小さな意地悪。
ただいま午前1時。これを書く前にトイレに行った。ペーパーを一つ使い切った。いつもなら新しいのをセットしておくが、今日はわざとパス。絶対にこのペーパーの交換をしない夫に、敢えて「やって頂戴メッセージ」のつもり。こうなるのは、あまりに夫が体調不良を訴えてくるからついついそれに乗ってしまい、出来るだけ何もしないで済むように配慮してきた結果、こうしたことさえやらなくなったと反省。言わないでも伝わるようにと考えたささやかな抵抗、ってやつだ。果たして効果があるかどうか?
ところが、今日はもの凄く疲れているはずの夫が、夕飯は全部食べるし、大学での授業についても色々喋る。一コマ100人以上の生徒が相手らしく、近頃の生徒にありがちなことで色々大変な様ではある。が、何故かこういう日は元気なんだ。ずっと見ていると、何の予定も無い日の方がしんどそうなのだ。で、心配して損した状態のアチクシ。ちょいと意地悪な気持ちになったわけだ。
というのも、こっちは台本が進まなくてどうにも気分が優れない。以前の様にパパッとひらめかない。しばらく離れていたせいもあるが、年なんだろう。しっかり時間をとって向き合えば良いのだろうが、細切れの時間でやろうとしている。まとまった時間は夜になるが、この時間が以前の様に目がぱっちりと開かないのだ。一日の疲れが脳に張り付いて、眼球の奥にまでしみこんでいるのを感じる。家事だけで疲れる。仕事だけで以前の何倍も疲れる。娘たちとお出かけしても疲れる。なんだかねえ状態。
こうした中、先日伺ったK画伯夫人からメールが入る。「久しぶりにお会いして、まず思ったのは、良い感じで歳を重ねていってらっしゃいますね、ということです。」との冒頭の言葉にあらま、と驚いた。髪を染めなくなって久しいが、どうやら徐々に馴染んできたようだ。確かに他の人からもグレーヘアーを褒められることが多くなった。でもって、娘というお目付役が服装のチェックまでしてくれるから、そのおかげもあるかも知れない。にしても娘の言葉は過激で、「お母さんは、もっとサイケにしたら良いのよ。まともであろうなんて考えるから中途半端なのよ。」「もともと自分で思っている以上にサイケな人なんだから。」と来る。これにはぎょへええ~~っだった。自分ではまとも中のまともを自認していたのに~。いやはやいやはや。
もう寝る。