泣いたり笑ったり。
今日は色んな事があった。よろしく無いことは、股関節の痛みが軽減せず、左足が豚のそれから象のそれになってきたこと。通常の睡眠以外、寝てる暇はないので、医師の言う「安静」がどこまで出来ているか自信がないが、通常の生活とは全く違う暮らしをしてはいる。にも関わらず、好転の兆しが見えてこない。本番が終わったら手術した方が良いですよ、と今日もアドバイスしてくれる人がいる。
良いことは、わざわざ自宅までチケットを買いに来て下さる方が複数いて、この私の今の体調を知らない人たちなのに、なんとも有り難い事。
そしてメンバーOさんの人力で、参加者たちの駐車場が確保出来そうなこと。何しろ一日中留め置く必要があり、普通に払うと大変な額になる。この貧乏団体にそれほどの財力は無いし、大いに助かる。
そして、今宵の練習はとても充実したものになった。歌い手A氏とダンサーN女史の二人のシーンをじっくり作ることが出来たのは、貴重な時間となった。もしかしたらどのシーンよりも印象に残るかも知れない。本当は、全部こうして少しずつ創り上げて行くべきなんだが、何しろ時間が無い。足を引きずりながら出かけていったが、行った甲斐があったというものだ。A氏の器用さとN女史のキャリアと柔軟さがどこまでもこのシーンを濃いものにできた所以だろう。ついでに自分の人選を自画自賛。
帰りに気分が良かったのもあり、スーパーに行ってみた。これが悪かった。なんとか車から降りていつもの調子で買い物をし、カートを押しているものでついつい考えずに買ってしまったが、保冷バッグに品物を入れて後悔。ニャント重いではないか。お店の入り口まではカートで良かったが、荷物を持って車まで歩こうとして青くなる。これは不味い。一瞬ある人の忠告が耳に蘇る。「アイタッと思わせないこと。」もう人の目は気にしていられない。ゆっくりゆっくり車に近づき、ようやくたどり着いたという感じ。たった5メートルが1キロにも感じられた。車に積んでいた松葉杖を使えば良いのに、これくらいと思い自力で歩いてしまった。いやあ、油断大敵とはこのことだ。
で、なんとかわが家に帰ることが出来たのはめでたいめでたい。
一日の半分はデスクワーク。次々と作文したり宛名書きしたり電話したり。電話の一人は東京の友人から。お互いの近況報告に終始したが、お互いの亭主どのの弱り方も話題に。「共倒れにならないようにしようね~」と切ったが、今のところ夫よりは自分の方が怪しい。
今後のことを考えると暗澹たる思いにかられる。一瞬絶望的にもなる。今のところやることが沢山あって動けているのかも知れない。
あと3週間だ。