるという作業だった。出はけ、動き、そのシーンでやるべき事、曖昧だった点の確認、、、、矢張り記憶違いや勘違い。思い込みなどが出てきて、この作業は大事な時間となった。

全体の段取りもできたし、あとは明日の搬入がスムーズに行くことを願うばかりだ。

今から疲れてどうする?って所だが、非常に疲れた。それに引き換え若者達は急に元気になっていると見えるのは、単に本番直前のハイテンションがそう思わせているだけか?兎に角、こうなってくると年齢は争えない。

あと少し。明日からの三日間で全力を出し切るべし。

 

このタイミングで感染者数拡大とは酷な話だ。勿論、万全の態勢で臨むのだが、気分的に落ち込む。兎に角今考えうる最大限の努力をしようとは思っている。

しかし、ニュースでは、イギリスが初めて40度を超えて熱中症の人がどんどん増えているという。欧州各国で頻繁に山火事も起きているとか。遂に来たかってところだ。地球が危ない。人類が危ない。

大きな歴史の渦の中に入ったかも知れない。私たち。戦争なんかしてる場合ではないのに。

降るのは雨ばかりではない。

想定内ではあるが、雨が降るように次から次へとやることが降ってくる。だから、いつの間にか外が晴れていてビックリ。日本も長いな~。避難者が続出しているというニュース。信じられない。有り難いのではあるが、、、。

今日は本番に向けての、特に受付回りやゲストのことなど、慎重に計画を立てる。長年やって来て、ノウハウは分かっているが、本当に暫くぶりなので、色んなものを新しく作り直さなければならない。今日はプリンターの互換インクを恐る恐る使って、なんとかなっているが、このプリンターも壊れたらお手上げだ。

そして次々とメンバーが相談というか、最後の仕上げにやってくる。一番重要な会計もある程度まで終わった。一つ大きな道具を運んで貰ったが、明日はそれを使えるように磨いたりセットしたりしなくては。、、、とかやっていると、女装する人のストッキングを買うのを忘れていた。ま、明日の練習までにはなんとかなるだろう。

今回影アナを頼んでいる娘が仕事帰りにやってきて、色々相談の上原稿を仕上げるという作業も。肉親ならではの辛口が今は有り難い。やれるコトに限界はあるが、最後まで諦めないでやりたいと思っている。

 

今になって新しいことを思いついて、ゲスト歌手達に連絡中。これは案外行けるかも知れない。と自画自賛。

さ、本当の追い込みだ。

 

そういえば、四国新聞には木曜日に載るらしい。

2022年7月19日 (火)

切羽詰まる。

昨日のリハーサルはなんともかんとも。最終とは思えない進行に少々不安が募った。出演者全員が揃っての通しは初めてではなかったか。まだ二割方煮詰める必要がある。照明さんの参加で、細かい打ち合わせは一応済んだが、転換プランの伝達が、完全ではない。ま、問題点が見付かったということだ。

メンバーの不安解消のため、予定にはなかったが明後日、最後の最後の練習日を設けた。最後まで諦めないという思いだ。今回はコロナに翻弄されて、練習時間が少なく余裕がない。あとは皆の熱意で乗り切るしかない。

そんな分けで、今日は朝からチェックポイントの整理やら、伝達事項のリストアップ。様々な確認事項をまとめていると、アチコチからラインや電話やメールが入る。お弁当係は特に大変だ。大勢の人が動くし、それぞれタイミングも場所も違う上に、お手伝いに入る人の人数が次々と変化している。コレで決まりと思っていてもなかなか確定できない。

ヘアーメイクのプランニングも、受付回りの準備事項の書き出しも、一応終わったか。

で、衣裳部屋まである衣装を取りに行き、目的の物があるにはあったが、兎に角あまりの暑さに逃げ出してしまった。肝心の品物は置いたまま!帰る道々はっと気付いたが、もうもう取りに帰る元気はない。そこに行く前にゲストに衣装を届けたり、色々やった挙げ句だったので疲れ切ってもいる。

だが、こうしたてんやわんやの中でも嬉しいこともある。明日それを取りに行ってくれる人も出てきた。昨日は留守で元メンバーのHさんが受付に貼って置くべき看板?を達筆で書いてくれて届けてくれた。この字を見ただけで元気が出た。流石素晴らしい字だ。有り難い事。他にも色々メッセージが届き、そのたびに頑張らなくては、と思いを新たにしている。

