忙中閑あり。
今日は仕事もし、家事もし、レッスンもしたし自分にご褒美とばかり、午後夫が帰宅までの時間に気になっていた映画をアマゾンで見た。タイトルは「シンデレラ」ミュージカル版で、新しい演出脚本というのが気になっていた。
結論。「これもあるなあ。」というもの。あらすじは要所要所変えず、すっかり現代版にしている。作品の童話的な部分は残しつつ、しっかり現代人の考え方に塗りつぶしている。シンデレラはいじめられつつもドレスのデザイナーになりたい夢を持ち、王子からの求婚には応じられない。王子も父王からの命令に従わず、王位継承権を妹に譲ると言い、恋人のシンデレラと生きることを誓う。その他諸々の登場人物が、それぞれ自我を持ち、いじめるママ母も単純ないびりやではない。人間を立体的に描き、見る角度に寄ってまるで違う人物に見える。
今の映画らしく、魔法がかかる場面ではドレスがみるみるうちに素敵に変化するのも視覚的にいかにもマジック。
これは映画館で見たかったなあ。いかにもアメリカ映画らしく黒人を多用し、ダンスと歌で盛り上げる。その歌詞が、「楽しもう」だった。あの人の言葉が見た後に浮かんできた。「映画って、良いですねえ。さよなら、さっよなら、さよなら」