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2022年5月 6日 (金)

嬉し悲しの好天続き。

天気が良いのは心も晴れるが、仕事も増える。あらゆるものを洗濯し、衣替えにも手を付けた。で、やっぱりマンションの植木に水やりも頻度が高くなる。

朝ご来店のお客様はいつになく饒舌で、本当は待ち時間で店から離れるのが習慣だが、次から次へとお話が続き、全く離れられない。考えてみるとコロナ以来そういう人が多いような気がする。彼女は同年齢で子供の年齢も同じで話が合うのもあり、話題にも事欠かない。唯一違うのは、彼女は完璧な専業主婦。来る度に手作りのものをあれこれ持ってきてくれる。先日のよもぎ餅はヨモギを摘んですぐだったとかで、これまで食べたどれよりも美味しかった。毎回来ているお洋服は手作り。帽子からバッグまでなんでも作る。土のない豪邸を建てているため、全てはプランタンだというが、あらゆるものを栽培している。レモンやアボガドまである。あるときは臭くない珍しい春菊の鉢を頂いた。

この客商売というものは、それぞれの顧客の生活や人生を知ることになり、かなり付加価値があると思う。世の中には色んな考えを持つ人や価値観が似ていたりそうでなかったり、、、。ありのままを受け入れなければ成立しない仕事だ。この仕事に出会ってホントにラッキーだった。現在は完全予約制でかなり我が儘な営業形態だが、高齢になっても続けていけるのも有り難い。この職業を選択することに猛烈に反対した母も、いつ頃からか随分ありがたがってくれたもんだ。基本的におしゃれが好きな人だったから。

しかし、正直今年の公演まで、体力を維持できるか不安ではある。まだ後遺症かと思う疲労感もそう思う要因だが、何か忘れてることがあるような不安感もストレスになっている。これまでこんな短期間で上演したことがない。プロ達は、毎日のように取り組んでの3ヶ月だろうが、我々は仕事の合間、週に一二度の練習だ。もっとピッチを上げなければ、とは思うが、、、、。

しかしこうした日々に時折天からのプレゼントのように良いことが降ってくる。それで又頑張れる。

その一つが、ローマでお世話になった画伯からFBで見付けてくれてのお便りが来たこと。現在東京での個展開催に向けて情熱を注いでいらっしゃるとのこと。懐かしい思い出に体中に力が湧いた。お元気そうで良かった。本当に良かった。

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