頑張ってる人たち。
今日はお誘いを受けて、小さなコンサートに出かけた。行ってみればメンバーは知ってる人ばかり。お客様は全く知らない人たちだったが、どうやら馴染みのお客様らしかった。ちぇちのメンバーも出るというのもあって、近い場所だしかねてからマスターのサックスの音色が好きで、機会があれば行きたいと思ってはいた。FBによく演奏姿をアップされてもいたので、良い機会だった。
サックスという楽器も不思議なもので、すすり泣くような音が琴線に触れてくる時もあれば、クラシックではいきなり大きな世界へと誘ってくれたりもする。今日は狭い空間だったのもあり、室内一杯に満たされて、「浸る」というにふさわしいものだった。
歌はソプラノ二人がメインで、内お一人はちぇちの舞台を踏んでくださったことのある大ベテラン。長らくお声を聞けてなかったが、変わらぬ力量にもっと聴きたいと思わされた。もう一人のソプラノHさんは同姓というのもあるが、色んなところでお目にかかり勝手に親近感を持っている人。このご時世本当にまめに活動されていて頭が下がる。今日はお二人ともマスクでの歌唱で、これはちょっと残念だった。普段はどうやら歌声喫茶的に来客を交えて歌うらしいが、流石にそれははばかられたようで、有名な童謡唱歌を歌ってくれて、聞く人は胸の中で歌うという形。しかし、これは個人の感想を言えばコロナめ!って感じ。どうしても肉声には劣るから想像で聴くということになる。そのための選曲だろうとは思った。聴く人が、よく知っている歌なら確かに置いてけぼりにはならない。苦肉の策と言えるだろう。
こうして頑張っている人たちがいる。意義深い事だ。