あと少し。

2022年7月16日 (土)

何だかねええ。

又ぞろコロナが猛威を振るい始めている。ようやく落ち着いてきたと思ったのに、一体どうなるんだか。みんな不安の中でやっている。これまでやって来た対策にもっと最新の対策を加えてやるほかないだろう。

昨日は豪傑がいた。私はワクチンは打ちません。あんなの打ってもかかるときはかかるし、かかっても対応するだけ。そんなに怯えて暮らしても楽しくない。。。。なるほど、一理はある。一体何が本当なのか?医師は全員がワクチン効果を謳っているから、ほぼ疑いも持たず3回接種してきたが。色んな考えの人がいるなあ~。

兎に角なるようにしかならない。

明日はリハーサルだ。

呆けてる暇はない。

と言いつつ呆けている。が、時は容赦なく過ぎていき、今宵は最後の練習日となった。日曜日はリハーサルだから、本番同様に通すのだが、、、、。

しかし事務仕事というのは大変だ。いつも何かしら抜けてるような気がして落ち着かない。合間にはこれで良いですか?とラインに写真が送られてきて、衣装関連の相談を受ける。又合間にはパンフレットについてのやりとり。お弁当の数が大変だ。

今日はヘアーメイクを依頼しているTさんに来て貰っての打ち合わせ。此方の希望を全面的に受け入れてくれるのは有り難い。手伝ってくれる美容師たちは日常とかけ離れたクリエイティブな仕事を喜んでくれているようだ。さて、今回はどんなものになるのか、、、、、自分自身はいつもと違いあまり手伝えない感じだが、口出しは出来るだろう。今から妄想を膨らませている。

今宵のメインの練習は主役達だったが、大分良くなっては来たが、まだ腰が引けてる感じがある。これが本番になると一気に前に出るからこの人達は不思議だ。舞台の方が力が発揮できる人、いるんだよねえ。楽しみなことだ。

 

2022年7月15日 (金)

Can you help me?

ここに来て、遂に手当たり次第にヘルプミーと言い出したアチクシ。誰も彼もが優しく対応してくれているが、それでもやるべき事が沢山あって、遂に今日は娘にニトリまで連れて行ってもらい、パソコン用の椅子を買った。これまで、孫べえのを使ったりミシンの椅子のようなタイプでガマンしていたが、遂に長時間耐えられなくなった。もっと色んな所がダメになりそうで怖くなったのもある。どうやら新しいのは楽になりそうな予感がしている。先日短歌の歌会で同じように椅子選びを入念にしたという歌を詠んだ人が居たのを思い出しつつ試したことだ。

今日やってきてくれたOさんはよく気が付く人で、先々やるべき事を教えてくれる。例によって台本上の打ち合わせも出来て、あれもこれも頼んでしまった。ちょいと肩の荷が軽くなったかも。そうこうしていると別なメンバーからやることがあれば駆けつけましょうか?と電話が入る。ナント優しい。アリガタやの鐘が鳴る。勿論やって欲しいこと、頼めることはやって頂くことに。

しか~し、今日は大事な物が無くて、1時間ばかり汗びっしょりで捜し物。明日もこの続きをやるつもりだが、ムムム。

明日の夜も練習だ。

2022年7月14日 (木)

バラエティあふれる一日。

朝パソコン作業をして昼ご飯も食べず放送局へ。久しぶりすぎて色々忘れている。一番はこの局の駐車場のこと。ゲスト出演者は3階に車を置いたら狭いらせん状の階段を使わなくてはいけなかったのだ。ここで転倒なんかしようモンなら大変な事になると、慎重の上にも慎重に手すりを伝って降りる。そこからスタジオまで炎天下というのも参った。それに局内はこれでもかという程にクーラーが効いていて薄着で行ったのを後悔する羽目に。

で、肝心の生放送は言いたい事の半分しか言えなかったなあ。マスクのせいもあるが、滑舌の悪いこと。質問される側というのも久しぶりで、、、、まあ、アナウンサーの上手いリードで事なきを得たが。。。

