反面教師。
今日は市民劇場のお芝居を鑑賞。が、まるで滑舌がなってない。聞き取れない言葉が多すぎる。音響のせいもあるんだろうが、早口の上に出演者たちの頭のてっぺんから出る声が耳障りなだけで、さっぱり文章として伝わってこない。これはまさしく反面教師だ。両隣のみんなも同じ事を口にしていたが、プロ集団としてはあり得ないと思った。ストーリーも脚本も良いものだったから、あるシーンでは涙も出たが、にしても、これがもっと上手い役者さん達のものだったらもっと感動しただろうと思った。が、最後に舞台挨拶で、ある女優さんが高松出身で、しかもわが母校出身でもあったことが分かり、おおお、となった。高畑淳子さんと同じ桜街中学でもあったようだ。先輩の影響を受けた人かも知れない。当然のように大きな拍手が湧いた。これからに期待したいところだ。
一番は滑舌だが、テンポの問題もある。「そこもっとテンポ上げて!」と突っ込みを入れたい箇所が幾つも。
今回我々がやるものも日本語だし、しかも音楽が付いているから、伝わらないとなると観客の方はストレスが溜まるだけ。これはホントになんとかしないとイケナイ。勿論、観客の想像力に頼るのもあるが、それは最大限の努力の上でのことだ。まあ、やらなくてはいけないことが見えたという意味では今日の観劇は良かった。
出来上がったばかりのチラシを持ち込み、受付で配布して貰ったが、さて。芝居好きな人がオペラに足を向けてくれるかどうか?。。。
そして、帰りは娘の運転ということで、友人Kと3人で寄り道をしようと話がまとまる。こっちは夕飯食べて行ったのだが、二人は食べてないとかで、串カツ屋さんに行こうとすぐに話がまとまる。Kさんが最近別の人と行って気に入ったお店だという。そして運転してないのを良いことに、我々は生ビールと日本酒。久しぶりにしたたか飲んだ。まるで貸し切り状態だったのもあり、姦しい女どもは大いに笑い、大いに食べ、大いに飲んで、今日の芝居のことやら文学の話やら、Kさんが俳句をしているのもあって、そちら系の話題も。昔一緒に沖縄に行ったときのことなど思いだしては笑い、懐かしみ、観劇のおまけにしては濃い時間を過ごしてわが家に帰ったら11時を過ぎていた。こうして気のおけない人と笑って過ごす。これに勝る免疫力アップの方法は無いように思った。
今宵も良く眠れそうだ。