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2022年6月

2022年6月29日 (水)

泣いたり笑ったり。

今日は色んな事があった。よろしく無いことは、股関節の痛みが軽減せず、左足が豚のそれから象のそれになってきたこと。通常の睡眠以外、寝てる暇はないので、医師の言う「安静」がどこまで出来ているか自信がないが、通常の生活とは全く違う暮らしをしてはいる。にも関わらず、好転の兆しが見えてこない。本番が終わったら手術した方が良いですよ、と今日もアドバイスしてくれる人がいる。

良いことは、わざわざ自宅までチケットを買いに来て下さる方が複数いて、この私の今の体調を知らない人たちなのに、なんとも有り難い事。

そしてメンバーOさんの人力で、参加者たちの駐車場が確保出来そうなこと。何しろ一日中留め置く必要があり、普通に払うと大変な額になる。この貧乏団体にそれほどの財力は無いし、大いに助かる。

そして、今宵の練習はとても充実したものになった。歌い手A氏とダンサーN女史の二人のシーンをじっくり作ることが出来たのは、貴重な時間となった。もしかしたらどのシーンよりも印象に残るかも知れない。本当は、全部こうして少しずつ創り上げて行くべきなんだが、何しろ時間が無い。足を引きずりながら出かけていったが、行った甲斐があったというものだ。A氏の器用さとN女史のキャリアと柔軟さがどこまでもこのシーンを濃いものにできた所以だろう。ついでに自分の人選を自画自賛。

帰りに気分が良かったのもあり、スーパーに行ってみた。これが悪かった。なんとか車から降りていつもの調子で買い物をし、カートを押しているものでついつい考えずに買ってしまったが、保冷バッグに品物を入れて後悔。ニャント重いではないか。お店の入り口まではカートで良かったが、荷物を持って車まで歩こうとして青くなる。これは不味い。一瞬ある人の忠告が耳に蘇る。「アイタッと思わせないこと。」もう人の目は気にしていられない。ゆっくりゆっくり車に近づき、ようやくたどり着いたという感じ。たった5メートルが1キロにも感じられた。車に積んでいた松葉杖を使えば良いのに、これくらいと思い自力で歩いてしまった。いやあ、油断大敵とはこのことだ。

で、なんとかわが家に帰ることが出来たのはめでたいめでたい。

一日の半分はデスクワーク。次々と作文したり宛名書きしたり電話したり。電話の一人は東京の友人から。お互いの近況報告に終始したが、お互いの亭主どのの弱り方も話題に。「共倒れにならないようにしようね~」と切ったが、今のところ夫よりは自分の方が怪しい。

今後のことを考えると暗澹たる思いにかられる。一瞬絶望的にもなる。今のところやることが沢山あって動けているのかも知れない。

あと3週間だ。

2022年6月28日 (火)

大切な情報はなかなか届かないものだ。

今更だが、ネットで自分の今の状況を調べてみた。すると、まるで絵に描いたように自分の症状が説明されている。随分前から歩き始めに股関節に違和感があり、段々それも痛くなってきて、遂にこういう事態になった、ということがまるで自分がモデルのように説明されている。その時に病院に行けばもっとより良い対策が打てたということだ。知らないで、夫の言うまま、歩くのが一番とばかり痛いのをガマンして歩くのを続けていたし、娘とも池の周りを頑張って歩いていたことだ。痛いは何かしらの信号だったのだ。知らないと言うことはとても危険だ。

わが周辺にも股関節の手術をした人が複数居るが、誰も病院行きを強くは勧めてくれなかった。ま、それぞれ症状は異なるからだろうが、、、。

従って、もう手遅れかも知れない。いずれ手術になるんだろうが、これまた、やり方に二種類あると書いてある。入院を短くするか、長くするかで後々の暮らしかたに相違が出るそうだ。又選択に迷う事になりそうだ。

 

最後のあがきで舞台で使用する出演者の衣装を色々ネットで探している。紳士物のガウンとか、夜着に使用するキャップ等々。なかなか思うようなものに行き当たらない。せっかく見付けたと思ったら、それは販売中止だと言われたり。。。ま、最後まで諦めない主義だ。なんとかなるだろう。

いよいよカウントダウンに入ってきた。

暑い、痛い、う~むな日々。

本日久しぶりにこけ枝師匠が練習にご参加下さって、お互いの体の不具合を同情し合うところから始まる。そしてテレビ画面ではおなじみの某局アナウンサーが見学に来られる。にもかかわらず本日は不参加がこれまでに無く多い。どういうこと?と内心思いながら居る人で進めたのだが、、、。まあ、出来る事には限界がある。結局仕事をもっている人たちで構成された団体は、こういうことになる。仕方が無いのだが、あと3週間で、どこまでやれるのか?自分が出演してない上にこの体だ。

そうした中でも、ゲストのM女史が声で色々助けてくれていたのは有り難かった。彼女の声は透き通るようで、疲れた心に癒やしの風のように入ってくれる。

しかし、今日も2件ほどチケットをわざわざ購入に来てくれた。こういう方々のためにも必死で追い込まなくてはならない。

時々痛みのツボにはまって動けなくなりながら、なんとか時間を過ごしたが、帰りに二本の松葉杖を突いたときは楽だなあと実感した。矢張り医師のいうことは聞かなくてはならない。一本では駄目なんだ。

