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2021年7月

2021年7月28日 (水)

あっつい!疲れる!なんだこれはな日々。

ここ3日間孫べえがお泊まりしていて、ばあさんは疲れる疲れる。、夫以上に食べる五年生はその食事だけでも大変だ。アレルギーのお子ちゃまのため、いつもより神経質にお掃除。などなど、、、、。ホントやることが多過ぎ。母親はやれゲームをさせるなとか、宿題をしっかりやらせてとか言うが、「そんなの無理」と返事してやった。こっちは仕事もあるし、子供以上にめんどくさい夫のこともある。とにかく若くないんだから。。。。しかもこの暑さ。昨日も今日も一歩も外へ出ず、ストックしてあった野菜類でアイデア料理。「みっちゃんこれなかなか良いよ。」はあさよか。てなもんで、本日もすっかりお泊まりが気に入ったこのお方、母親にだだをこねてにもう一泊と相成った。うん十年ぶりに宿題のチェックしてみたりしているが、いやはやいやはや、体力知力に自信なし。

うちの五年生はどちらかというと大人しい方だが、それでも動きが速く、見ているだけで疲れる。

ま、それでも、若い子が家にいるのは良いもんだ。一番良いのは出した食事はほぼ何でも完食するという点だ。見る度に大きくなって背はとっくに抜かれている。今はほんの2,3センチの差だが、そのうち見下ろされるだろう。

 

世の中、オリンピックに湧いてるが、こっちもチョコチョコ見てはいる。アスリートと呼ばれる人たちはとにもかくにも、「出来る場がある」事に一様に感激している。勿論そうだろうと思う。今回で卒業という人もチラホラ居て、その思いに同情もする。自国に帰ったとしても同じようにコロナを気にしかやれないだろう。世界中がこれからコロナありきの時代に突入だ。色々変化していくんだろうなあ。

そして今日の東京は凄い感染者の数だ。専門家として常に表に立たされているO氏の言った通りの数字になってきた。どうやってこれを押さえ込むことが出来るのか?「オリンピックやってるんだから。。。」という感覚の人がこの数字を生み出しているのか?とすれば情けない話だ。自分の身は自分で守ろうという考えになれないのか?となると、政治がしっかりせねば。

政治ねええ。

 

2021年7月22日 (木)

久しぶりのオペラ音楽鑑賞の日。

終わって最初に出た言葉が、「楽しかったねえ。」だったのは同行した友人も歌の勉強をしているせいかもしれなかったが、有名な曲が殆どで、リラックスして聴けたのもあるだろう。コロナ禍でもこうして頑張っている人たちがいて、本当にうれしかった。ちぇちのメンバーの姿もちらほら。見渡せば知ってる顔もいたが、大部分は知らない人たち。以前はこういう音楽会に行くと大概の人が知り合いということが多かったが、世代交代しているのを感じる。

昔ちぇちで活躍していたアルトのM女史は、声も身体も立派に成長し、一番後ろの席にもしっかり声が届いた。全体に歌うのが楽しくて仕方が無い、という雰囲気で、それを見ている観客も引っ張られて舞台と一体化してくる。ゲストでうちにも参加して貰ったことのあるバリトンのH氏も衰えない声で歌い上げた。チェチの楽団の一人S女史は真っ白い素敵なドレスに身を包んで颯爽と現れた。楽団が舞台上にいるというスタイルなので、歌い手と同じくらい目立っている。打楽器の女性が独りフォーマルでない服装でユニークだったが、無くてはならないお仕事をしていた。

多くの曲が、かつてちぇちの公演でやったことのあるもので、懐かしく思い出しながら聴いた。そのオペラの色んなエピソードも一緒に思い出し、ついニヤニヤ。

やっぱりオペラは面白いなあ。

2021年7月18日 (日)

「食」

衣食住の中でも、生きていく上で最も重要なのが「食」だろうと思う。その大切な「食」について色々考えさせられることが多くなった。それって、ニッポンのこと?って言いたくなる飢えた子供達の増加も気になっている。感染拡大で神経質な人々、いやいや真面目な人たちが外食を控えているため、苦境に立たされているお店も多いようだ。その一方で、県内は感染者が少なく、ワクチンも打っている我ら家族は、婿殿のグルメ思考と相まって、何かと外食の機会も多くて、申し訳ない思いがしている。別に高級を求めているわけでもなく、美味しければ良いというレベルだが、特別鼻のきく彼は次々とどっかから情報を集めてきては案内してくれる。

