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2021年3月 2日 (火)

一通の封書。

契約している保険会社から薄い封筒が届いた。時期でもないし、一体なんのお知らせかと開封してみる。そこには、驚く内容が印刷されてあった。うちの担当者の女性が逝去したが、今後とも弊社をよろしく、というものだった。この女性はとても誠実な人で、まめに健康伺いをしてくれたり、毎年直筆の賀状や暑中見舞いをくれていた。誕生日も会社のシステムかも知れないが、必ず丁寧なはがきをくれていた。この私よりお若い人だった。何の病気かは分からないが、急なことだった。この薄い封筒をないよりまし、と見るべきかもしれないが、なんだか薄ら寒い気分だ。年に一度会うか会わないかの人だったが、ご冥福を祈りたい。

 

夕べ遅くにやっていたテレビ放送に、興味深いものがあった。一つは被災地福島の現状で、もう一つはアートフラワーデザイナーの男性にかかわるもの。

前者は元東電の社員だったという男性三人のその後、のようなこと。想像でしか無かったが、矢張り彼らも心を痛めて、罪悪感にさいなまれていたというのがよく分かった。東電の社員だというとなぐられるんじゃないかとビクビクしていた、と言う。まあ、そういう人は東電の中に何人いたかは知らないが、多少なりとも同じ感情を持ち合わせながらあの当時を生きていたのではないだろうか?加害者でありながら被害者でもあるわけだ。いまもって、その感情の呪縛から逃れられてはいないだろうが、時間は経った。が、原発の問題は拡大するばかりで、一向に解決に向かっていないのを、国はどう考えているんだろうか?溜まった汚染水を溶かして海に放流するのに30年かかるという。そうしている内に別の問題が起きる可能性もある。

別の番組の中に登場した普通のおじさんが言っていた。「便利というものを手に入れると、必ず何かを手放さなくてはならなくなる。」と。確かそれはプラスチックゴミの問題の深刻さがとり上げられたものだと思うが、地球が今本当に大変なことになってきている。生活そのものを一人一人が見直さなくてはならないのだろう。

 

もう一つの花屋さんの取材も良かった。施設の母親に花を贈る70代とおぼしき男性が、受け取って喜ぶ母親の動画を見て涙するの図は美しかった。二人で築いたイチゴ農園を夫の病気で一人守る女性が、月に一度帰宅する夫を迎える様子にも感動したが、その女性が自分のために瓶詰めのアートフラワーを買い、ガラスの中で美しく朽ちていく様子を自分に重ねて眺めるというのに惹かれた。で、今日早速自分で瓶を購入してやってみた。写メを送ると娘から拍手を貰ったが、これはなかなか良い感じ。

 

いろんな生き方があるなあ。

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