午前中にはM君に車椅子を押して貰い、ホールへと打ち合わせに行く。彼は生まれて初めての経験だったと言うが、今後きっと沢山経験することになるだろう。予備軍が沢山控えている家族だ。まそれはともかく、事務室に行き、手際よく説明を受け、此方からも質問をしていよいよ時が迫ったことを感じる。あとはやるだけだ。

今宵はお風呂にゆっくり浸かろうと、蛇口を捻ってパソコンの仕事をしていると夫が、「お母さん、いつまで水を入れてるの?」と来る。えっ?ボイラー入ってなかったのか?体が不自由だと、そういう所もちょこっと確認すら出来ない。やれやれ。本日もシャワーだなあ。

2022年6月24日 (金)

北海道は15度だとか!?

ムシムシと暑い一日だったが、ただ今北海道で優雅に遊ぶkさんから寒い位よとメールを頂く。懐かしい北大の植物園あたり、緑が素晴らしい。

こちらはといえば、命令通り安静に近い生活をしていたら、気のせいか少し状況が良くなったように思う。もしかしたら希望的観測の、「日にち薬」になるかも。といって油断するのはまだ早いとは思っている。なんとかなだめすかしてこの時期を乗り切らなくては。

なるだけ動かないようにして、デスクワーク中心に時間を過ごしていると、これはこれで良いこともある。懸案のパンフレットがようやく姿を見せ始めた。各方面に連絡して必要なものを集めるのもこういう時間があればこそだ。

出演者のお一人に同じような痛みを抱えている人がいて、その方のための対策案をメールでご案内していたら直接お電話を頂く。今のところ舞台上は心配なさそうで一安心。その件を中心に久しぶりに長話をしてしまったが、以前なら顔をつきあわせての打ち合わせをやっていたのだから、ずいぶんな変化ではある。ただ、こうして生のお声を聞くのは必要だとつくずく思った。その方を取り巻く環境も分かるし新しい情報も頂き、頑張っている女性のお話も聞ける。止まっていた時が動き出したような気分。さあ、ガンバロウと思えた。

ま、なんとかなるっしょ!

2022年6月23日 (木)

明日は35度になるらしい。、

別に過去の自分を美化する訳ではないが、こういう体になってみると、如何に以前は働き者だったかと思う。家に8台あるクーラーもこの時期は自分でお掃除していた。家具類の移動に始まり、断捨離の度に重い食器類を移動したり、本などを物置に移動したりと、力仕事も一人でやっていた。

今はといえば、狭い台所を調理台から冷蔵庫、冷蔵庫から食器棚、食器棚から冷蔵庫へと、夕食を整えるまでにもの凄いスロースローな動き。お陰でいつもの何倍も時間がかかる。それでも時々、「いたっ!」と声が出る。関節部分を石膏で固めて貰いたいと思うほど不自由な動き。今日は娘に運転他色々やって貰ったし、とあるところでは車椅子を押して貰って、郵便物を出したりと用事は片付いている。が、車の乗り降りが痛いので、遂に最後の買い物は車から降りることなくあれこれ注文して買って貰った。車中での会話で、リフォーム前後の私の動きを見ていて、「今更だけど、お母さんは凄いと思ってたよ。」と言う。彼女がそう思っていたとはちっとも知らなかった。そう思えばコソのこの優しさか。持つべき者は娘だったか。

郵便でお知らせした方々から、「行きます。」「行けるよ。」とメールや電話でお返事を頂くが、中には、思いがけないご病気で外出もままならないという方も複数。本当に時の流れを感じる。あんなにお元気だったのに、と思うことだが他人事ではない。

今日は放送局から複数お電話があり、取材の申し込みや、番組に出演の依頼を頂く。過去にも何度かお付き合いがあった局で、気心が知れているので安心。、、、が、出来れば他のメンバーに行って貰いたいのが本音。この体でウロウロしたくないのだが、、、、。

 

友人Kから北海道旅行の動画が送られてくる。緑が拡がる大自然の風景は本当に癒される。お花畑も素晴らしく、一番良い時期かも知れないと思う。今後行ける時が来るのかどうか?ん~む。こちらは明日猛暑日らしい。うらやまぴ。

 

2022年6月22日 (水)

何事も経験に勝るものはない。

今宵の練習には残念ながら松葉杖片方で出かけるしかなく、きっと哀れな老人に映ったことだろう。階段に手すりがあるので二本でなくとも大丈夫と踏んでのことだった。なんとか時間が過ぎて、帰る道々、「こんなこともあんなことも経験しないと死ねないんだわ~」と言うとピアニストが、「又そんなこと言って~。。」と慰めてくれようとするが、これは本音だ。きっとこれから先も色々体験するんだろうと思う。

