ある闘い。
昨夜のこと。ここ最近の習慣でぬるめのお湯に長時間入り、サウナ効果を狙い大汗をかいているが、その時のお供に必要なipadが無い。この日絶対に階下に持って降りてる自信はあった。にも関わらずどこを探しても見つからないので、最後には二階にも行って探してみたり、、、。約30分の死闘の末、ほとほと疲れていつもの自分のキッチンの椅子にどかっと腰を下ろし、暫し茫然。目の先に新聞の番組表が一枚ぴらっと置かれている。テレビをほぼ見ない自分には用事が無いが、夫は毎日それだけを別に切り取っておくのが習慣。又、今日もやってるなあと、ぼんやり見ながらフトそれに厚みを感じた。まさか、と思いつつそれをどけてみると、あった!!なんてこと!目の前にあった!この30分は一体何だったのか!?とあまりのショックに立ち上がれない。ものの認識力の甘さが、認知症の始まりではないのか?とゾッとした。見てるようで見てない。推理ものや探偵ものが大好きな筈が、さっぱり駄目。
こんな私が演出なんかして良いの?ってなことだ。
昨日のショックで今日は目覚めが悪く、朝から不調。が、やることは次々と襲ってきて、ボンヤリとはさせてくれない。一番の懸案事項は大勢の人をどう動かすかということ。声は届けなくてはならず、密も避けたい。全体のバランスが必要だし、出入りのスムーズさが求められる。衣装替えのタイミングから、転換まで、考えるべき事が山積している。一応ノウハウは分かっているが、毎度作品が違うからやるべき事も全く違う。ただ、これらのことは嫌いではない。以前も大勢の兵士たちを舞台から客席からホールの外まで使ってウオーキングして貰ったことがあり、まるで数学の方程式を解くような快感があった。
一方で、協力者を名乗り出てくれた人達にそれぞれ資料をお送りして詳細をお願いしなくてはならない。まだ全員に行き渡ってない。
そうこうしていると、メンバーからあれやこれやと相談事が入ってくる。W先生のレッスンの日程調整から会場予約まで。決定したらメンバーにラインするお仕事も。勿論、その連絡を受けてそこに仕事なんか調整しなくてはならないメンバー達も違う大変さがあるだろう。舞台で失敗したらどうしましょう?なんて言う人も出てくる。返事はこうだ。「コレまでの舞台で、私も散々失敗してきましたよ。」そんなことを恐れていては、何も出来ない。「真剣に遊ぶ」その結果は野となれ山となれ?フフフ。
そう言えば今朝は友人がそっと宅配のドリンクボックスの上にグリンピースを置いてくれていた。優しいなあ~。明日は豆ご飯だ。
明日は朝から仕事だし、午後は会場費の支払いなどに出かけなくてはならない。
ま、なんとかなるでしょう~。てね。