帰りに又同じコースを辿って降りて行き、又インターフォンでチェーンを下ろして貰うのかと思ったら、松葉杖に気付いていた守衛さんがご丁寧に待っていて下さって、車に乗ったままスムーズに出られた。みんな優しいなあ。

急ぎ帰宅して一服する間もなく、やれコープだ、やれクリーニング屋さんだ、宅配便だと訪れる人に対応する。それで夕飯まで時間が無くなってしまう。こういうとき役に立つ冷凍ハンバーグなどでなんとか食卓を整えて夜の練習へとこぎ出す。

今日は殆どの出演者が集まる日で、練習自体は盛り上がったが、問題点がクリアになり、心配要素はますます増えた結果となった。

参加者の中にははるばる宇多津や善通寺から来てくれている人もいて、有り難い事だ。中には懐かしい人もいて、、、、。

しかし、疲れた。。。

2022年7月13日 (水)

チョー多忙×二乗。

とうとうプリンターがお釈迦になってしまった。たまたまやって来た友人が捨ててあげるというのでお持ち帰り頂いたが、今、こういうヘルプがとても有り難い。一応専門店に持って行き診て貰った挙げ句こうなったので未練はないのだが、以前使っていたもっと家庭的な小さなプリンターがどこまで持ちこたえてくれるか心許ないが仕方が無い。とにかくガンバッテ働いて貰わないと。いよいよ本番まで時間が無くなってきた。モロモロの伝達事項にはどうしても紙媒体が必要だ。自分の体とプリンターのどちらが先に音を上げるか!なんちゃって。

昨日は遅くまでお弁当係さんと道具係さんで打ち合わせる。軽トラを借りて衣裳部屋から運ぶ段取りや、移動手段についても計画を立てる。それらが終わってから、衣装のチェック。こうして細かくやると無駄がなくなり、スッキリしたものになっていく。早変わりのシーンをどうするかの打ち合わせも完全に出来た。そしてそれぞれの動きの整理も。練習会場ではどうしても限界がある。こうして細部を詰めて行くと全体が締まってくる。

で、本日は会計さんとこれまた遅くまであれこれ処理をする。実はここが一番大変だ。想定外の予算が出てきたり不安もあるが、最終的にはなんとかしないとイケナイ。上手く行きますように!

そしてこの人が最も大変な変身をするので、そこを丁寧に仕上げる。そして台本を再度見直して説明をするとなんと、歌詞やセリフは読んでいるが、備考欄まで目が届いてないことが判明。大きなミスが起きるところだった。良かった、まにあって。

そしてパンフレットはようやく最終チェックに入ってきた。もぅもう信じられない位の対応をしてくれて、この私でもまるで顔をつきあわせて相談しながらやっているかのようにパソコンでやりとりしながら完成に向かっている。毎日毎日この印刷に時間を割かない日は無い。沢山の情報を集めるだけでも結構なものだが、これをまとめて送った物を形にしてくれる。戻ってきたそれを又修正して頂き、それを又修正するという具合だ。プリンターが使えなかった時間が大変だった。矢張り印刷した物を見ながらチェックしないと画面上だけではイマイチ分かりづらい。今日、最終のデーターが届き提出したが、まにあえば明日の練習で皆に回覧して校正だ。

以前使っていたプリンターを再度繋ぐという作業が又大変だった。ネットでやり方を検索したり現れる観たことも無い単語をエイヤッとばかり適当にいじって、殆どカンを使って無事使用できるところまでやった。夫も娘も感嘆して、自分には絶対無理と拍手してくれる。まあ、知ってる人から見ればど~ってことないものなんだろうが、なんせ何もかも手探りだから。

さ、これを使って、明日も忙しい。夜の練習までには某放送局の生放送に出演。おっと、午前3時にこんなことしてる場合ではない。寝よう!