で、帰宅してから先日Dさんが置いて行った自作のエッセイ集を手に取った。、、、なんというか、抱腹絶倒の面白さ。彼がカナダから日本に来た理由とか、いきさつとか、初めの頃のお初~な体験とかとか。もうもう涙が出るほど面白い。最高だったのは、彼がある女性の親切な計らいで彼女の大叔母に当たる人の家に泊めて貰った時のこと。亡きご主人のものらしい浴衣を出され、あまりにサイズが違っていて、チョンチョクリンな上に高下駄も出され、生まれて初めて履いたそれのバランスが取れず、ゆらゆら揺れながら銭湯まで歩き、入り口で思いっきり頭をぶつけた所までは面白いが、ありそうなこと。ところが、その後、銭湯の仕組みが全く分かってない事から、めちゃくちゃな事をやってしまったらしい。所謂下駄箱を、衣類を入れるロッカーと勘違いして、脱いだものを畳んで畳んで小さくして鍵を閉めようとしたら中からあふれてパンツが飛び出したり!そこに、勿論誰とも知らぬ老人が入ってきて、その人の真似をすることにした。そこで初めてロッカーの間違いに気付き、めでたく籐のかごに衣類を入れることが出来た。そしてその老人の後を追いかけるように湯殿に向かう。この時点で、わが脳裏には、小柄な老人の後ろにピタッとくっついて歩く大男のDの裸の姿がしっかりと浮かんでいる。で、彼は老人の一挙手一投足を真似て、石けんを使い体を洗い、湯の中に、、、やけどするかと思うほどの熱いお湯に、老人と同じように浸かったらしい。またしてもわが脳裏には真っ白い彼の肌が真っ赤になっているのが浮かぶ。疲れを取るためのお風呂が、最もストレスを感じる時間になっちゃった、のお話。この文章の最後にはその老人と小さく会釈して別れたとあり、いかにも日本人らしい老人との心の交流が描かれていてホッとする。

結局この文章がこれほど面白いのは、彼の本当の体験だからだろう。彼を知る私だからの面白さだろうとも思う。

さて、本日の練習箇所は、失恋男が未練たらしく迫る場面だが、必ずしも体験して無さそうな人達の演技がどこまで面白くやれるか。想像力に頼るほか無い。な~~。

2022年6月21日 (火)

来た来たきた~。

遂に松葉杖とお友達になった。今日のMRIでは相当広い範囲に炎症が起きていて、それが進むと股関節の手術しかないそうだ。なんとかそうならないよう、できる限り安静にしましょうと医師は言う。悪くすると明日そうなるかも知れないと脅されてショック。素直に松葉杖の使い方の指導を受ける。細かく高齢者向けと思われる問診を受け、全てに異常なしとチェックを入れて頂き、リハビリ室で丁寧に教えて貰う。これが以外と難しい。階段の上り下りも室内にセットした階段で練習。大体分かって廊下に出て、ゆっくりと人目に晒されながら歩いてみる。この姿だと、人は避けてくれるし、エレベーターも譲ってくれる。何の不自由も感じない。が、肝心の自分の技術がイマイチで、松葉杖をついていて事故りそうになる。なんでも経験しないと分からないものだ。

しかし困った。二階で寝るなと言われ、階段は極力避けるように。とにかく安静に。と医師の口から出る言葉はどれも難しいものばかり。ちぇちの練習場は二階だし、寝室も二階。本番を一ヶ月後に控え、安静にしている場合ではない。

階下にベッドを下ろしてみようかと思うが、お嬢に電話するも、あちらさんも強度の頭痛に悩まされ近くの病院らしい。このお方はコロナの後遺症か更年期か?ま、出来るときにはやってくれるだろうが。。。又便利屋さんに頼んでみようか?などと考えている。

こんな今日の夕食時、いきなり昨日熱海に帰ったDさんがビデオ電話してくる。雨の中、傘をさしてワンちゃんを散歩させながらであった。今回の旅では幾つもの場所を移動して、以前お付き合いのあった方々をお訪ねしたようだが、我々と会えたのが一番嬉しかったと、やっぱり高松に永住が良いかも、と言ったりしてる。そのワンちゃんが面白い。小さいとき貰って真っ黒だったから、「ひじき」と名付けたという。で、散歩の途中に、「犬のふんはさせないで下さい。」という看板があるのだが、必ずそこに来ると止まってしっかりフンをするのが日課だそうだ。他でさせようとしてもそこがお気に入りらしい。わざわざその看板を見せてくれる。いやはや、相変わらずユーモアいっぱいの生活のようだ。そんな日本での生活を日本語で活字に起こ小冊子にしているのを貰った。早速一冊目を読んだが、如何にも彼らしい優しくて思いやりにあふれた文章で、やっぱりユーモアがびっしり。私と彼が気が合うのはこのユーモアの点だなあ~。同じ場所で笑えるというのは大事なことだ。

今日は先日出したお便りを見たという色んな人からお電話を頂く。帰省を繰り下げて公演に合わせて帰りますという嬉しいメールも。中には、体調を崩し、全く外に出られてないとうOL時代の先輩からのお電話も。自転車で颯爽と走ってらした姿が脳裏を過るが、、、。みんな、年を経て変貌してきた。こうしたお便りを出すのも意味があったと思うなあ。お電話の向こうで、「久しぶりに声が聞けて本当に良かった。」と涙ぐまれている様子に胸が詰まった。私の人生に彩りを与えて下さった多くの人に改めて感謝。

