何をするにも体力だ。
知人のご招待で今日は人形浄瑠璃なるものを観劇。未だにこういうものを継承し続けている人たちがいることに改めて感銘を受けた。日頃ほぼ目にすることの無いものだが、日本人であるが故に、いつの間にか身体が覚えているジャンルの演目。中でも阿波の人形浄瑠璃鳴門巡礼は、予想通り涙が出た。太夫と呼ばれる人の声と技術も他を圧倒する出来映えだった。こういう日本古来の芸術は父が好きで、幼児期に色々見たり聞いたりしていて抵抗はない。しかし、同行した孫べえは母親曰く、こんな所に拉致されてきてチョー機嫌が悪いと言う。それをナントかなだめて最後まで見せたつもりが、休憩で一旦ロビーに出た為、肝心の母子物語を見ないまま。なんてこった!こっちの目論見が外れてしまった。しかも三番叟ではクスクス笑い出して耳元で、「酔っ払ったパパの顔にしかみえん!」とささやくありさま。それからはこっちもそうにしか見えず、おかしいやら、、、。ま、笑っても良いものだったからまあ良かったが。
あんたと同じ年にみっちゃんはあのお琴を習い始めたんだよ、と言ってもふ~ん、と気のない返事。ま、そんなもんでしょ。
県知事もお越しになっていたが、国会議員のO氏ともども、あっと今にいなくなっていた。ま、そんなもんでしょ!?場内を見渡した娘が開口一番、「やっぱりこういうのに若い人が来てないよねえ。芝居もそうだけど。。。」確かに。時代は進み過ぎたのかも。
取りあえず疲れすぎてこの私が食欲が無い。付いてきた孫と帰宅した夫の為に鍋だ刺身だカルパッチョだと一応整えたが、どうも気が乗らない。明日は衣裳部屋の清掃にみんな集まるし行かなくてはならないが、、、、ふ~~っ!体力はお年並ってことだ。ま、そんなもんでしょ!