大晦日。寒さひとしお。
と言いつつ、ずっと引きこもって料理や家事にいそしんでいるので、むしろ暑い時もあるくらいだ。歌会の短歌締め切りだというのに雑念が多くてちっともまとまらない。この状態を詠めば良いようなものだが、そうすると似たような歌ばかり出来てしまう。少しばかり斬新なのを、とか、色気を出すのでなおさら出来ない。
にしても今年は早かった。コロナに気を取られている内にあっという間に時間が経ち、沢山のものを奪われて何も出来なかった感のみが募る。数字には麻痺させる要素があり、今日の東京の1300人超えも、あそ、てなもんだ。何故、こうなる前に手を打てないのか?ホントに不思議。一般ピープルが考えてもこの先どうなるかが分かっているのに、お偉い専門家やお国を動かせる人たちは亀よりも歩みがのろい。来年という年が、一体どうなるのか?困ったときの神頼みも今回ばかりは止めないといけない。「持論を真っ赤になって通す人」から「不安で青白くなる人」へと政権が移ったが、何の意味も無い。「まくし立てる人」から「しどろもどろ」になる人に変わっただけで、どちらも話し方教室に通って貰いたい位のもんだ。
夕べ遅い時間にNHKで世界の医療従事者の実態をドキュメント式で放映していたが、お風呂上がりで湯冷めは嫌なので沢山は見なかった。内一つが、アメリカだったか、看護師のでっぷりした女性が罹患してしまい、「コロナダイエットよ!」と明るく入院し毎日の自分の様子をスマホに撮り続けた。が一週間位しか生きられなかったように記憶する。まだ若い息子さんが、「最後まで自分の命より他人の命を考えていた母でした。この母に恥ずかしくない生き方をしようと思っています。」と言っていたのが印象的だった。確かに凄い人だった。そしてあの病気の怖さも十分届いた。あんなに健康そうな人があっという間にあんな風になるなんて!やっぱりかなり怖い病気であることには違いない。
母の施設から、みんなで年越しそばを食べている写真が送られてきた。大きなエビがのっていて美味しそうだった。、、、いつもならわが家の年越しそばをみんなで囲むところだが、今年はそうはいかない。娘の家族と我が夫婦のみでお昼食べて、夜はそれぞれが引きこもり。ま、これも悪くない。明日はまたお雑煮を食べに来るらしい。それで良い。こういうことさえ出来なくなったらホント大変だ。
雪だ雪だと脅されたが、やっぱり降ら無かった。子供は待っていて、一瞬の雪に小躍りしたもんだが、ほんのお湿り程度でち~ん。ま、そんなもんだ。
取りあえずわが家は平和に暮れようとしている。。。。