人は人が好きなんだ。
こういう時代だが、近頃は毎日家族以外の人と会う機会が多い。短時間でも色んな人に会うことが如何に自分を元気づけてくれるかを改めて思う。それぞれの人にそれぞれの生活があり、変化もある。それを全く知らないで一人穴蔵に暮らしていくのは出来ないことだ。この思いは、おそらくは殆ど全ての人に言えるのかも知れない。人流が減らないとかいうのも、そういうことかも知れない。だから、ワクチン接種が二回終わったらランチにというお誘いが既に複数ある。
こうした中で昨日は友人から素晴らしい紫陽花をたっくさん頂いた。最近家に花を飾るのに凝っている娘が大喜び。早速活けた写真を送ってくる。柏葉紫陽花が、わが家もこの人から以前貰ったのを挿し木したのが見事な花を咲かせている。緑の中に鮮やかな真っ白な花がたわわに咲いているのは見るだけで心が清々しくなる。庭に降りてはしばし見とれている日々。
花は良いなあ。ただそこに咲いているだけで、人々を幸せにする。
今日は久しぶりにK画伯をお訪ねした。奥様が一人という珍しい状況で、女二人思いっきりお喋り。こっちは二回済んでるが、あちらはまだ一回も打ててないから気にしながらではあったが、、、。兎に角、この方もたまりに溜まったお話が沢山あり、「私ホント久しぶりよ、こんなにお喋りするの!」と広いアトリエならではの開放感ではあった。窓から瀬戸内海のなんとも形容しがたい景色が見え、遠くに船が行き交い雲がたなびく空も真っ青で、これ以上ないロケーション。ついこういう時代だということを忘れがちになる。彼女は私よりは少しお若いが、広い見識と深い思考力の持ち主で、いつも何かしら教わることが多い。但しその会話の三分の一は旦那様の画伯のことになり、お二人で寄り添いながら歳を重ねておられるのがよく分かる。画伯が90歳になっても立派に創作が出来ているのも彼女の力が大きいのだと思う。思うが、口には出さない。言ったところで真っ向反論されるのがおち。彼女にとってあくまで画伯は画伯なのだ。心底尊敬しきっている。その思いに水を差すようなことは言えないのだった。そして二人で共感し合ったのが、オリンピックだ。首相もここで、止めますと宣言すれば株が上がるのに~。てなことなどなど。
まだ日が高い内に温泉に立ち寄りたく、又近いうちにとお別れして、肩こり解消にと車を飛ばす。日差しを浴びながらのお湯が最高の贅沢。小原庄助さんに習うまでもない。ニュースでマスクは呼吸が少なくなっていて、酸素不足から肩こりや腰痛などなど、体調不良に繋がっていると出てたから、その解消もある。しかし、広い店内は数人しか客はいず、気の毒なくらい。2時間ほどで少し楽になって、気分良く帰宅したら玄関先で夫とバッタリ。あちらはプールからご機嫌で帰宅したところ。そこからは新幹線なみのスピードで食卓を整える。食後猛烈に眠くなり、リクライニングソファで仮眠してしまった。
さ、これからお片付けお片付け~~がんばろ。