何をしてもしなくても大晦日。
昨日ご来店のM女史と一緒に、若かりし頃の当店の様子を懐古しつつ、あの頃あんなに忙しかったのに、しっかりおせち料理を作っていたのは、何だったのかしら?と言っては大笑い。今は全く違う状況だのにおせちを作る気力が湧いてこない。友人が販売しているのを良いことに、もっぱら購入派だ。今夜はそのおせちを年越し蕎麦と一緒に娘親子が食べに来て、明日はお雑煮を食べに来るという。まあ、これが年末年始の最低限のわが家の行事となったわけだ。我ながらしょぼいとは思うが、しょぼくてケッコウ。ねばならぬ、をもう自分に課すのは止めようと思っている。
聞くところによると、喪中はこの様々な行事もしなくて良いそうだが、習慣で、結局購入しお雑煮も食べる算段だ。おばあちゃんはこうだったああだった、と話題にしながら食べるのは良いことだと思っている。わが家独自の慣習があっても良いだろう。今年は多くの知人友人が先立ち、近所の院主さんも亡くなられて、毎年除夜の鐘を突きに行き、甘酒を振る舞って貰って帰る習慣の夫は様子を見に行って誰もいないし何もやってなかったとすごすごと帰宅。早々にご就寝と相成った。こうしてパソコンを打つ音のみが静かな夜の闇に派手な音を立てている。
時折、外を喋りながら歩く人の声が聞こえたりはするが、紅白も終わる頃。夜はしんしんと更けてきた。ぼちぼち寝るとしようか。時計の針が少し動くともう来年だ。
どんな年になるのか。。。。
そういえば今年の笑い納めはこれだった。
確かに今日は冷え込んだとは思うが、とにかく寒がりの夫があまりに寒い寒いと言うので、服装が間違ってるわよ。ヒートテックを下に着て上に暖かめのセーターでも着ればそんなに重ねなくても十分暖かいわよ!ほら!と自分の着ていた上着をめくって見せて、下着のヒートテックを見せたところ、失礼にも夫はぶぶっ!と笑って、「そのおなか!」と指さしてまたも馬鹿笑い。こっちは椅子に座ってるからこうなるのは当たり前なんだから!と抗議したものの、自分でもおかしくて、「そこじゃないでしょう!見るべき所は!?」と笑いながらでありんした!
いや~~こんな調子で明日はお正月だ。やれやれ。