又明日から頑張ろう。

2022年6月20日 (月)

なるようになる。

朝予定通り8時過ぎに家を出て、渋滞をくぐり抜けながら病院へ。病院というところはいつも混んでいる。で、紹介状は既にFAXしていてくれたお陰でスムーズに診察が進んだ。結果、レントゲンとCTスキャンでは分からず、明日の朝、再度MRIを撮りに出かける事となった。一部出血しているかもしれない箇所があるが、詳細は分からないようだ。上手く行けば日にち薬で済みそうだが。。。ま、明日を待って治療法を考えよう。

で、ふとバッグを見ると財布がない。あっと思い出したのはバッグを替えたこと。財布の代わりにチラシをいれた封筒が入っている。如何にそれしか考えてないかということだ。で、ハタと思いついたのは、11時半頃マッサージを終える予定というKさんのこと。彼女をピックアップして急に決まった友人を囲む会にお連れするつもりだった。で、早速ライン。「ヘルプ ミー!お財布忘れました~。」というもの。タクシーで病院まで届けてもらえないかと御願いすると、良いよ、と即答。持つべきものは友。で、何の問題も無く会計も済み、そこから一路三木町まで。本日はDさんのため、11名が集まった。それぞれ、私という友達の友達という関係ながら、Dの持つ人なつっこさにみんながファンになっている。彼も友人二人を誘い外国人3人が加わると、いつもの雰囲気が変わっている。なんせ彼らはデカい。が、みんなが待ってくれたが、11時集合だったため、こっちが着いた頃には皆さん食事は終わっていた。なので、肝心のDさんとはものの20分程度話しただけ。でも、昔からの友達とは良いものだ。一挙に距離が縮まった。今度はゆっくり会いましょう、速く会わないとお互い何があるか分からないからと言い合って、名残を惜しんだ。

で、明日から北海道旅行だという友人Kを家までお送りして、急ぎ買い物をして帰宅。30分のタイマーをセットして仮眠とあいなる。近頃、翌日が気になると眠れないときがあるし、ゆうべもそれで結局5時間半しか寝てないのだ。明日もお早いから今日は流石に速く寝ようと思う。

今日の最後はいつものちぇち練。

しかし、かなり疲れていて、エンジンがかからない。進めていく内に少しずつ熱が入ってきたが、やはり体調に支配される。ま、なんとかなるか。ふ~~。

 

2022年6月19日 (日)

大泉洋、可愛い。。

丁度コンサート会場にいて、今日の地震は全く知らなかった。帰る道々スマホを開いた助手席が声を上げる。「わあ、大きい!」石川県の地震だが、確かに震度6はかなり大きい。近頃まあまあ大きいのがアチコチで起きている。夫は、「来るぞ来るぞ~」と南海地震を予言するのが口癖になっている。自分が生きてる間には来ないで欲しいと言いつつ不安は拭えないらしい。たいていの場合、二人で色々どうするかの案を出し合っては、「やっぱり無理。家と共倒れ。」という結論になる。やれやれ。

コンサートは声楽家が中心になって日本の歌謡曲を歌う、というものだった。正直これは難しいチャレンジのように思えた。発声的にも違いが大きいし、鍛え抜いた声は、マイクでは異常な音としか聞こえない。何故生でやらなかったのか?不思議。歌謡曲は所謂立派な声は必要無いと思うがどうだろう?しみじみ聴かせるとか、感情をくすぐるような歌い方が主流だと思う。出演者の中に子供達が登場して複数曲歌ったのが、むしろ素直な声で良かったと感じたのは私だけ?観客に寄り添う形でのコンサートという趣旨だろうと思うが、ムムム。。。

しかし、ほぼ満席で、ようやくこうしたコンサートにも普通に人が集まるようになったことは喜ばしい。帰路は会場に先に来ていたTさんもお乗せしてご自宅までお送りする。車中が久しぶりの懇談の場となった。Tさんは元ちぇちのメンバーでもあり、このコロナ禍で多くの人が止めてしまった中でも、未だに声楽のお勉強は続けているようだ。こうしてお互いに慰め合ったり励まし合ったり、近況を語り合うというのは本当に必要。まあ、お互いにもう少しガンバロウね、とお別れする。

帰宅して夕飯後パソコンに向かいつつ、大河ドラマを聴いていたが、途中からやっぱり画面を見ようと移動。頼朝役の大泉洋はとても上手くて、人生に陰りが見えてきたらしい時代を彼らしい持ち味で演じていた。「よしよし」したくなるような危うげな風情を醸し出している。三谷幸喜、さすが。

 

明日は病院。その後、ランチに出向く予定。スムーズに事が運びますように~。

 

2022年6月18日 (土)

