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2021年10月 3日 (日)

月に寄せて。

今日は短歌の歌会であった。いつものように充実していたし、勉強にもなった。昨日からお泊まりしている孫べえは、何か用事があるらしかったが、こっちが真剣にリモートで会話している空気を察知して側でごそごそやっているが邪魔はしない。成長したもんだ。

仲秋の名月が詠まれた歌も複数あり、季節感があった。その中に、真子様についてのものがあった。

  内親王を月にたとへし人のあり仲秋の満月ぽつねんとあり  K・I

大変美しく詠まれていて、その比喩に心打たれた。短歌なので多くは語れないが、改めて表現の力とは凄いと感心した。

かねてから真子様については心配していた。普通の神経の持ち主なら、あれほどの誹謗中傷を浴びせられ平常心を保てるはずが無い。この例だけで無く、今や日本中で多くのこうした被害者が生まれているのを憂慮している。僅かな情報しか知らないが海外でもこうした人権を無視した心ないバッシングが増え、裁判沙汰になっていることも多いらしい。

井戸端会議で憂さを晴らしていた時代はまだ良かったのだろう。ネットなんていう誰もが持てる凶器がはびこって無差別殺人的なことをやる時代。ホントに恐ろしい。独断と偏見で言うなら、その多くがマスコミの操作に起因していると思うがどうだろう?どこまで平等に報道できているか?常々疑問に思っている。

そしてもう一つ。誰もが自分で選択してそこに生まれてくるわけでは無い。日本の皇室という非常に生きにくい環境に生まれ育った一人の少女が、真面目に真剣に生きてきて、今まるで罪人であるかのような扱いを受けているのは見ていてどうにも気分が悪い。日本人の多くがまるで裁判官のように断罪したがっているように見える。しかし、本当にそうだろうか?そういう人が多いかのような印象を操っているのはマスコミでは無いのか?

現在、ジョウホウは溢れかえっている。が、その全てが真実かどうか?どれほどの人が真実に触れているのか?と私は疑う。まるで自分で聞いた見たかのように人から人へと伝染していくジョウホウ。その中に貴方はいるの?と聞きたい。

そして、批判を浴びせ続ける人たちに言いたいことの一番は、貴方が真子様だったら?自分の娘だったら?ということだ。そしてなおも言うなら、余所様の家庭のことに、そこまで首を突っ込むの?ということ。国民だから?その権利がある?、、、それは傲慢というものではないのか?自分一人の意見が届くはずも無し、何を言おうと勝手でしょ!?という考えは、沢山集まれば大きな刃になる。これは選挙にも言える。一人の考えは集まれば大きく物事を動かすものになるのだ。

お相手の小室氏にしろ、あれ程やり玉に挙げられ、一挙首一投足批判にさらされるとなると、正常な反応も出来にくくなるのではないか?この方の同窓生も語っていたが、もし自分だったら到底無理ですとのこと。そうだろう。

たださえ結婚は難しい。二人の生活が始まってからだって、一般人とは違う困難が待ち受けているだろう事は想像に難くない。先でやっぱり失敗だったとなることもあるかも知れない。しかし、我々の周辺でも多くの事例があるように、それは致し方がないことだ。ある人がいみじくも言っていたが、そのための保険として一時金は受け取るべきだ、という考えに私は賛成だ。

真子様がPTSDだということだが、それは十分予想できた事。若い二人をこうして追い詰めて、「結婚することでしか自分を救えない」とまで言わしめたのは一体、、、、、!

こういう私にもこの結婚に関する感想はある。が、それは普通に知人の結婚にも感じるもので、賛成でも反対でも無い。お二人が結婚したいと考え実行に移す決心をしたのなら、それは祝福しますということ。未来に出てくるかもしれない困難は二人で乗り越えて行くしか無いから、どうかお幸せにと祈るほか無い。願わくば、今の強いお気持ちが永く続き、互いに高め合い、その家庭がお互いにとって一番心安まる場所になって欲しい。

ま、こういう空気の蔓延する日本では若者が結婚に消極的になるのも仕方がないのかもねえ。

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