で、一昨日行ったお店は近頃まれに見る秘境?にあるイタリアン。ナビがあるからなんとか行けたが、田畑や山河を抜けてどこまで行くの?ってところ。「アレじゃない?」と娘が指さす小高い丘の上はそういえばイタリアのトスカーナ地方を思い出させる雰囲気。細い道を上がっていくと、いきなり鶏の鳴き声に出迎えられる。「山羊も飼ってるそうですよ。」という婿殿の声を聴きながら、それにしてもこのおしゃれなお店の造りは?と建物周りをウロウロ。入ってみれば天井からどこから至る所にドライフラワーが飾られた不思議な空間。そして食べたものが全て美味しい。ニョッキは近年にない美味しさ。ずっと以前イタリア人のお宅で料理を教えて貰っていた時のお味とそっくり。3人でシェアしつつ色々味わったがどれもこれも美味しかった。店内は満席。どうやらお会計の時婿殿が聞いたら大体満席で予約は難しいとのお返事。この日はたまたま空いていたとのことだった。しかし、このどが付く田舎にこれだけ人が押し寄せているのも不思議。ある意味これもコロナ禍がもたらした結果かも知れない。県外をまたいでの外出を止められ、宴会的なものも駄目となれば、「食」+お遊び的な要素が欲しくなるのかも。勿論美味しかったのが一番の理由だとは思うが。イノシシか猿対策かと思うフェンスに囲まれたこのお店は、まるでぽつんと一軒家の感じ。新しいやり方かも知れない。

で、その時のことをおかずに、翌日は孫べえを迎えに来るという婿殿もわが家の晩ご飯を誘い、美味しい物を食べた後に襲ってくる俄然料理がしたくなる病気が出て、彼のためにスペアリブを仕込んだシチューや和食が好きな孫べえの為にゴボウの煮物、近頃はまっているピーマンまるごと豚バラ巻き巻きなどをどんどん作り、まずは乾杯から。彼と一緒に行った新しいスーパーで買った日本酒を冷酒で。そうこうしていると夫がご帰還。賑やかに食事が進む。やっぱりご飯って、そのものだけじゃない。雰囲気や話題が大きな要素だ。夫もいつになく沢山食べるし、ミュージカルの練習帰りの娘が混じってなおさら盛り上がる。やってきたときは青白い顔をして、疲労困憊といった様子だったが、食べる内に喋る内に元気を取り戻して行く。これなんだよねえ。食の意味は。

料理熱に火が付いたのは、一つには野菜を沢山頂くことだ。あまりに沢山で、これをどうしようと思案して、茄子は辛子漬けにキューリはわさび漬けと新生姜なんかと酢漬けに、、、保存食を作ってもわが家の冷蔵庫には入りきらない。一番良いのは新鮮な内に調理してしまうことだ。ということは夫婦だけでは無理。てことで、孫べえのお預かりを口実に娘もこっちで食べることが続いている。こないだはカボチャと格闘して、二種類の煮物を作ったり、、、、まるで主婦みたいな生活だ。あはっ!

こうして何不自由なく食べられることに感謝。

2021年7月13日 (火)

行脚もままならず。。。

今日の予定では、4カ所友人を訪ねるはずだった。が、一番最初に選んだ場所が悪かった。全くの久しぶりとあって、まあ上がってよ、チョットだけね、とリビングに通されて、たまたまステイワークの娘さんがパソコンをカチャカチャやりつつの側で、、、やっぱり女三人とあいなる。次から次へと話題は尽きず、ばあさん二人の間に若者がチャチャを入れてくるのもあって、あっという間に時は流れる。流石に2時間が過ぎていることに気付き腰を上げる。Mさん手作りのジュースやジャムや佃煮を、「特別よ」と恩を着せられて有り難く頂き、慌てて退散。今度はランチねと約束してのことだ。彼女は口ほどには身体が元気でない。ナント、1ヶ月ほど前に退院したばかりだという。それもどこが悪いとも結論が出ないままだとか。それって、一年前の自分と全く同じじゃないの!?てことで、我々の結論は、「疲れ!」いやはや、考えてみれば昔なら大おばあさんの部類の我々。ちょっと無理しすぎているのかもねえ、となる。彼女の作品はどう言われようが頂きたい美味しさだが、こういう手のものは何もかも一回しか作らなくなったと言う。、、、こうして同病相憐れんで再会を約す。

流石に遅く成りすぎて次なる目的地へは夫から頼まれたものを持って行くのがメイン。用事を済ませてお茶でもと言われるのをお断りして帰路につく。そこから約40分かけて家に着き大急ぎで洗濯物を取り込みブラウスを脱いだまま料理に取りかかる。汗が半端なく流れてくるが、今日に限ってメニューは天ぷら。これは当分無しだなあと思いながらではあった。

昨日夫の実家に雨の降る中娘と出かけ、そこで頂いた大量のお野菜の一部をブツブツ交換の形になったが置いてこられて良かった。あまりに多すぎて午前中かかってその処理に集中したが、それでもまだあるという状態。まあしかし有り難い事だ。冷蔵庫の中にキューリや茄子の酢漬けパックが場所を占領している。今宵は辛子漬けにしたのも食べたし、。。。まだまだ料理しろってことだねえこれは。そういえば、Mさんは近頃老人ホームのお料理を作るというお仕事をどうしてもと頼まれて週半分行ってるらしい。これは凄い。こっちはたった二人の料理でもうんざりしているのに、彼女は大量に作ってるようだ。しかも買い物から全てやるという。いや~何があろうと、このお方はどこまでも現役だ!