アーカイブ。

股関節は相変わらず時折唸ってくれるが、ある角度を使うとスイスイ歩けるから不思議。が、今日はドジをやってしまった。内科の医師から紹介状を書いてもらい、それを今日受け取りに行く予定だった。にもかかわらず、急な来訪者と話し込んで時間を忘れた。あっと気が付いて、閉院の3分過ぎに電話したがもう留守電になっている。念のため出かけて見るが、扉は堅く閉まっている。あっちゃ~。どうすんべ。本命の病院とこちらの病院のオープンが同じ時間。紹介状を持たずに出かけて後から届けるなんてこと可能だろうか?全く。ついてない。こんな曜日でなきゃ、慌てることなかったんだが、、、。

この体のどこかが痛いという状況では何かしら失敗が起こる。別に手が悪いわけではないのに、取り落として薄いガラスの花器を割ってしまった。ほんと、どこが悪くてもイケナイようになっているなあ、人間の体。

前回膝の手術を受けたのが一体いつだったかと、ブログのアーカイブなどで色々調べたら12年前だった。その部分は現在まで何事もなく済んでいるが、今回は違う足の方で部位も違う。どうなることやら、、、。考えても仕方が無いので、時々、「あいたっ!」と声を上げながら通常運転。

明日もコンサートだ。 

 

2022年6月17日 (金)

リンダ困っちゃう~~。

名医と紹介されて診察を受けようと電話をすると、ニャント、その先生は専門外。仕方なくいつものお薬をもらいに受診した内科の先生に相談してみると、ご出身の中央に紹介状を書いて下さるという。所謂専門医なので、しっかり診てもらえるだろうということ。月曜日の一番に予約を取って頂いたので、9時には見てもらえる。が、その日はカナダ人の友人Dと久しぶりに会食の予定。以前高松に住んでいた彼が現れるというので、早速人集めをして、昔よく一緒に遊んだ連中と密にならないお店に予約した。その時間にまにあうかどうか?まあ遅れても大丈夫なお店なので、なんとかなるか。それ以外の先生の都合の付く日が此方の都合が悪く、どんどん先延ばしになりそうだったので、その日でお願いした。

で、今日もマッサージには予定通り行く。すこ~し楽なような気がするからだが、根本解決にならないことは分かりつつだ。

綾川方面への練習は若い人に乗せてもらい、夕べ書き上げた大量の郵便物は出して貰うこととして、、、、、かなり依存しているなあ。ああ~すっかたなかんべさ~。。。

夕べは疲れてさあ寝ましょと二階の部屋に上がりベッドに腰掛けた途端ぐらっときた。結構強い地震で思わず目の前のスニーカーや携帯電気など確認したほど。すぐにテレビを点けるとNHKは流石に速い。

でもねえ。この足で、あの階段をそんなに簡単には降りられない。いよいよ手すりが必要になってきた。今回はそう思うだけだったが、近い将来来そうな気もしている。う~~ん。困ったぞ~。

2022年6月16日 (木)

身にしみる、、、。

昨日のブログを見て、私なんぞのことをいたく心配されてメールで色んなアドバイスを下さる方がいて、涙がチョチョギレタ。ところが、それでようやく決心した名医に診て貰うという案は、病院のホームページで来週の火曜日まで無理と分かる。で、仕方なく今日は近くでマッサージして頂く。後日病院の診察結果をお伝えすることにはなったが、取りあえず明日も続けて行くことに。意外にも痛かった部分をマッサージしても全く痛くない。どうやら深部に原因があるようだと言われる。

不思議な事に、こうして椅子に腰掛けてパソコンをうちつづけたり、封筒に宛名書きをしたりは全く痛みを感じない。立ち上がると痛いし、歩くのはびっこ。どうするの?あんた。これから先、ますます過酷な日々が待ち構えているというのに。

今日はホールとの打ち合わせや某放送局の人との打ち合わせの段取りに追われる。ゲスト出演者のプロフィール依頼もなかなかスムーズには行かない。自分自身もコメントを考えなくてはならず、も~~っ、何もかもが足りない。

チラシを持って行けるところには持って行く予定だが、電話でアポを取るとみんな友達との会話に飢えているのを感じる。体はガタが来てるのに、口だけは元気、と申し合わせたようなセリフ。それぞれスケジュールを訊いたが、肝心の自分が本当に持って行けるのかどうか?結局送るなんてことにならなきゃ良いが。。。。

ええい、ままよ。なるようにしかならないわい。

明日も忙しい。寝よ。

2022年6月15日 (水)

飽きない日々。今日も。

股関節、非常事態か?遂にびっこをひきだした。ネットで色々調べ症状はピッタリ当てはまるも、すぐ病院へという以外が見付からない。でもねえ~。今病院に行ってる場合ではない。そしてタイムリーな案内が某銀行から送られてくる。介護保険に入っておきませんか?というもの。要介護2以上になると保険が下りるらしい。はてさて。絶対そうならないとは言えないが、そして周辺を見回しても確かに危ないのではあ~る。でもねえ。まだ頑張れる様な気もするのよね~。悩ましい自分の近未来。どうすんべ~。