2022年7月11日 (月)

帰ってからバタンキュー。

今日もなかなかハードな一日だった。が、松葉杖のお陰で動きは半分になっているし、考えて動くようになっている。以前は無駄な動きも多かった。考えながら動くタイプなので。にも関わらず、練習から帰宅して選挙に行き、買い物をして晩ご飯食べたら爆睡していた。

いよいよリハーサルまでにやる練習はあと一回を残すのみとなった。膨大な量の歌詞とセリフを覚えなくてはいけないお二人はなかなかに大変。集中して最後はやってくれると思うが、う~む。

どこをとっても不安があるが、少し流れてきた感も。が、流れが出来てくると細部がおろそかになるのも事実だ。

で、二日後のW先生最後のレッスンまでに不安箇所をわが家に来て貰い個人的に整理することにした。このイメージトレーニングは実は大変重要だ。人は思ったようにしか動けないからだ。特に芝居の仮想空間は現実と違って次の段取りをしっかりと刻みつけておかないと動きに繋がらない。日常では自然に動いていることが、文字として脳裏にないと次の行動には移れない。しかも顔は平然としていなくてはならない。我々はかくも難しいことにチャレンジしているのだが、、、、。その認識が全員にあるかどうか?

昨日練習から帰って一人一人の衣装の指示を自筆でメモり、今日全員に渡したが、これでようやく疑問が解けた人もいたようだ。どうしても細部に目が届かなくなるので、苦肉の策だ。が、プリンターが壊れたのは非常に痛い。パソコンがあってプリンターがあるからこんな自分でもやれているのだ。これをいちいち手書きなんかしていた日には、何も進まなかっただろう。が、家庭用のプリンターにしては使いすぎたわけだ。これからだって、必要なものだからすぐに修理に出したいのだが、昨日は娘が多忙で全く動けず、今日も似たようなもの。自分自身が身一つ動かし兼ねている現状で、こうした物を運ぶのは至難の業。転倒とか、万一の事故が起きないように用心しつつ毎日過ごしている。明日は頼りになる夫ちゃんを頼ってみるか?ふ~っ。

2022年7月 8日 (金)

諦めない私。

本日も友人宅に娘の運転でチケットをお届けする。彼女も体調が万全ではなく、「お互いガンバロウね。」が別れの挨拶。

車の運転はむしろ楽なのだが、乗り降りがちょいと大変。なので、今日のように娘をこき使える日はどんどん使う。ま、お互い様だ。

で、医師からは少し大人しくした方が、、と言われてはいたが、高松市のフレイル予防のための運動推進に乗っかることにして、松葉杖ながらスイミングスクールへと出かける。これが予想外に良かった。丁寧にインストラクターが指導してくれて、約40分ウオーキングが出来た。水の中というのはこれほど楽なのかと改めて感激。若い男性に手を引かれるというのも、あまり無い体験だ。いよいよ介護の二文字が頭を過るが、ま、良いだろう。こうして時々若い人にリードして貰って、可能なことを増やさなくては。

水から上がって歩けないかと思ったが、むしろ少し楽になっている。矢張りこうした運動は良いのかも知れないなあ。油断は大敵だが、慎重に動き続けることにしようと決意する。来週も指導がある。指導がないときは自分でプールに行ってみよう。こつが少し分かった気がする。

 

しかし、人間というのはつくづく弱い生き物だと、安部元首相の突然の死を知って感じた。人を殺めるなんてこんなに簡単なんだと。あれほど守られていても尚、凶弾の前にはまるで儚い。安全なニッポンだった筈があり得ない事になった。動機が何だったのかハッキリしないが何でアレこのような手段で思いを遂げるというのは狂気の沙汰。やっぱり職業不詳なんだよねえ。ニュースを見ていると多くの犯罪に走る人がこの職業を持たない人。社会に繋がれない人。そこをなんとかすることで未然に防げる危険があるような気がするが、、、。

2022年7月 6日 (水)

ゴミ箱としての私。

今回のような大きな公演の場合、必ず自分のポジションはゴミ箱と化す。みんなの不安や、心配や、トラブルや、解決し難い問題点が、次から次へと入ってくる。それらを種類別に分別してバッタバッタと右へ左へと片付けるのが私のお仕事。きっと今回もそうなるだろうと予想していたので、現状のような混沌は想定内。

ただ、いつもと違うのは、コロナのお陰で本格的な練習準備に取りかかったのが今までよりかなり短いことだ。その分、みんなの中にも焦りの色が現れ、大丈夫だろうか?という不安の色も見え隠れ。