人間、人のために生きることがひいては自分の為なんだ。

2021年7月10日 (土)

観劇の日。

コンスタントに二ヶ月ごとに芝居を観るというのは、決まり事としてスケジュールに組み込まれているせいで、そこに向かって予定通り動くこととなる。これが自分で選択して好みの公演を観に行くとなると、あれこれ理由が付いて、まいっかとなり後でああ、あれも行けば良かったこれも観れば良かったとなる。おそらくはそういう感じで参加している人が多いのではないか?昨夜もほぼ満席で長い芝居を観た。

大体2時間で終わるのが相場だが、昨夜の青年劇場の公演「キネマの神様」は2時間50分という長さだった。これはほぼ無いなあ。我々ちぇちの公演も何分に設定するかでいつも悩むし、大体2時間でまとめるのが常だ。

しかし、退屈するほど長く感じたかというと、それがそうでもなかったのは、脚本の良さもあるが、役者の技量やテンポの良さも大いにあると思った。

そしてテーマが良かった。時代の流れによって価値がなくなり寂れ、消滅していくものがある。この場合は映画のあり方が変化して、小さな映画館はあぶくのように消え去ろうとしている。しかし、それを憂えたある老人が初めて書いたブログ、それもひらがなばかりの呟きが多くの人々の共感を呼び、あるとき、それを英語版に翻訳してはどうかと言われ大した考えもなくOKしたら、偽名ではあるがどうやらアメリカの超有名な映画評論家の目にとまり、いつの間にかネットの世界で映画の評論合戦となる。方やどう見ても一流の匂いがする評論。かたや趣味で映画が好きなだけの日本の片隅に暮らす老人のたわごと?しかし、それがどんどん交わされていく内にいつの間にか二人の間には不思議な友情のようなものが生まれてくる。そしてその会話が世界を駆け巡り信じられない数の読者が付く。

しかし、物事には終わりが来る。そのアメリカの評論家は癌に冒され、短いメッセージを彼に残してついには亡くなってしまう。日本の一映画好きの老人はその衝撃で引きこもりになってしまうが、友人たちの支えで再びその古い小さな映画館に足を向ける。。。。

この作品は二人の異国の老人が主人公というのが良い。二人とも映画を愛するという点で心底純真だ。他の登場人物たちは若くてエネルギーがあるが、それだけに余分なものを見聞きして本当に大切なものを見過ごしている。やれお金儲けだ、有名になりたいだ、高い地位が欲しいだとか、、、、これが人間というものかも知れない。年を取ることを嘆いてばかりいても仕方が無い。長い人生の中で自分が創り上げてきた宝物をさえ守っていれば、それだけで良いのだろう。

この長い芝居はそう言ってくれてるような気がした。

老人役の「吉村直」氏はテレビではよく見るがほぼ脇役の人だ。それが舞台俳優として立派な声で素晴らしい演技を見せてくれた。それぞれが輝く場所を持っているんだなあと思った。

面白い演出もあった。

ラストシーン近くで、客席に向かってビデオを廻す人が居て、なんとそれがそのままスクリーンの大画面に映し出されたのだ。まるで我々観客があたかも舞台の上の映画館で観客として映画を観ているような具合だ。席が離れていたが、同じグループの友人達が映し出されて面白かった。この大胆なやりかたは、全員がマスクだというのもあって、抵抗がなかったのだと思う。

コロナを逆手にとってワンダフル!

2021年7月 5日 (月)

義理堅いカナダ人。

カナダがそういう気質があるのか?たまたま彼がそうなのか?とにかく毎年クリスマスプレゼントのスイーツを送ってくれたり、折々に様子伺いを手書きのメッセージカードでくれる。その彼が今回の熱海土砂崩れの現場に近い所に住んでいて、何度も行ったことがあるというのもあり気がかりだった。で、昨日時点で夫が間違えて電話してしまい電気が来てないから充電が出来ないと切られ、それを知らずに娘までもが電話してしまいこれまたゴメンとなったのが昨日。私はこういうときに電話はしない主義なので、どうしたもんだかと考えていると昼過ぎに彼の方からかかってきた。色々話してくれて大体の様子が分かったが、家は無事で交通が遮断されている以外は普通に戻ったとか。勤務している大学には別ルートで行ってるらしい。