とかとか考えていると、某局から取材の問い合わせが。てことは、練習風景がテレビに流れるかも知れない。伝達方法としては最も大きいかも知れないが、短時間に我々の意図するところが伝わるかどうか、、、不安ではある。こういうレアな公演が一地方で実施されることは、多くの人達の熱意に寄るところが大きい訳で、そこんところが伝われば良いと思っている。

今回奇しくもアーツフェスタの輪に入り、その名の通り高松市のお祭りに名を連ねているのだが、これも意味のあることだったかと今思う。コロナで少なからず疲弊している人達の、一時の癒やしになればこれ以上無い喜びだ。自己満足に終わらない、お客様第一に考えた公演を長く目指してきたが、今回こそその意義が光る時かも知れない。

シェイクスピアの会の先輩、といっても大分お兄さんだが、久々にお便りを頂いた。現在も県外までコンサートにお出かけという近況と、どこかに出稿された文章が同封されていた。暫く前の海外旅行を絡めたもので、その博識ぶりに驚く。一体どれほど海外に行かれたのか、もの凄い数だと思う。海外のみならず、日本も絶えず旅行にお出かけされていて、お仕事をリタイアしてからはず~っと旅の人だった。ホントに羨ましい人生だ。勿論ご自身が勝ち取ったものだろうが、憧れる。同じように博学だったY氏は何年か前に他界された。こうした方々から教わったことも多い。

この方がバッハのCDを200枚お持ちだというが、同じように夥しい数のCDをまるでショップのように収集して一部屋まるごと保存している人も知って居る。男性にはそういう人が時々いる。亡くなられたH先生もそうだった。女性ではあんまり知らないなあ。何か理由があるかも知れないなあ。

2022年6月14日 (火)

ばんざ~い!

夕べ作製した原稿を元に、Oさんがわが家に来てくれての台本最終稿作製となり、何度も読み合わせてチェックし遂に完成。わが家でプリントするとおかしくなるためコンビニに同行して貰い、USBで持って行ったものをコピー!完璧なものが出来上がった。素晴らしい。問題点も二人で頭を捻って解決。これで、次のステップへと進んでいける。照明さん達もこれなら分かりやすいだろう。助かった!!こうして、スキルを持った人が居てくれて、なんとかかんとかやれていくなあ。

直近の問題は、住所録をシールに印刷することだが、パソコンが変わって、以前出来てたことが出来なくなっている。どうするか?ムムム。一難去って又一難。相変わらずプリンターはストライキを起こし、スムーズに印刷も出来ない。そもそも住所録を他の型式でファイルに入れることが出来ないから、難しい。

 

午前中にご来店の方が、沢山の紫陽花とジャガイモを持ってきてくれた。で、聞きかじりの、「紫陽花の水揚げ方法」というものを縷々説明してから気付いた。お店に活けた紫陽花が悉く萎れていた。なんてこと!笑うしかない。が、後から全部その通りやってみたら殆ど全てが蘇った。人間もこんな風に瑞々しさを取り返せたら良いのに~。例えばお風呂に入ったら、途端にみずみずしくなった!とかね。

ないか。

 

やれやれ。

まずはプリンターがおかしい。毎回用紙が詰まるし、それを取ると今度はセットした用紙が違うと出る。そんなはずはないのに毎回なので、も~~~っと叫びながらの作業となる。きっとどっか悪いに違いない。なんせこの所酷使している。やれやれ。

で、エクセルが分からず、台本の最終版の作成に格闘している。やっぱり頼みの綱は、元メンバーのOさんだ。深夜、「起きてる?」とラインするとやっぱり起きていた。で、色々話し合って対面でやっつけようとなる。確かにその方が間違いない。てことで間もなく零時という今ようやく原稿が出来た。やれやれ。

なんだか色々スムーズにいかないことだらけ。ホントに間に合うのか?腰も痛いし股関節も悲鳴を上げている。やれやれ。

主役の衣装合わせに衣裳部屋にも行ったが、眠気に襲われて、途中炭酸ジュースを購入。それを飲んでようやく目が覚めた。危ない危ない。これはコロナの後遺症かも知れないなあ。過眠という言葉がありそれが後遺症にあるらしい。やれやれ。

久しぶりに息子と電話で話し、母親にしか言えない愚痴を聞く。あら?そういえば、ベトナムに行ってた筈なのに?いつの間に帰ってきたのか?相手も言わなきゃ、こっちも忘れてた!なんてこと!家族の近況を話してくれたが、贅沢にも目の前は素晴らしい景観で白鳥が来る川もあり、四季折々に花々が咲き乱れる場所に住んでいて、子供達は、どこへ連れて行っても、「家と変わらない」と言うらしい。自然を求める旅はどうやら人気が無いようだ。やれやれ。

中学の同窓生から陣中見舞いの電話がある。大丈夫?というものだ。年齢が同じということは体調など想像できるんだろう。彼女は登山が趣味で、今は八栗がせいぜいよと言っていたがそんなはずはない。結構遠出をしていると聞く。お互い頑張ろうと電話を切る。でもお互い頑張ってる方だと思うけどねえ。やれやれ。

ウクライナの兵士の死者もどんどん増えているらしい。当然だろう。戦うことは止められないのか?ホントに憂鬱。この不定愁訴の元は案外この戦争に有るかも知れないなあ~。やれやれ。

