DIY
娘が長く使ってない部屋のリフォームをすると言い、数ヶ月前からプランを立てて買い物をし、好天の日を見計らってはせっせっせとやり始めた。こっちはご命令に従って壁紙の端っこを持ったり、道具類を手渡したり、まあ小間使い。面白いことにこの構図は以前母と自分がやっていたことそのまんま。母は自分のことを監督と言い、あれこれ指示を出して、こっちはそれに従いやっていくというものだったが、歴史は繰り返されて、今はこういう状態だ。違いは娘が監督を兼ねているという点だが、時々再々椅子に座りたいこっちにとっては、ま、それも有り難いようなものだ。好きにしても良いという約束で、娘は意外な色彩のペンキを塗ったり、斬新なアイデアで部屋を作り替えようとしている。外国人の友人なんかもよく自分でペンキ塗りをやっていたもんだが、日本人も最近はやるようになってるんだろうか。ともかく、自由にやらせているのが面白い結果を生みそうだ。少し前にプロに依頼して自分の部屋をやって貰ったが、こうして自分流にやるのも良い。第一安上がりだ。DIYのお店には今時あらゆるものが揃っていて、誰でも簡単に色んな事がやれる仕組みになっている。この引きこもりの時代にあってこれはなかなかの遊びだ。
今日は窓から良い風が入ってきて、娘と母の思い出話などしながら良い時間でもあった。この部屋からは屋島も八栗も見えて見晴らしが良い。遊ばしておくには確かにもったいない。いつになったら完成するか解らないが、楽しみなことだ。
昨日の母の日に婿殿からプレゼントにメッセージが入っていて、「まだまだ動けます!」とあったのには思わず吹き出したが、その通り。もう少し頑張ろう。実際先日はわが衣裳部屋をウオーキングクローゼットに模様替えした。これも遊んでいた四畳半の部屋で、おしゃれとは言いがたいが、使い勝手は良くなった。全部一人でやっつけたが、アシスタントがいればもっと良い部屋になったのに~と気に入らない部分もある。それでもまだまだ自分が動ける証と思って一応の達成感はある。
世の中悲惨な事が毎日報じられていて、なんだか申し訳ない気持ちになる。国内は勿論だが、インドの地獄のような有様はいずれ日本もそうならない事を願うしかない。災害レベルとはよく耳にする言葉だが、本当に人間は弱い。弱いことを知っている人が生き残って行くのかも知れないなあ。
日本中のため息が集まってか、明日から天気が悪いようだ。
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