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2022年6月21日 (火)

来た来たきた~。

遂に松葉杖とお友達になった。今日のMRIでは相当広い範囲に炎症が起きていて、それが進むと股関節の手術しかないそうだ。なんとかそうならないよう、できる限り安静にしましょうと医師は言う。悪くすると明日そうなるかも知れないと脅されてショック。素直に松葉杖の使い方の指導を受ける。細かく高齢者向けと思われる問診を受け、全てに異常なしとチェックを入れて頂き、リハビリ室で丁寧に教えて貰う。これが以外と難しい。階段の上り下りも室内にセットした階段で練習。大体分かって廊下に出て、ゆっくりと人目に晒されながら歩いてみる。この姿だと、人は避けてくれるし、エレベーターも譲ってくれる。何の不自由も感じない。が、肝心の自分の技術がイマイチで、松葉杖をついていて事故りそうになる。なんでも経験しないと分からないものだ。

しかし困った。二階で寝るなと言われ、階段は極力避けるように。とにかく安静に。と医師の口から出る言葉はどれも難しいものばかり。ちぇちの練習場は二階だし、寝室も二階。本番を一ヶ月後に控え、安静にしている場合ではない。

階下にベッドを下ろしてみようかと思うが、お嬢に電話するも、あちらさんも強度の頭痛に悩まされ近くの病院らしい。このお方はコロナの後遺症か更年期か?ま、出来るときにはやってくれるだろうが。。。又便利屋さんに頼んでみようか?などと考えている。

こんな今日の夕食時、いきなり昨日熱海に帰ったDさんがビデオ電話してくる。雨の中、傘をさしてワンちゃんを散歩させながらであった。今回の旅では幾つもの場所を移動して、以前お付き合いのあった方々をお訪ねしたようだが、我々と会えたのが一番嬉しかったと、やっぱり高松に永住が良いかも、と言ったりしてる。そのワンちゃんが面白い。小さいとき貰って真っ黒だったから、「ひじき」と名付けたという。で、散歩の途中に、「犬のふんはさせないで下さい。」という看板があるのだが、必ずそこに来ると止まってしっかりフンをするのが日課だそうだ。他でさせようとしてもそこがお気に入りらしい。わざわざその看板を見せてくれる。いやはや、相変わらずユーモアいっぱいの生活のようだ。そんな日本での生活を日本語で活字に起こ小冊子にしているのを貰った。早速一冊目を読んだが、如何にも彼らしい優しくて思いやりにあふれた文章で、やっぱりユーモアがびっしり。私と彼が気が合うのはこのユーモアの点だなあ~。同じ場所で笑えるというのは大事なことだ。

今日は先日出したお便りを見たという色んな人からお電話を頂く。帰省を繰り下げて公演に合わせて帰りますという嬉しいメールも。中には、体調を崩し、全く外に出られてないとうOL時代の先輩からのお電話も。自転車で颯爽と走ってらした姿が脳裏を過るが、、、。みんな、年を経て変貌してきた。こうしたお便りを出すのも意味があったと思うなあ。お電話の向こうで、「久しぶりに声が聞けて本当に良かった。」と涙ぐまれている様子に胸が詰まった。私の人生に彩りを与えて下さった多くの人に改めて感謝。

又明日から頑張ろう。

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