こういうのは練習することで殆どが解決するが、その練習時間が少ない。が、そんな事を言ってる場合ではない。限られた中で如何に集中してやるか。それしかないのだ。

ということで、本日も羽床まで拉致されて練習におでかけ。2時間半みっちりとやり、明日も同じようにやるつもり。往復の時間を入れるとかなりの時間を取られるが、こうしてやれるだけましだ。

薬のお陰で、かなり痛みが解消されていて、帰宅して疲れているにもかかわらず夕飯の準備がいそいそと出来たのはワンダフル。頂いた夏野菜でアイデア料理を久々に二種類ほど。いや~、痛みがないというのはこんなにも楽だったのかと、改めて普通であることの大切さが身にしみる。

それにしても暑い。車に乗っているだけでも暑い。

2022年7月 5日 (火)

ゴールが近づいてきた。

窮鼠猫を噛む、という言葉や、火事場のバカちからという言葉を思い出す位の昨日今日。もうもう我と我が身が信じられない位の働きだ。昨日貰った痛み止めが異様に効いて、きっとそのせいもあるに違いない。取りあえず公演終了まで暮らせるようにと、痛み止めをごそっと貰ってきた。

病院からの帰りに印刷所に寄り、バタバタと用件をすませ、そこから自分の昼のお弁当を買うついでに夜のお惣菜も買い、娘との約束はすっかり飛んでいて、急ぎ帰宅。お弁当を食べ終わった途端お怒りのお嬢からの電話。そうだった。帰りに届ける約束の物があったのだ。で、再度車に乗り込み、薬局に行くついでに娘の方にも寄る。

昨日はその後ず~っとパソコンに向かい、夕方から又してもバタバタと練習会場だ。

目一杯練習して帰宅してから、深夜までパソコン。今朝起きてからもパソコン。

流石に夫が呆れている。「僕の何倍も働いている。」だって。そうかもね~。此方は完全なボランティア。。。。思えば長年こうして無償のお仕事をやってきたわけだ。何故だろうねえ?ある人が、「さぬきのためにもっと働いて貰わねば。」なんてこと書いてくれたが、そんな大それた事を思ってのことではない。ただ、出来る事をやっているだけだ。。

2022年7月 3日 (日)

あっちゃ~な一日。

本日の助っ人は、この身重?な体を衣裳部屋まで運んでくれて、あれこれ注文に応じて動いてくれた。運転は出来るが、何かを持って動くことが出来ない今、こうするほかない。のだが、やっちまった。着いてみたらキーがない。あっちゃあ~。折角急いで迎えに来てくれたNさんが、引き返しましょうか?の顔。しかし、ただでは転ばないアチクシのこと。本日auがネットの不具合で繋がらないので彼女のスマホを借りて、メンバーのT氏に電話。明日の練習用に道具も取りに来て欲しいとお願いする。メンバーの中では一番ここに近い彼は、気持ちよく引き受けてくれて、まさしく飛んできてくれた。お陰でスイスイと事が運び、もしキーを忘れてなかったらこのアイデアも湧かなかったことを考えるとミスも又良し。ってね。

しか~し。帰る途中、某所に届け物をしたいというお願いも彼女に快く引き受けて貰っていたが、もうそこに着くという段になって、「あれ?無い。確かにここに入れたはずが、、。」とバッグの中を引っかき回していると、車を止めた彼女がそれを見て、「もしかして、これ?」とそのブツを出す。あっちゃ~。そういえば、これお願いと、忘れないように乗り込んですぐに彼女に渡してあったのだ。もう自分に自信がないとこういうことが起きる。

多分午後1時からのリモート歌会で脳みその大半を使い果たしたのかも知れなかった。しかもそれ以外では、スケジュール表のチェックなどに集中していたし。多くの人が動くためのシステムを構築するのは最新の注意が必要だ。、、、苦手。でもやるっきゃない。最終的にはOさんが上手く仕上げてくれたから本日はここまで。

 

