びっくりドッキリああ嬉し!
いやあ、何事も言ってみるもの。今年の夏、あるコンサートに出かけた。ベンチで友人と並んで待っていると、真面目に立って並んでいた列から駆け寄ってくれる人がいる。最初は誰だか分からなかったが、兎に角ふわ~っと美しい人が駆け寄ってくれた、という感じ。旧交を温めてすぐにその女性は列に戻ったが、同行していた友人も、「あの方どなた?」と聞いてくるくらい素敵だった。で、今日その方からこの日記を見たとお目出度うの電話が。そういえば、以前この方が先にこの認知症検査を受けたので、要領が分かってるから資料を差し上げましょうか?と言ってくれていたのだった。それを思い出してそう言ってくれた事にお礼を言う時に、思わず今年の夏の出来事も思い出して、「あのときのお洋服はホントに素敵でしたねえ。」と申し上げた。すると、びっくりしたことに、体型がよく似てるから着てみます?と思いがけないお言葉。え?え?え?そんなつもりで言ったのでは、、、と言いつつ、脳裏にはあれを身につけた自分の姿を想像してみる。確かに体型はカバーしてくれる。色合いは申し分ない。白髪頭にも似合いそう。でも、、、、。と逡巡していると、今から持って行きます。とのこと。げげっ!ホントですかあ?と思わず嬉しい声が!ナントげんきんな!
で、すぐさまお届け頂いたのを、早速着てみると矢張りぴったし合う。勿論細身の方で合う人には違う雰囲気で似合うんだとは思うが、まんざら悪くない。今度着こなしたところをお見せします、とありがた~く頂くことに。帰宅した夫にあのO氏の奥方に頂いたのよ、と言うと珍しく褒めてくれる。元々布やファッションには関心がある夫はしきりに感心している。軽くて渋い雰囲気だが、着れば華やかという不思議なもの。おしゃれの楽しみが増えたなあ。
考えてみれば、舞台に華やかな衣装で上がることは減ってしまったが、日常の舞台では無限にそのチャンスはあるわけだ。と思って、せいぜい楽しむこととしようか。おしゃれは元気の素だ。