まあショックはショックだったようだが、きょうになって少し落ち着いたようだ。空はヘリコプターが飛び交い、消防車やパトカーや自衛隊の車がいっぱいで、まるで戦争みたい、と彼は言う。月末には海外の結婚式の司会を頼まれていて、行くつもりだが、航空事情も大変で、遠回りの便やらあれこれ乗り継いでカナダの実家にも立ち寄る予定だとか。コロナの影響がここにも出ているわけだ。

彼の言葉ではないが、「人間いつどこで災難に遭わないとも限らない。」全く。

今回の災害はどうやら人工的なものが絡んでいるようだ。結局自分で自分の首を絞めるのが人間か。

 

 

2021年7月 4日 (日)

芋掘り。

この歳になって初体験が出来るとは。孫の為にと出かけたが、結構面白くて汗一杯かいての大奮闘。夕食に早速ジャガイモグラタンとあいなって、これが又美味しい。娘もやってきて一緒に食べながら、自分で採ったからのおいしさか、このジャガイモだからかなのか?中が黄色いタイプのもので本当に美味しいと感激しながら食べたことだ。うっかりすると食べ過ぎてしまいそうだった。

しかしまあ、全員体力がない。自分はまあ年だから仕方がないが、娘も孫さえもたった20分くらい必死でやってギブアップ。雨上がりのムシムシもあったせいか、異常に疲れた。友人が曾孫を連れて行くというので同行したが、こっちも小学校3年生と80歳だ。似たようなもんだ。主催者が「もう終わりですか?」と驚いていた。だよねえ。

そのあとロボット教室に行くという娘親子と別れてこっちは友人とアチコチ回り帰宅。もうもう疲れて、ちょっと昼寝でもしないと身が持たないわと思いつつシャワーを浴びて洗濯物をごそごそ。すぐに時間が来て孫べえのロボット教室お迎え。「どうだった?」と聞いても、「あいかわらずめんどくさかった。」と言うのみ。男の子ってねえ。ったく愛想がない。で、そこからは必死でお料理タイム。出来た頃に芝居の稽古から帰った娘と、プールからご帰還の夫が混じり、4人で食卓を囲む。まあわいわい言いながら楽しい食事会ではあったか。

心地良い疲れと言えるかも知れない。

 

友人宅が熱海の土砂災害の近くに住んでいて、気がかりだったが、夫がメールするつもりが間違えて電話して無事を確認した。にしても気になる地形だ。何事もなければ良いが。。。。

2021年7月 3日 (土)

75歳のサービス。

知らなかった。この歳だけ?のサービスのような特別な書類が送られてきた。それはお口の健康状態を歯医者さんでチェックせよ、というもの。昨日届いたその書類を持って早速予約してあった歯医者さんに今日行く。すると、その書類に沿って色々検査されることに。10秒以内に早口言葉が何回言えるか?みたいなものや、10秒間に嚥下動作が何回出来るか?などなど。細かくチェックされて、現在ほぼ異常なしとのこと。そのエックをしている間に側から先生が「蓮井さんはそりゃあ大丈夫やで~、そんなん滑舌やろ?せんでもええと思うで~。。」と面白がってチャチャを入れる。しかし、検査は検査。しっかりやって頂く。多分こういうことがこれから増えるんだろうなあ~。日本のこれがシステムだ。有り難いような、、、。ムムム。毎度、自分の加齢についてダメ押しされてる気分でもある。

 

遂に来年の公演の予定が決まった。Pさんがホールの抽選に行ってくれて、残念ながら希望日バッチリとは行かなかったが、そこに近いところが抑えられたのは良かった。ここが決まらないと何も進まない。これまでよりも大きなホールだし色々考えるべき事が出てくるが、一歩前進だ。それにつれて、楽団のメンバーからもOKのお返事がもらえたし、指導のメインの先生からも快諾頂き心強いことだ。必ずしも万全とは言えないが、個人の小さな迷いや不安は皆でやれば乗り越えられるだろう。小さな力も集まれば大きくなるということは過去にも沢山経験してきている。

昨日訪れた同窓生K氏のお宅で、昨年急逝した同窓生のO氏の話になる。K氏の奥さんも彼が出ていた舞台を見てくださったようで、「ホントに彼はオペラに出会えて喜んでいましたよ。楽しい楽しいって。」と感慨深く寂しげに話してくださる。来年の公演にもし彼がいてくれたらとつくづく思ったことだ。彼が担ってくれたお仕事をみんなで手分けしてやらなくてはならない。黙って衣裳部屋の掃除や草むしりをやってくれて、こういうのが必要かなあ?とスケジュール表を作ってくれたり、お願いしたことは絶対NOと言わずに素早くやってくれた。

失って初めて彼の価値の大きさに思い至る。あの笑顔を噛みしめながら1年ガンバロウ。

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