と思って久しぶりに映画でも見ようと、「幸せは、ここにある」という洋画をチョイス。認知症が出始めた有名なコメディ脚本家がひょんな事から知り合う黒人歌手と親しくなる。という内容で、見始めから30分後に電話の音で目が覚めるまでいつの間にか爆睡。慌てて中断して電話に出て一頻り喋り、終えてから再度続きを見る。話は予想通りの展開となり、エピソードも静かなものであったにも関わらず、いつの間にか涙が、、、。身につまされて?それも無いとは言えない。可能性は誰にでもある。自分の最後が自分でなくなる事への恐怖と絶望。多分その残酷さに泣けた。映画のテーマはそうではないのだろうが、今、自分が涙もろくなっているのかも知れない。映画は父親の病気を知った子供達が初めて父親を理解し、家族の絆を取り戻すというのが趣旨だろう。ま、色んな事を感じさせて良い映画ではあった。

そして、FBが届いたと合図があったので開いてみると、昔のメンバーで今や立派に音楽業界で活躍中のM氏だった。ちぇちのチラシをアップしてくれていて、若い頃からの関わりを紹介してくれていた。これを読んだだけでも涙が、、、。やっぱり涙もろくなっているなあ~。

 

2022年7月 1日 (金)

助っ人現る。

夢中で作業をしていると、次々と助っ人が名乗りを上げてくれる。黙々と何かやってるようだが、一体何をやってるのか?と思ってくれたらしい。そりゃあ、全部言うと本当に沢山あって、その中には自分がやらなくても良いことが沢山ある。にも関わらず他の人に振れないジレンマに陥っていたところだ。こうして名乗りを上げてくれると、「お願い!」とすぐに渡せる。まずは、21,22,23日のタイムスケジュールだ。慣れないエクセルで表を作製してごく一部の人には渡したが、それをもっとこうしたいああもしたいと、言ってる内に、「じゃあ、やり直しましょう!」と引き受けてくれる。うれぴ!

でもって、これまた初めてやっているパンフレット。穴だらけの資料を送っておいたら、「現在までのところでまとめてみました。」と素敵なのが送られてくる。先が見えてきた。流石、長く我々の無理を聞き続けてくれた印刷やさんだ。何をやりたいかを的確に察してくれる。

ずっと自筆での申請書など書いていると案の定手が震え始めて、受付回りの案内用紙が失敗続き。こりゃあ、御願いしてみよう、と以前のメンバーでこういうのをいつも作製してくれていたSさんに連絡してみる。「長いこと書いてないから、、、」と言いつつも引き受けてくれた。これはかなり強引だったかも。てへ。

あとはあれを明日FAXして、前日にホールに行くとき持参するものをまとめておいて、、、

全部のお弁当の数がようやく数えられた。一部未定だが、これで目処は立った。それをKさんに連絡。どのようにでも対応してくれるとのこと。有り難い友だ。

 

こうして、毎夜夜なべをしていて思うのは、つくづく人は一人では生きてないということだ。感謝しつつ繋がって行くことで生かされている。

そういえば、明日はリモート歌会の日。参加者は11人とのこと。。。。集中が切れないことを祈るばかりだ。

衣装というもの。

基本的に舞台で歌う場合、それもオペラとなると当然演技もするし、別人に扮するわけだが「変身」というだけでなく、衣装を着ける、そのことで歌が俄然良くなる。日常から離れて異次元にたたずむと、それなりの空気を纏って動き歌うようになるものだ。従って、衣装はただの衣装以上の働きをしてくれるもの。歌い手を助けてくれるとも言える。本当は舞台衣装を専門に扱っている企業の製品を使用すると素晴らしく雰囲気が出るのは分かっている。が、とてもじゃないがその贅沢は我々には無縁だ。なんとか知恵を絞ってカバーするしかないのだ。

そこで、今日は友人に頼んであった衣装が完成したというので受け取りに行った。変な衣装をあれこれ考えて作ってくれるYさん。彼女には長くお世話になった。

そして帰ってから一番多い人達の衣装をネットで注文。届くのが楽しみではある。今の時代、なんでもこうして手に入るから便利だ。長年いちいち布を専門店で探し回り、あれこれアイデアの衣装を作ってきたが、本職に頼むほか無いものもある。これをベースにプラスαを付け加える予定だ。

今回は予算の都合もあり、照明にそれほどお金をかけられないが、その分衣装でメリハリを付けるしかない。成功することを期待しているが、、、。ま、これはいつものことだ。

今回は一時期上演が困難とされていて、練習開始がもの凄く遅くなった。おかげで衣装も遅れているわけだ。こっちも追い込みに突入だ。ふ~っ。

 

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