 

 

 

2022年6月12日 (日)

おお疲れた~。疲れ切った。

本日は舞台関係のスタッフさんの前での通し稽古。楽団とやるのとは又違う緊張がある。何も持たずに、、、という約束もどこへやら。みんな何かしら携えていて細かい演技どころではない。まあ、仕方がないのだが、、、。本当は覚えているはずなんだが、チト不安。外部の方が見ていると思うと、失敗したくない。その感情の流れは理解出来るが、次回からは無しを徹底しようと思っている。例えブーイングが出ても、そうすることがみんなのためだ。

今日のお昼のこと。あまりにうどん屋通いをさせていた夫に、たまには素麺でも、と出かける前におお急ぎで準備した。先に夫が食べ始め、「辛い」と言う。「全部麺をつけないで、先っぽだけにしてよね。」と言いつつ自分も食べてみる。あっちゃ~。出汁のビンをよくよく見ると、二倍濃縮だった。しょっぱいはずだ。すぐに白状したが、文句を言う元気もないみたい。そのまま薄めて兎に角お食べ遊ばした。で、二人でNHKのど自慢を見ながらだったが、丁度その時88歳のおじいさんがマイクの前に立った。「ほらほら見てよ。凄いよ。お父さんよりずっと年上じゃない?」とまだまだ頑張れるわよ、の気持ち。ところがギッチョン。その男性が、数小節歌って、突然ストップ。しばらく音楽だけが流れるという非常事態。「スイマセン。全く思い出せません。」としっかりしたお声で告白。ゲストの歌手とか司会者は勿論、リハーサルではしっかりお上手に歌っていらしたのを知ってますよ。残念ですねえ。と励ます。きっとそれに嘘はないだろうと思える良いお声。、、、、だが、調子が悪いのを励まそうとしたわが目論見は大失敗。あちゃちゃ~だったが、なんとその後、87歳の女性が歌い見事合格の鐘を鳴らす。お陰で、良い見本になったのだが、夫は、女性は強いからなあ。。。で。何の効果もなし。やれやれ。

まあ、しかし。帰宅したらプールからご帰還遊ばし、「少し調子が戻った気がする。」とのたまう夫。夕飯もまあまあにお食べ遊ばし、数独などして早々にお休み。内心気にはなっているが、こっちもギリギリで動いていて、あまり丁寧に関われない。どうなることやら。ふ~っ。

 

今日はゲストが沢山来てくれて、全貌が見えてきた。中でもダンサーが凄い。ちゃんとイメージを膨らませてきてくれている。やっぱり、オペラは総合芸術だ。色んなものが一つの舞台に溶け合って完成する。どこまでやれるか。。。。やるしかない。

2022年6月 8日 (水)

気温逆戻り~。

なんだか家の中は季節が逆戻りしたような寒さ。

練習会場なるH宅へ向かう前にランチをと高速ではるばる出かけたがお目当てのお店は休業中。で、仕方なく道の駅のおうどん屋さんへ。こちらもお初だったから、うどん発祥の地と銘打ったうどんを初めて食べてみる。確かに、昔のうどんらしい腰のありすぎるうどん。出汁がよく効いているが、ちょいと味が濃い。食後は野菜なんかをついでにゲットして丁度良い時間となり目的地まで。

今日は5人で押しかけてまずはH先生の遺影に手を合わせる。いつも沢山のお供え物やお花に囲まれている。多くの人にそれだけ惜しまれているということだろう。本当に。この方がもし御存命ならもっとスムーズに公演も運ぶんだろうに、と思わないでも無いが、こうした試練も教えの一つかも知れないと思ってみたり。なんとピアニストの奥様がその名も「百年体操」という地域の催しで宣伝して下さって、早速買って下さる方がいたそうで、ありがたい有り難い。

で、発声練習から始めて、二重唱二組と合唱のソロ部分をおさらいする。ついでの衣装合わせもして、約2時間無駄の無い進行。

帰りは遠回りして、娘に頼まれた山椒の実を取り置きして貰ってるのをスーパーに取りに行く。チエーン店でもそれぞれ契約が違うのか、他になかったものがこのお店には奇跡的にあって、全部お買い上げ。結構なお値段だがこれだけでも残っていてラッキーだろう。明日はわが友人も手伝うとのことで、午後はそれに時間を取られそうだ。

緩急ある日々、コレも又良し。

2022年6月 7日 (火)

う、う、う。

お仕事は増える一方で、パンフレットの作成に関するデータ集めを若い出演者にキッパリお断りされて、私のような最高齢者が担当することとなった。人数が少ないため、みんな何かしらを抱えているし、そうで無い人はパソコンが出来ない等で、曲がりなりにもなんとか最低のことが出来る自分がやるほか無くなった。全てのデータを集めて、印刷屋さんまで送るのは、ミス無く出来るのだろうか?紙面のレイアウト他、これは大変だ。満身創痍のちぇちぃりぁ様。なんとか最後までお導き下さいませ~。ってところだ。

