遂に「感染爆発」。
芸術は爆発だ~!と叫んだ岡本太郎だったらナント表現するだろう?などと、おかしな事を考えながら東京都感染者五千人越えの、この四文字熟語が流れる画面を見る。
この感染がオリンピックと全く関係が無いと誰が言えるだろう?大衆は「きっかけ」で動く。あのジュリアスシーザー殺害後のアントニーの演説同様。さっきまで右と言っていた連中が僅かな時間で左へと雪崩を打つ。テレビで国を挙げての応援ムードやメダルラッシュに、気分が緩んだと言えないだろうか?開催反対を唱えていた人たちも、やって良かった派に鞍替えしているニッポンチャチャチャだ。
個人的にはそんなもので自分の行動を変えたりはしないと思うが、それでも、これがもし「オリンピックさえ出来ない」となると、そりゃあ今以上に行動が変わるだろう。竹下通りを練り歩いている若者達も、きっと引きこもると思うなあ。
しかし、誰がなんと言おうとやるこの国のトップだ。後始末もやって頂きたいものだ。病院が逼迫してきたら自宅療養だなんて、「国民の命と健康を守る」って耳たこくらいに叫んでいたお方の言葉とも思えない。
アスリートたちは気の毒だ。中には「悪いことをやろうとしているみたいで、辛かった。。」と涙ぐむ人も居た。そうじゃないのよねえ。そこじゃないのよ。
昔日本が戦争に突入したドキュメンタリーじゃないが、動かされている国民は何も出来なくなるということだ。その怖さを再確認するときかも。