魔女、豊作。
ず~っと動いてはいるが、なんか締まらないなあ、と自分に突っ込みを入れたくなる。時間ばかりが経って、追いつけてない感じ。それでも動いて入れば、少しは不安が解消される。ところがギッチョン。どうもこのところ股関節の痛みがじわりと意思表示を始めている。故に藁にも縋る思いでサン○○ーのサプリメントを購入。まずは一ヶ月お試しだ。以前医師に聞いたところでは、こういう手のものは効かないようだ。が、病院に行く時間は無い。ネットでちゃちゃっと注文して、すぐに届くこういうものについ頼りたくなる。わが周辺に股関節の手術をした人が何人も居て、全快まで相当時間とガマンが必要らしいから、なんとかなだめすかして時間稼ぎ。
そんな中、お目にかかる人達はなんとお優しい人ばかり。最強の人は僅かのプレゼントを持参したら、奥様がその何倍もの珍しいお土産を持たせてくださった。エビで鯛を釣るようで、まことにに申し訳無いが今回は取りあえず頂いておく。いつも時間が無く、短時間で会話をするのが常だが、面白いお話を毎回聞く。今日は魔女のお話だ。どうやら、しっかりものの女性をこう呼ぶ人が居るらしい。「私も魔女だって!」と言いつつ、「ここにも魔女がいたわ。」と言われて、いやいやなかなか魔女にはなれませんと笑ったもんだ。この訪問の主目的は今度の公演のご案内で、長く長く応援してくださった元評論家のO氏にご挨拶したかったのだ。氏の変わらぬ笑顔に一安心。近頃はコンサート会場でお目にかかることも無くなってしまったが、以前は必ずと言って良いほど会場でご挨拶を交わしたもの。時代はこうして変わっていくなあ。
夕べは遅くまでメンバーの男性二人とわが家で道具関連の打ち合わせ。こうしてゆっくり話し合うことで、新しい気づきも生まれるし、考えを進める事も出来る。二人とも器用だし、何より快く引き受けてもらえるのが嬉しい。
以前レッスンを受けたとき、「反抗的な人は伸びない。素直な人ほどどんどん伸びる。」と言われたことがあるが、長年関わってきて確かにそうだと思える。あと10年若ければこの人達を一流にするお手伝いが出来るのにな~、と内心無念の思い。
本日は短歌の歌会の日であった。冒頭から師匠の様子に元気が無く、声にも覇気が無い。出てくるお言葉もいつもに似合わず消極的。風邪をひかれて快復されたと聞いていたが、まだ体調が完全では無いのかと訝りつつ進んだ。が、時間が経つにつれいつもの調子が戻ってきた。そして二時間後にはすっかり元の師匠に戻っていて、「まだまだ頑張りますよ。」と気炎を吐くなんざあ、やっぱりここにも魔女がいた。