そうした中で、チケットを購入して下さるということで、本日お届けに行く所が出来て、これは感謝感謝だ。

天が雨とムチを自分に降り注いでくれているかのようだ。

明日も練習にはるばる綾歌までお出かけだ。

ま、なんとかなるだろう。

充実の一日。

蛙の子は蛙、とはよく言ったもんで、わが娘は親に似て専業主婦には向いてないようだ。最近とある団体を引き継いで、若い人を巻き込んで朗読の会をやる。てなことで、その打ち合わせや練習をわが家でおやりになると言う。自宅はお邪魔虫がいるので、集中出来ないとのことで、早速本日朝の10時から夕方4時までおやり遊ばした。その間、こっちは近寄らないようにして、パソコンも移動。二階のお掃除をしたりと協力態勢。ま、お陰で本日夕方からのちぇち練の準備も出来たし、遅まきながら短歌も二首提出出来た。故にこれは自分にとっても悪いことでは無いし、若い人が家に来てくれるのも良いことだ。明るい笑い声を聞いているだけで元気が出る。

でまあ、本日は夕方から楽団を主とした練習。普段優しいピアニストに甘えているから、こういうときみんな緊張する。しかも今日はゲスト歌手も加わり、普段とは違う雰囲気。面白いことに、このシチュエーションで普段より頑張れる人とそうで無い人が出る。だからやることに意義があるんだが、、、。結局良い歌を歌うということは、集中力だろう。歌うこと以外の雑念、例えば、失敗して楽団をストップさせたらたらどうしようとか、という思いが生じると途端に発声もいつもと違い、歌詞の内容も吹き飛んでしまう。そういうことが起きないために練習を重ねる訳だが、練習回数だけでも無い。勿論「慣れ」も重要な要素ではあるが、ナントいってもその歌に「愛」を感じなければ成功しないだろうと思う。どんな役どころだろうと、自分の役を愛し、歌で伝えたいことに集中することだろう。ま、言うは易し行うは難し、ではあるが。。。

今回はしかし、友情出演のテクニシャンも複数参加して下さって、ソロは勿論合唱も予想以上に素晴らしい迫力になりそう。これならご来場頂くお客様もオペラの面白さを感じて頂けるのではないか?と思った本日の練習。手応えがあったということだ。

さ、又明日だ。

2022年6月 5日 (日)

魔女、豊作。

ず~っと動いてはいるが、なんか締まらないなあ、と自分に突っ込みを入れたくなる。時間ばかりが経って、追いつけてない感じ。それでも動いて入れば、少しは不安が解消される。ところがギッチョン。どうもこのところ股関節の痛みがじわりと意思表示を始めている。故に藁にも縋る思いでサン○○ーのサプリメントを購入。まずは一ヶ月お試しだ。以前医師に聞いたところでは、こういう手のものは効かないようだ。が、病院に行く時間は無い。ネットでちゃちゃっと注文して、すぐに届くこういうものについ頼りたくなる。わが周辺に股関節の手術をした人が何人も居て、全快まで相当時間とガマンが必要らしいから、なんとかなだめすかして時間稼ぎ。

そんな中、お目にかかる人達はなんとお優しい人ばかり。最強の人は僅かのプレゼントを持参したら、奥様がその何倍もの珍しいお土産を持たせてくださった。エビで鯛を釣るようで、まことにに申し訳無いが今回は取りあえず頂いておく。いつも時間が無く、短時間で会話をするのが常だが、面白いお話を毎回聞く。今日は魔女のお話だ。どうやら、しっかりものの女性をこう呼ぶ人が居るらしい。「私も魔女だって!」と言いつつ、「ここにも魔女がいたわ。」と言われて、いやいやなかなか魔女にはなれませんと笑ったもんだ。この訪問の主目的は今度の公演のご案内で、長く長く応援してくださった元評論家のO氏にご挨拶したかったのだ。氏の変わらぬ笑顔に一安心。近頃はコンサート会場でお目にかかることも無くなってしまったが、以前は必ずと言って良いほど会場でご挨拶を交わしたもの。時代はこうして変わっていくなあ。

夕べは遅くまでメンバーの男性二人とわが家で道具関連の打ち合わせ。こうしてゆっくり話し合うことで、新しい気づきも生まれるし、考えを進める事も出来る。二人とも器用だし、何より快く引き受けてもらえるのが嬉しい。

以前レッスンを受けたとき、「反抗的な人は伸びない。素直な人ほどどんどん伸びる。」と言われたことがあるが、長年関わってきて確かにそうだと思える。あと10年若ければこの人達を一流にするお手伝いが出来るのにな~、と内心無念の思い。

本日は短歌の歌会の日であった。冒頭から師匠の様子に元気が無く、声にも覇気が無い。出てくるお言葉もいつもに似合わず消極的。風邪をひかれて快復されたと聞いていたが、まだ体調が完全では無いのかと訝りつつ進んだ。が、時間が経つにつれいつもの調子が戻ってきた。そして二時間後にはすっかり元の師匠に戻っていて、「まだまだ頑張りますよ。」と気炎を吐くなんざあ、やっぱりここにも魔女がいた。

 

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